ディスクの中の住人たち (1999-01)

Note PC に入れたアプリケーション達の記録です. 初めはそれだけのつもりでしたが, 最近はいろいろ書いてます (^^;



1999/01/31

Advanced Linux Sound Architecture (ALSA) - Driver (alsa-driver-0.3.0-pre2.tar.gz, alsa-lib-0.3.0pre3.tar.gz, alsa-utils-0.3.0-pre3.tar.gz, alsaconf-0.2.1.tar.gz)

[Let's note mini] ずぅ〜っと「音を出したい!」って思っていて, ときどき思い出して はサーチエンジンや Linux Users ML で情報を探していました. 先日, 私の CF-M32J8 よりも新しい CF-S22J8 で音が出たという情報を見つ けたので, それを参考にして音出しにチャレンジしてみました.

まずハードの設定をいじります. 変更したのは, サウンドポート の以下の部分.

こう変更すると, 赤外線ポートの DMA は自動的に 3 に変更され ます. 不本意 :-( ですが, ここで Win を立ち上げて, 音が出ること を確認.

次に, カーネルの確認. モジュールを有効にして, サウンドの設 定を無効にしておきます.

そして, alsa-driver-0.3.0-pre2.tar.gz, alsa-lib-0.3.0pre3.tar.gz, alsa-utils-0.3.0-pre3.tar.gz を, こ の順でインストール. どれも INSTALL の通りですが, alsa-driver-0.3.0-pre2.tar.gz のインストールは ./snddevices ま でで, /etc/conf.modules の設定は後回しにします.

というわけで, 3 つのインストールが終ったら, alsaconf を使っ て /etc/conf.modules を作成します. バージョンが 0.2.1 と, 前バー ジョン対応のもののようですが, 一応使えたみたいです. ポイントは IO port の設定です. ハードに設定してある 0x220 ではなく, 0x370 とすることです. IRQ はリストにありませ んでしたが, 11 と入力. Max. First (or Second) DMA size in kB は 64, それ以外はデフォルトにしました. 無事終了すると, /etc/conf.modules にそれなりの設定が増えてます.

そうしたら, モジュールをロードします. /etc/conf.modules を参 考に, このようにしてみる.

# modprobe snd-opl3sa
# modprobe snd-pcm1-oss

よしっ, amixer で音量設定だぁと思ったけど, amixer が動かな い (--;). パーミッション関係のエラーメッセージが出ているようで す. su root すると amixer が使えたので, パーミッション関係のエ ラーと確信. 手当たり次第 ls -l して, 関係するファイルのパーミッ ションを調べたところ, /proc/asound/dev/* の持ち主/グループが root.root で, パーミッションが crw-rw---- になっているのがわか りました. このファイルを安易に chmod しようとしたけど, 失敗. alsa-drivers のドキュメントに grep root をかけて調べたところ, INSTALL ファイル中に snd.o のオプションに関する記述を発見. snd モジュールをロードするときに, snd_device_mode でパーミッション を指定できるようです. なので, さっきロードしたサウンド関係のモ ジュールを片っ端から rmmod して, 次のようしてモジュールを再び ロード.

# modprobe snd snd_device_mode=0666
# modprobe snd-opl3sa
# modprobe snd-pcm1-oss

これで amixer 起動 (^^)v. でも amixer の代わりに alsamixer を利用. いくつかの Mute を外し, 音量を上げる. そして, 音のテス ト. 例えば…

$ aplay /win/windows/media/tada.wav

ダダ〜ン♪ 鳴ったぁ〜 (^^)v. amixer -w で設定を .amixerrc に保存. 次回からは, amixer -r で設定を読み込めば, 音が出るでしょ う.

1999/01/30

カーネル 2.0.36 ( linux-2.0.36.tar.gz + linux-2.0.x.patch.gz vfatjp-0.8.2d.tar.bz2)

[Let's note mini] ノート のカーネルも 2.0.36 に上げてみました. ノートはコンパイラが egcs-2.90.29 980515 (egcs-1.0.3 release) なので, それ用のパッチも当てました.

終ったら, pcmcia-cs を再コンパイルしておきます.

1999/01/29

Linux Japan 3 月号

しばらく悩んでたんですけど, 買ってしまいました. カー ネル 2.2.x の触りの話や, 非メジャー (というと失礼か) な distribution に関する記事が面白そうだったので, 購入. S.u.S.E. とか, 面白そうだなぁ …

最近, 意図せず CD-ROM が付録に付く雑誌を買うことが多く, 溜 る一方です (^^;.

