ディスクの中の住人たち (1999-03)

Note PC に入れたアプリケーション達の記録です. 初めはそれだけのつもりでしたが, 最近はいろいろ書いてます (^^;



1999/03/31

NTP ( ntp-4.0.92c.tar.gz)

[V400HS] Slackware には, /usr/sbin/netdate というコマンドがあり, これでも時刻合わせはで きたのですが, 最近, それができなくなった (T_T) ので, きちんと した NTP のクライアントを入れてみました.

コンパイルは簡単. make install すると, 当面は必 要そうじゃな い ntpd とかもインストールされそうだったので, ntpdate/ ディレ クトリで make install し, ntpdate だけをインストール.

使い方も簡単で, root になって, NTP サーバの名前を引数にして ntpdate を起動するだけ. その後に /sbin/clock -w と すると, CMOS 時計の時刻も修正してくれるようです. 後で crontab に設定して, 週に 1 回くらい起動させて, 時刻合わせをするように したいと思います.

SCSI ホストアダプタのドライバ更新 ( aic7xxx-5.1.11-2.0.36.patch.gz)

[V400HS] 昨日追加した PC カードアダプタ を認識させるべく, linux/drivers/scsi/README.aic7xxx に書 いてあるサイトへ行くと, カーネル付属のものよりも新しいドライバ を発見. このパッチを当てて, カーネルを作り直してみました.

結果は, ばっちり成功 (^^)v. mount -t msdos /dev/sdb1 /mnt でマウントし, 読めま した. 最初のアクセス時に時間がかかるせいか, 警告メッセー ジみたいのが出ますけど, 問題なく読めるようです.

ついでに, linux/drivers/net/3c59x.c に書いてあるサイトで, 新しい 3c59x.c をもらってきたんですが, そっちはコンパイル失敗 :-p. 元に戻しました.

1999/03/30

CardDock-EX/SC (I-O DATA)

[V400HS] デジタルカメラのメディアが PC カード (ATA) なので, それを読むために, PC カードアダプタを付けました. 取り付け後, Win 側で動作確認. カメラで撮影した JPEG 画像を, 無事に読むことができました. 画像 viewer を持ってないなぁと思っていたら, IE4 が起動したし (^^;

で, Linux. 起動時に認識されてはいるようですが, mount できて ません (T_T). file system を msdos や vfat にしても, wrong fs type, bad option, bad superblock on /dev/sdb, or too many mounted file systems と出ます. /dev/sdb1 とパーティッショ ンを指定してマウントしようとすると, うんともすんとも言わなく なります. カメラでフォーマットをする のではなく, Win でフォーマットすれば認識するのかなぁ…

以下は, SCSI 接続されている MO と PC カードアダプタに, それ ぞれメディアを入れて起動したときの, dmesg です. 解決方法をご存 知の方がいらっしゃいましたら, 教えて下さい

(scsi0) <Adaptec AHA-294X SCSI host adapter> found at PCI 11/0
(scsi0) Narrow Channel, SCSI ID=7, 16/255 SCBs
(scsi0) Warning - detected auto-termination
(scsi0) Please verify driver detected settings are correct.
(scsi0) If not, then please properly set the device termination
(scsi0) in the Adaptec SCSI BIOS by hitting CTRL-A when prompted
(scsi0) during machine bootup.
(scsi0) Cables present (Int-50 NO, Ext-50 NO)
(scsi0) Downloading sequencer code... 412 instructions downloaded
scsi0 : Adaptec AHA274x/284x/294x (EISA/VLB/PCI-Fast SCSI) 5.1.4/3.2.4
       <Adaptec AHA-294X SCSI host adapter>
scsi : 1 host.
  Vendor: DELTIS    Model: MOS321            Rev: 3.40
  Type:   Optical Device                     ANSI SCSI revision: 02
Detected scsi removable disk sda at scsi0, channel 0, id 1, lun 0
  Vendor: I-O DATA  Model: CardDock/SC       Rev: 1.20
  Type:   Direct-Access                      ANSI SCSI revision: 02
Detected scsi removable disk sdb at scsi0, channel 0, id 2, lun 0
(scsi0:0:1:0) Synchronous at 5.0 Mbyte/sec, offset 8.
SCSI device sda: hdwr sector= 512 bytes. Sectors= 446325 [217 MB] [0.2 GB]
sda: Write Protect is on
 sda: sda1
(scsi0:0:2:0) Synchronous at 5.0 Mbyte/sec, offset 15.
SCSI device sdb: hdwr sector= 512 bytes. Sectors= 28559 [13 MB] [0.0 GB]
sdb: Write Protect is off
 sdb: sdb1

あと, mount に失敗したときに, dmesg に残されるメッセージ.

Disc change detected.
VFS: Disk change detected on device 08:10
SCSI device sdb: hdwr sector= 512 bytes. Sectors= 28559 [13 MB] [0.0 GB]
sdb: Write Protect is off
 sdb: sdb1
[MS-DOS FS Rel. 12,FAT 16,check=n,conv=b,uid=0,gid=0,umask=022,bmap]
[me=0x0,cs=0,#f=0,fs=0,fl=0,ds=0,de=0,data=0,se=0,ts=0,ls=0,rc=0,fc=4294967295]
Transaction block size = 512
VFS: Can't find a valid MSDOS filesystem on dev 08:10.

