ディスクの中の住人たち (98-12)

Note PC に入れたアプリケーション達の記録です. 初めはそれだけのつもりでしたが, 最近はいろいろ書いてます (^^;



1998/12/27

『プログラミング Linux』

買いました. 5800 円 + 消費税は高かったけど (;_;)

低レベルの open, close や select, あるいは FD_ZERO や FD_SET がよくわからず, しばらく本を探していました. 目次で FD_SET という単語が出ているのはこれくらいだったので, 購入.

Linux の全般的なことや S-Lang への言及などもあり, 面白い本 かも (^^). 確か JLUG の ブックレビューでも取り上げられている (第 6 回?) と思いますので, それも楽しみです.

1998/12/25

/etc/resolv.conf の設定

実は, 同一ドメインでも ホスト名をフルに指定しないとアクセスできない という状況に ありました (;_;). 何度見ても /etc/pcmcia/network.opts には問題 ないし…. で, 何気なく起動スクリプトの /etc/pcmcia/network を眺 めていると, /etc/resolv.conf を参照していることに気づきました.

/etc/resolv.conf には, ただ 1 行 search frop.org と 書いてあるだけ. 何だ, この frop.org は? と思って, これをコメン トにしたら, ばっちり動くようになりました (^^)v. /etc/pcmcia/network は, PCMCIA カードの抜き差しに応じて /etc/resolv.conf に設定を書いたり消したりしているようですが, frop.org の行が悪さをしていたようです.

もう少し, ネットワークに関する基本的な知識が欲しいなぁ…と 思う, 今日この頃です.

1998/12/23

Gnuplot+ ( gnuplot-beta347.tar.gz + gnuplot3.6b347+1.1.8.patch.tar.gz + gnuplot3.6b347+1.1.8.gplt_x11.patch)

[Let's note mini] 前にも入れた gnuplot+ の入れ直 し. zlib を Slackware 付属の 1.0.2 (?) から 1.1.3 に上げ, libpng も入れ直し, そ の後に gnuplot+ をソースから作り直したんですが, 結局 set term png での plot は失敗 (;_;).

仕方ないので, 別マシン でコンパイルした gnuplot+ を cp しました (;_;). 何が悪かったん だろ….

PSGML 1.1.6 ( psgml-1.1.6.tar.gz)

[Let's note mini] Mule に SGML モード を付加する Emacs Lisp 群. 前に 1.0.3 を入れ ていますが, なんとなく動作が変なところがあるので, まだアルファ ですが最新の 1.1.6 をインストールしてみました.

./configure で生成される Makefile の EMACS の右辺を /usr/local/bin/mule に変更して, make. 前回のインストール で 指摘した --infodir の問題は修正されていたので, そのまま make install

使ってみた感じですが, 私が「変だ」と思っているところは, 直っ てませんでした (;_;). なので, すぐに 1.0.3 に戻しました. なお, 私が変だと思っているのは, 属性値に日本語を入力したときに, 挙動 が変というものです. HTML は JIS で編集しているので, 何らかの ASCII 文字とかち合っているのでしょうか?

読売新聞の朝刊

他社の「ハイテク 10 大ニュース」の引用記事内で, 「新たな基本ソフト Linux (リヌクス) の台頭」 が挙がってました (多分).

こんな記事 をチェックなし (チェックできない?) で掲載してしまう新聞社なの で, 社内が「リヌクス」で統一されているとは考えにくく, 多分, 元 ニュースに付けられた読み方か, あるいは一記者の読み方だとは思い ますけども.

ちなみに私は, 発声するときはリナックスが多いですが, リヌッ クスという呼び方も好きです (^^;. リヌクスが現音に近いそうです が, 日本人には発音しにくいと思います.

XPaint 2.5.6 (xpaint-2.5.6.tar.gz)

[Let's note mini] Windows のペイントという感じのソフト. 本格的に絵を描くなら, 最 近は GIMP でしょうが, ちょ こっとしたお絵描きなら xpaint で十分でしょう. TIFF, JPEG, PNG のライブラリがあると, それらのフォーマットも取り扱えるようにな ります. PNG が使えるってのが, いいかも (^^). アーカイブ名には 2.5.6 とありますが, README には何故か 2.5.5 と書いてありました (^^;. でも, コンパイル後に xpaint --help すると 2.5.6 と出てま した.

コンパイルは古式ゆかしく, Local.config をチェック (私は無修 正) した後, xmkmf, make Makefiles, make, make install, make install.man で OK.

早速 X を 16bpp (いつもは 8bpp) で起動しなおして, PNG で保 存できることを確認 (^^)v

Apache の設定

[Let's note mini] 先日入れた Apache の設定をしま した. 1.3.3 はデフォルトの設定が厳しいので, そのままでは一般ユー ザで .htaccess を使ってカスタマイズしたり, SSI や CGI を使うこ とができません.

まず, access.conf . 頭の部分を次のように変更.

<Directory />
Options FollowSymLinks Includes ExecCGI
AllowOverride None
</Directory>

続いて srm.conf .

DirectoryIndex index.shtml index.html

AddHandler cgi-script .cgi

AddType text/html .shtml
AddHandler server-parsed .shtml

やっぱり, マニュアルを読まないとダメですね :-)

1998/12/21

bzip2 (bzip2-0.9.0c.tar.gz)

[V400HS] 下で入れた bzip2 と同じ.