1999/01/28

カーネル 2.0.36 ( linux-2.0.36.tar.gz + vfatjp-0.8.2d.tar.bz2)

[V400HS] はい, 2.2.0 が出たのは知ってます. でも, もうちょっと落ち着くまで (失敗した人の実例 & 解決法が出る まで :-) 待つのが普通でしょう. というわけで, 2.0.x 系の最新を 入れてみました.

入れるだけじゃつまらないので, モジュール初トライ . 今までモジュール, 成功したことなかったんです (;_;). でも最近, 何となく雰囲気がわかってきたので, チャレンジ です. ついでに, VFAT (Win98 のファイル) での日本語ファイル名を 表示できるようにするパッチも当ててみます.

カーネルのコンパイルなんてどこにでも書いてあるので, 詳細は 略. モジュールも, 何とか成功 (^^)v. ただ, ファイルシステムの VFAT, キャラクタデバイスの serial はうまく働かなかったので, カー ネルに組み込んじゃいました. 2.0.35 で問題だった aic7xxx 用ドライバ も, そのままで OK. ちなみに, こんな感じ.

$ /sbin/lsmod 
Module         Pages    Used by
floppy            11            0
psaux              1            1
aic7xxx           23            1
sd_mod             4            1
scsi_mod           7    [aic7xxx sd_mod]        2
nfs               12            4
isofs              5            0
binfmt_aout        1            0
dummy              1            0
3c59x              4            1
lp                 2            0

こっちもどうぞ.

$ ls /win/windows/*.bmp
/win/windows/1stboot.bmp*            /win/windows/ブルー リベット.bmp*
/win/windows/Plus!.bmp*              /win/windows/ブルー リング.bmp*
/win/windows/しゃぼん玉.bmp*         /win/windows/メタリック フロア.bmp*
/win/windows/エジプト.bmp*           /win/windows/レッド カーペット.bmp*
/win/windows/ゴールドラッシュ.bmp*   /win/windows/レッド タイル.bmp*
/win/windows/セットアップ.bmp*       /win/windows/雲.bmp*
/win/windows/トライアングル.bmp*     /win/windows/花見.bmp*
/win/windows/バンブー.bmp*           /win/windows/砂漠.bmp*
/win/windows/ピンストライプ.bmp*     /win/windows/森.bmp*
/win/windows/ブラック フロア.bmp*    /win/windows/赤レンガ.bmp*
/win/windows/ブルー ウェーブ.bmp*    /win/windows/千鳥格子.bmp*

さて週末にでも, ノート もカーネルのバージョンを上げようかなぁ…

1999/01/27

読売新聞の朝刊

最近話題の, 使ってない Windows 代を返してもらおう (←元ネタ, ここで いいの?) という運動に関する 記事が出ています. 私の場合, Let's note mini に Win98 がプレインストールされている のですが, 何度か使ってしまったのでダメですね (^^;

それよりも, USB ポートや IrDA ポートは 1 度も使っていないん ですけど… (^^;;

1999/01/26

DeleGate ( delegate5.8.8.tar.gz)

[V400HS] 下で入れたもの と同じです. 今 度は, ちょっと試したいことがあって, こっちにも入れてみました. それにしても Pentium II 400MHz と MMX Pentium 166MHz でのコン パイル時間の差に, 驚き (^^;.

1999/01/24

DeleGate ( delegate5.8.8.tar.gz)

[Let's note mini] HTTP に限らず, 様々なプロトコルを中継してくれるソフト. 大阪弁 変換 Proxy サーバ のように, HTML 文書を自動的に変換するフィ ルタを作ってみたくて, 入れてみました.

コンパイルは簡単で, README の通りで OK. できたら, 手動で delegated を 適当なディレクトリへ cp. ただ, いろいろな使い方が できるので, DeleGate のページ から日本語のドキュメントを取り寄せて, 一通り目を 通した方がよさそうです.

で, 問題のフィルタのほうは, 速度は遅いですが一応動作するも のができました. そのうち公開するかもしれません.

1999/01/23

日経新聞の朝刊

パソコン本体が値下がり傾向にあるので, 相対的に OS (といっても, 暗黙のうちに Windows ですが) の値段が高くなっているという記事が ありました. 代表的な OS の値段の表があるのですが, Linux は 0 円 でした :-).

もし, ボールをもってお豆腐屋さんに豆腐を買いに行くような 場合なら, 確かに Linux は 0 円です. ただし, 普通は CD-ROM 代とか, 通信費とか, 書籍代とかがかかりますね (Windows の価格だって, CD-ROM 製作費は入ってますよね?).

