Panasonic Let's note mini (CF-M32J8)


基礎

CPU

MMX Pentium 166

メモリ

32MB (初期値) + 32MB (増設)

内蔵ハードディスク

2GB (Windows98 と Linux で折半. Windows98 がプリインストール されているので, 不本意ながら Windows98 ユーザになってしまいま した)

オプションで購入したもの
Ethernet カード

SuperSocket RE450T (8000 円程度で購入). 最近, 10Base-T のコネク タとの接触が気になる.

モデムカード

56K ファックスモデムカード FMC-561. 刺すだけで使えています.

TA

INS メイト V30 Tower. NTT で取り扱ってる, 安い奴. RS-232C で繋 いでます. PPxP で使うための機種別スクリプト (っていうのか?) は こんな感じ.

include standard

Name            "INS Mate V30 Tower"
MaxDTESpeed     115200
Initialize      "AT$N11=0E1"

これがベストかどうかはわかりませんが, とりあえず動いてます.

CF カード型 PHS

Air-H" の CFE-02 (NEC Infrontia) を使えています. PPxP で使うための機種別 スクリプトは, こんな感じ.

include standard

Name		"NEC Infrontia CFE-02"
MaxDTESpeed	115200
Initialize	"ATZE1V1&D2X4\\V1\\X1S0=0S7=60S30=0"

初期化文字列 (Initialize) は, Win98 で接続した際のログから 抽出しました.

ただし, PPxP を抜けてもカードの LED が消えません (^^; 消す ためには, cardctl status の結果を見てから, 例えば cardctl eject 0 とかしています.

ちなみに CFE-02 が動いている環境は, Linux 2.0.36, PCMCIA-CS 3.1.29, PPxP 2001080415, userlink 0.99c です. PCMCIA-CS はなるべく新しい方がいいと思います.

Linux で使う

私は Slackware 3.5 (Linux JAPAN 11 月号付録) + PJE-0.1.2 (FTP で取り寄せ) という 構成にしました.

インストールの流れ (手抜き :-)
  1. FDD を繋いで, Windows98 に PCMCIA Ethernet Card のドライバ (FD で供給されている) をインストール (ここだけ FDD を 使用. FDD が無い場合は, クロスの RS-232C を使って Win 同士でネットワークを作ってコピーする?).
  2. Windows98 側で, ネットワークの環境を整える.
  3. Samba を仕込んだ Linux BOX に Slackware の CD-ROM を差し, SLACK350/install/fips-15c をもらってくる (別に FTP で もいいけれど). デフラグの後, fips する.
  4. ついでに SLACK350/kernels, SLACK350/slakware, color.gz と, Linux BOX の /root にある loadlin.exe (lodlin16.zip を 解凍すると出てくる) をもらってくる.
  5. マシンを DOS モードで再起動. us で英語モードに した後, loadlin でインストーラを起動する. 具体的には, kernels/bare.i/zImage と color.gz を loadlin.exe と同 じディレクトリに置いて, loadlin zimage initrd=color.gz root=/dev/ram rw とする. この辺は Libretto など, インストール 中に FDD を使えない機種の場合と同じ.
  6. 後はいつも通り, Slackware をインストールする.
  7. X の設定をする (XFree86 3.3.2 時代だったもんで).
  8. PJE も入れてしまう.
  9. ALSA で音を出す.
このマシンの良い所
  1. 他のノートは知らないけど, 素直なマシンだと思います. Linux のインストー ルで, 特に迷うようなことはありませんでした. 何だかんだ言って, これが一 番嬉しい特長だと思います.
  2. 別売りだけど, 大容量バッテリが 8 時間もつらしいです (買ったけど, 使っ たことがありません).
  3. OS 以外の余計なアプリケーション (ワープロソフトなど) が入っていま せん. 人によっては損に感じるかもしれないけど, プレインストール ソフトをアンインストールせずに Linux を入れられるのは嬉しいで す. 余計なトラブルも生じませんし.
  4. 光学式トラックボールは, 思っていたほど使いづらくなかったです.
  5. ノートパソコンの新機種登場の時期だったので, 比較的安かった :-). で も, 購入してからもどんどん値下がりしているみたいですが, 悔しい 思いをしたくないのでチェックしてません (^^;.
このマシンの悪い所
  1. 否応なしに Windows98 正規ユーザになってしまいます. 現在では, ノー トパソコンユーザなら宿命かも. でも, Windows98 のパッケージはま だ開けてないので, ユーザ登録はしてません :-p
  2. 標準で FDD が付属していません.
  3. キーボードが小さい. A5 サイズなので当たり前ですが, タッチタイプで きるぎりぎりの小ささだと思います.
  4. 音のチップが新し過ぎて, カーネルバージョン 2.0.x 付属のドライバで は音が出ないようです. でも, ALSA を使えば音が出ます (^^).
  5. 一部で, レッツラー なる言葉があるらしいこと (--;). 何でも Niftyserve のあるフォーラム内で生まれた言葉らし いんですが, 私は耳にしたことがありません. 私も他称「レッツラー」 の仲間入りです :-p.
スクリーンショット
[Screen Shot with mpg123
	and alsamixer (9k)]

上方の小さな kterm では, mpg123 を使って MP3 を再生中. 背景が黒 い kterm では, alsamixer を使って音量などを調整中. 仮想画面は 8 枚用意して, 1 つのアプリケーションで 1 画面を使うようにして います.

他に知りたい情報があったら, 連絡下さい.



[うさぎ印] おたより, お待ちしています

sato.mshr@gmail.com