PostgreSQL で献血データベースを作ろう

Tcl で使おう

データの登録をいちいち insert や update で行うのは, ちょっと面倒. 私もこの方法を覚えているのではなく, 登録するときには, 例 (1) を見ている始末. そこで, 流行り (?) の GUI を作って, マウスをポ チポチっとするだけで, データの登録や変更ができてしまうようなものを作り ましょう. ここでは Tcl/Tk を使 います.

GUI を担うのは, Tk です. Tk では, あらかじめ用意されている部品を配 置していくような感じで, 簡単に GUI を組み上げていくことが可能です. 別 の Tk の特徴に, 別の言語との親和性が挙げられます. Tk というと Tcl とペアで語 られることが多いけど, PerlRuby などと組み合わせるこ ともできます. でも私は, Tk の相棒として Tcl を選びます. Tcl には少し癖 があって, 性に合わない人もいるようですが, bash 使いの私は, Tcl の文法 は結構好きです (^^)

PostgreSQL とデータをやりとりするのは Tcl, そしてフロントエンドとして GUI を担当するのが Tk. そこで準備として, 例 (2) で作った, 献血履歴を表示させる rec00.sql と同じものを, Tcl で書いてみます. rec00.tcl が, それです.

PostgreSQL とデータをやりとりするためには, libpgtcl.so を load する 必要があります. そして, 以下の関数を使って, データのやりとりを行います. なお, 必要に応じて catch を使い, 不足の事態に備えています.

基本的な使い方はなんとなくわかったので, 次は, 使いやすい GUI を Tk で作ってみますね. でも, ちょっと待って下さい (^^;



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