1999/01/22

psutils ( psutils-2.2.tar.gz)

[V400HS] Postscript ファイルをまとめたり, 特定ページだけを選択したりす るツール. コンパイルは, make 一発で OK. インストールは, 手動で バイナリを /usr/local/bin/ へ, マニュアル (*.1) を /usr/local/man/man1/ へ cp.

私が Postscript ファイルを扱うのは, TeX 文書の最終形として という場合が多いのですが, dvi2ps を使うときは psnup ではなく, dvi2ps 付属の nup を使う方がよいと言われています.

1999/01/20

DES Challenge III 終了

[V400HS] DES Challenge III ですが, 無数の計算機を擁する Distributed.Net と, 前回の覇者で専用マシン Deep Crack を擁する Electronic Frontier Foundation (EFF) の連合軍が, 開始後 22 時間 15 分で解読に成 功しました (^^)v. 統計のページ によりますと, 全体の約 30% を解析したところで 答えに到達したみたいです. また, 出足は Deep Crack の方がよかっ たですが, 開始後 3 時間程度で Distributed.Net 側の ほうが解読速度が上になってます. PC の進歩は恐ろしや (^^;

1999/01/17

RC5DES のクライアント (rc5des-linux-x86-mt-libc5.tar.gz (v2.7105.431))

[V400HS] 来週始まる DES Challenge III に向けて, 最新のクライアントをインストー ル.

1999/01/14

gnuplot.el

[V400HS] Mule に gnuplot モードを付加してくれる Emacs Lisp. 具体的には, Mule 上で編集中の Gnuplot スクリプトを 1 行ずつ実行したりでき るようになります.

インストールは簡単, と言うか, することなし. gnuplot.el をも らってきて, お好みでバイトコンパイルした後に, 適当なところに cp するだけ. そして, .emacs に次の行を加えました

(autoload 'gnu-plot-mode "gnuplot" nil t)
(setq auto-mode-alist 
        (cons (cons "\\.gp$" 'gnu-plot-mode) auto-mode-alist))

でも, あんまり使ってない (^^;. だって, Mule で 1 行ずつデバッ グしながらグラフを書くということを, あんまりしないから. Mule で gp ファイルを修正したら, gnuplot でそのファイルを load する ほうが多いかな?

読売新聞の朝刊

Linux や BeOS, JAVA に関する記事が出てました. OS は, アプリケーションにとって公共財的な性格をもっているが, Microsoft は OS の使用の全てを公開しているわけではない, という 感じです.

1999/01/11

mcvert ( mcvert-216.shar)

[V400HS] Mac な人から BinHex な画像が届きました. 一応隣に Macintosh Performa も鎮座しているのですが, いい機会なので Linux だけで処 理できるように, ソフトを入れました.

古いソフトなので, ターゲットに Linux を想定していないようで すが, Makefile は無修正で OK でした.

で, BinHex なファイルを mcvert で戻すと, MacBinary (.bin) というファイルに戻ります. いろいろ調べてみると, MacBinary は, ファイルの先頭 128 bytes に Mac 固有の情報があり, 他のマシンに とってはこれが邪魔になるとのこと. で, この先頭 128 bytes は, dd ibs=128 skip=1 if=<in> of=<out> なんてやると, 外せるようです.

dvipsk ( texmflib-7.3.tar.gz, web-7.2.tar.gz, web2c-7.2.tar.gz, dvipsk-5.78.tar.gz, dvipsk-jpatch-p1.4.tar.gz, vftool-1.2.tar.gz, japaneseAFM.tar.gz)

[V400HS] 下で入れた Graphics パッケージ を早速使ってみようと思い, EPS ファイルを出力しようとしました. でも, エラー (;_;). なんでも, dvi2ps のドライバが, \resizebox にか何かに対応していないみたいです. なので思い切って, dvipsk を入れてみることにしました.

サーチエンジンでざっと調べたところ, インストールのログ を見つけたので, これをなぞってインストー ル. まず最初に, texmflib-7.3.tar.gz (これは不要だったかな?), web-7.2.tar.gz, web2c-7.2.tar.gz を展開して, web2c-7.2 という ディレクトリで更に dvipsk-5.78.tar.gz を展開して dvipsk-jpatch-p1.4.tar.gz を当てる. そして ./configure & make したけど, 途中でコケる (--;). 深く考えずに dvipsk ディレ クトリに降りて, make & make install. そして $TEXMF/dvips/config/config.ps のデフォルトの解像度を変更して, 試しに使ってみる. 一応動いているみたい.