さらに fdisk. DOS 12-bit FAT ってのが怪しいのかなぁ…

bash# fdisk /dev/sdb

Command (m for help): p

Disk /dev/sdb: 64 heads, 32 sectors, 13 cylinders
Units = cylinders of 2048 * 512 bytes

   Device Boot   Begin    Start      End   Blocks   Id  System
/dev/sdb1   *        1        1       14    14262+   1  DOS 12-bit FAT
Partition 1 has different physical/logical beginnings (non-Linux?):
     phys=(0, 1, 1) logical=(0, 0, 6)
Partition 1 has different physical/logical endings:
     phys=(950, 5, 5) logical=(13, 59, 18)
Partition 1 does not end on cylinder boundary:
     phys=(950, 5, 5) should be (950, 63, 32)

[2 hours later] mount -t msdos /dev/sdb1 /mnt とやると, マ ウントできました. しかし, ls とかをしようとすると, 依然として 固まります. ps でチェックすると STAT が D (uninterruptible sleep) になってしまい Ctrl-C とかも効きません (T_T). 確かに, Win で使っているときも, 最初のアクセスは遅いのですが…. SCSI のドライバのせいでしょうか?

1999/03/20

Netpbm ( netpbm-1mar1994.p1.tar.gz)

[Let's note mini] で入れたのと同じです. 前にも入れた んで すが, 挙動が変だったので入れ直しました.

1999/03/19

LinuxWorld Conference Janpan'99

F 原君 :-) と待ち合わせて, 行ってきました. 東京国 際フォーラムへ行くのは, 初めて.

まずは展示. 狭い会場に, 詰め込んだという感じ. この業界では 有名な会社もあれば, こんな会社まで出展してるんだぁというような 会社もあった. 出版社の出展も目立つ. もともとがビジネス向けの conference ということもあり, お! というようなものや, 遊び心の あるようなものは見られませんでした :-p. でも, 初めて実物を見た Cobalt Qube と RaQ に は, 少し感動.

休憩してから, BOF にもぐり込む. 配布形式 (tgz, deb, rpm) に 関するものと, 今後の Linux に必要なものに関するもの. 私自身が 明確な目的意識を持って参加したのではなく, ほとんど傍観者だった のですが, それなりに良い刺激を受けたと思います (^^). でも, 配 布形式の BOF の最中にとったアンケートで, tgz 派 (Slackware or PlamoLinux) がメジャーだったのには, ちょっとびっくり (^^;

帰りに, 私にとって便利な千代田線が案内板にあったので, それ に従って歩いたんですが, 歩けど歩けど駅に着かない. 結局, 日比谷 駅まで歩かされました :-p

[翌日補注] 翌日の読売新聞朝刊に, 記事が出てました.

1999/03/15

Netpbm ( netpbm-1mar1994.p1.tar.gz)

[V400HS] 前に入れてたんですが, Tgif で GIF 出力するときに呼ばれるコマンドの挙動が変だったので, 再インストー ル. 多分, 色名データベースのパス名を適当にいじってしまったのが 原因でしょう. Let's note mini のほうも入れ換えておかないと…

1999/03/13

カーネル 2.0.36 + RT-Linux 1.1 ( linux-2.0.36.tar.gz + rtlinux1.1.tgz)

[PC750] 前に入れた RT-Linux, 一応使えてはいるのだが, ちょっとおかしい (;_;). rt_task_make_periodic で動かしているタスクの周期が, 指定よりも ちょっと短いんです. 指定した値の 9 割くらいで動いているようなん ですが, どうも指定した値によって微妙に違っているみたい. 時間の 計算時に丸められているのかと疑ったけど, そこは正しいみたい (T_T).

解決法を探すべく, RT-Linux のページへ行くと, 新しいのがリリースされていた. ならばというこ とで, 入れてみました. 実はインストールマニュアルらしいものが見 当たらず, 結構手間取ってしまいました. なので, 自分の備忘録を兼 ねて, 今日はちょっと詳しめに.

  1. /usr/src/linux を削除 (or 名前を変更) し, linux-2.0.36.tar.gz を /usr/src 以下に展開. /usr/include/asm, /usr/include/scsi, /usr/include/linux のシンボリックリンクを設定した後, いつも通り make mrproper.
  2. rtlinux1.1.tgz を適当なところで展開. rtlinux/README (短い!) を読んで, 書いてある通りにカーネルにパッチを当てる.
  3. フロッピーディスクをフォーマット. 後はいつも通りに, make menuconfig (モジュールをサポートさせる), make dep; make clean, make zdisk (念の為), make modules, make modules_install.
  4. rtlinux のディレクトリにある rtl を, /usr/src に cp -r.
  5. rtl/README (これも短い!) を読み, make all する. これで, モジュールができる.
  6. make zdisk で作ったディスクを使って, 再起動. こ れで作業は一応終わり.
  7. 動作テストをしてみる. root で cd /usr/src/rtl/examples/frank. README を読 み, make; make test とする. 画面のメッセー ジに従いながら Enter を押していると, そのうち画面が Frank と Zappa で埋めつくされる (前の, 2tasks というサ ンプルと同じです).

0.6 の頃との違いをまとめると, こんな感じ.

これで, 時間の変なところが直っているのかは, まだ不明です (^^;. それどころか, 0.6 時代に作ったソースそのままで, 1.1 でも いけるのかどうかも確認してません. なお, バージョン名に RTL1.1 が付 くので, Netscape Navigator の User Agent 名はちょっとカッコい いかもしれません :-)

$ uname -r
2.0.36.RTL1.1

[使ってみてからの補注] 1.1 と 0.6 の違いは, 他にもありまし た.

で, 私が懸念していた時間のずれの件ですが, これは, ばっちりう まくいきました (^^)v

1999/03/04

Linux Weekly News 日本語版 「ChangeLog」購読

週に 1 度くらいのトラフィックなら, WWW で毎日アクセスするより も負荷は軽いので, いいでしょう (^^; 週末の楽しみが, また 1 つ 増えましたね.



[うさぎ]

m@sa.to or msato@iis.u-tokyo.ac.jp