次に vftool-1.2.tar.gz, japaneseAFM.tar.gz を展開して make. コ ケたので調べてみると, Makefile の先頭でフォントのパスを指定し ている部分が, 私のシステムとは違っていたみたい. そこを変更した ら, あっさり成功. インストールして, 設定をいじったんですが, こ の作業にどんな意味があって, また本当に正しく機能しているのかは, 今のところわかりません (^^;. とりあえず本文の日本語は出力でき ているので, いいでしょう (^^;

ただ, Gnuplot で作った EPS ファイル中にある Helvetica-Ryumin というフォント がわからんというエラー (警告か?) を吐いているので, 将来的にそ こが問題になるのかも.

RC5DES のクライアント (rc5des-linux-x86-mt-libc5.tar.gz (v2.7103.427))

[V400HS] 実は最近, こいつの調子が悪かったんですね. 上流のサーバと 接続できていないようなエラーメッセージを出してました. どうしてかなぁといくつかの国内の関連ページを見てみたら, どうやら DES Challenge III に向けて proxy サーバなどのテストをしている らしいということがわかりました.

ちなみに, DES-TEST-2 は PST で 01/12 の午前 9 時 (JST なら 01/13 の午前 2 時?) から, 本番の DES-III は同じく PST で 01/18 の午前 9 時 (JST なら 01/19 の午前 2 時?) からのようです.

一応, クライアントのバージョンを最新に上げておきました.

1999/01/09

『PC UNIX ユーザのための PostgreSQL 完全攻略ガイド』

前に 入れた PostgreSQL に関する本を買いました. SQL に関する本は いくつか出ているのですが, PostgreSQL や PC-UNIX での利用に絞っ た本は, あまり見かけませんでした. 『FreeBSD/Linux で使う PostgreSQL 詳解』 と, どっちにしよ うか迷ったんですが, 前者を選んだ決め手は…

あと Plamo Linux 1.3.1 が付いているのも, ある意味, 魅力的かも (私は Software Design の付 録で 1.3.0 を持ってますけども).

全体を通読すれば, おおよその使い方は分かりそうですが, 全て については書いていないようなので, これで概要を掴んだら英語のマ ニュアルを調べるか, 別の本を探してみます. なんてやってる暇があ ればいいんですが…

1999/01/07

LaTeX2e に Graphics パッケージを入れる

[V400HS] PJE から ptex を入れまし たが, pLaTeX2e は今まで使ったことがなく, ずぅ〜っと jlatex で した. 先日, せっかくだから pLaTeX2e も使ってみようと, 手始めに EPS ファイルを取 り込もうとしたら, エラー (;_;). どうやら, 必要なファイルがなかっ たようでしたので, 入れてみました.

一式を CTAN から入手. 00readme.txt を参照して作業をするけど, サンプルファイルのコンパイルができない (T_T). 一時は諦めたんで すが, ふと気になったのが $TEXMF/ls-R. ls-R があると kpathsea の処理が速くなるということは, これがあるとディレクトリを探索し ないのでは?

Graphics パッケージを入れてから ls-R を作り直したら, ばっち りサンプルファイルのコンパイルに成功 (^^)v. ただ, 私が愛用して いる dvi2ps は, Graphics パッケージはあまりよく対応していない (?) ようなのが, ちょっと悲しい…

1999/01/05

読売新聞の朝刊

読売新聞の朝刊の中のほうに, Linux に関する記事が出 てました. 内容としては, Windows との関係やビジネスからみ, 日本 Linux 協会など全般的. 記事の最初に Linux (リナックスあるい はリヌクス) というように, 2 つの読み方が記されてありました. 今のところ, こういう記述方法が現実的かなぁ…

1999/01/04

朝日新聞の朝刊

朝日新聞の朝刊の社説に, Linux が取り上げられてまし た. 全体としては, 人や知識などの資源 (リソース) を囲い込まない で, オープンにするのもいいんじゃない? という文章だったと思いま す.

1999/01/03

読売新聞の朝刊

読売新聞の朝刊に, ビル・ゲイツに挑戦 と題し た記事に, 「ライヌス・トールバルズ氏」による「リナックス」の紹 介がありました. 「ライヌス氏」なら「ライヌックス」だろうし, 「リナックス」なら「リーナス氏」かなぁと思うのですが, どうでしょ う…



[うさぎ]

m@sa.to or msato@iis.u-tokyo.ac.jp