1998/12/20

ImageMagick など ( jpegsrc.v6b.tar.gz, tiff-v3.4beta037.tar.gz, mpeg2vidcodec_v12.tar.gz, ImageMagic-4.1.6.tar.gz)

[Let's note mini] 昨日 と同じソフト群を, ノート に ImageMagick を入れてみました.

bzip2 (bzip2-0.9.0c.tar.gz)

[Let's note mini] 圧縮, 解凍ツールです. 通常使われる gzip (拡張子 gz) に比べて bzip2 (拡張子 bz2) は, 速度は遅いけど圧縮率が高いと言われてい ます. 最近, 特に大きなソフト (Linux のカーネルなど) は, bz2 で も配布が行われているようです.

README.txt に従い, make と叩くだけでコンパイルできました (^^)v. あとは必要なファイル (bzip2, bzip2recover, bzip2.1, bzlib.h, libbz2.a) を適当な場所に cp し, bunzip2, bzcat へ bzip2 からシンボリックリンクを張るだけで OK. ライブラリとヘッ ダはオプションですが, これを使えるアプリケーションもある (ImageMagick ってそうですよね?) ので, サイズもそれほど大きくないので入れておきました.

Apache 1.3.3 (apache_1.3.3.tar.gz)

[Let's note mini] 有名な WWW サーバ. HTML テキストのチェックだけなら不要ですが, CGI や SSI のテストをするときには, あったほうがいいと思います.

コンパイル自体は非常に簡単で, デフォルトでよければ ./configure; make; make install で OK. ただし, 設定がちょっと 面倒かも.

昔は, 簡単に言うと「何でもあり」的な設定がデフォルトだった ようで, インストールしただけで SSI や CGI を動かすことができた と思います. しかし 1.3.3 の access.conf を読むと, First, we configure the "default" to be a very restrictive set of permissions. と書いてあります. こ れを, 以下に緩めていくか, マニュアルを少し読む必要がありそうで す (個人で利用するのだから, 何でもありにしてしまうという手もあ りますが).

sgml-mode もカラーにしたい (その 2)

以前 も sgml-mode のカラー化をした んですけど, 最近 YaTeX のカラフルさに感動 (^^; して, sgml-mode もカラフルにしたいと思 うようになりました. そこで, 以下のような設定にしてみました.

(hilit-set-mode-patterns
 'sgml-mode
 '(
   ("<!--.*-->" nil firebrick)
   ("&[A-Za-z]+;" nil ForestGreen-underline)
   ("[-A-Za-z]+=\"[^>]*\"" nil DarkRed)
   ("</?\\([A-GI-Za-gi-z][^>]*\\|[Hh][^1-6].*\\)>" nil RoyalBlue)
   ("<\\([Aa]\\|[Qq]\\|strong\\|kbd\\|code\\|abbr\\|span\\)[^>]*>[^<]*</\\1>" nil ForestGreen)
   ("<\\([Hh][1-6]\\)>.*</\\1>" nil default/LightBlue1)
   ))

どう? :-) [HTML を編集している Mule] ←早速 PNG (対応していない人, ごめんなさい)

実は, PSGML の info で Display → Highlight を見れば分かり ますが, PSGML 自体に色付けをする仕組みが備わってます. それを使 わずに, 敢えて hilit19.el を使った理由は…

1998/12/19

IJG JPEG Library ( jpegsrc.v6b.tar.gz)

[V400HS] JPEG を取り扱うためのコマンド, ライブラリを集めたもの. IJG (Independent JPEG Group) 自身の手によるもの.

./configure のときに --enable-shared を指定して, shared library も作成しました.

TIFF Library (tiff-v3.4beta037.tar.gz)

[V400HS] 今度は TIFF のライブラリです. 特に問題なく, コンパイル終了.

MPEG-2 Video Encoder ( mpeg2vidcodec_v12.tar.gz)

[V400HS] MPEG2 をソフトウェアでエンコード, デコードするソフト. これも, コンパイルは簡単でした. make install に相当するものがなかった ので, 手でコピー.

ImageMagick ( ImageMagic-4.1.6.tar.gz)

[V400HS] 最近はやり (?) の画像表示, 画像フォーマット変換ツール. 画像の 編集は xv あたりよりもいろいろできそうなので, 「画像をちょっと いじりたいけど, Gimp を立ち 上げるほどじゃないなぁ…」というときにもいいかも.

コンパイルは簡単. 上で IJG JPEG Library, TIFF Library, MPEG-2 Video Encoder を入れたので, それぞれの画像フォーマットにも対応しているはず.

ImageMagick を入れた 1 番の理由は, PNG 対応の画像表 示ソフトが欲しかったこと. xv にも png を表示させるパッチがある ので, そのうちトライします.

1998/12/17

Tcl/Tk (tcl8.0.4.tar.gz + tcl8.0.4jp1.2.patch.gz, tk8.0.4.tar.gz + tk8.0.4jp1.2.patch.gz)

[V400HS] 窓関係を, 結構簡単に扱えるプログラミング言語です. 以前, 本業の データ解析のプログラムを Tcl/Tk で作ったのですが, 近々それを使 いそうなので, 入れておきます. 前にも入れたことがある ので, 特に迷うところはありませんでした.

unix/README を読んでいると, ./configure に --enable-shared を付けると, shared library が作られると書いてあります. Tcl/Tk を Tcl/Tk の形で使う分にはどっちでもいい (?) でしょうが, 例え ば C 言語と Tk をリンクさせたりするときには, shared library に したほうが, プログラムのサイズが小さくなるのでしょうか?

1998/12/14

その後の PC-750

[PC-750] Windows95 をアンインストールされ, SCSI カード (ホストアダプタ) を抜かれ た PC-750 は, 内蔵 HDD 750MB だけで Linux と DOS を, 双方 とも開発環境付で使えるようにしておきたい. そこで, まず PC-DOS J6.3/V と Windows 3.1 をバックアップディスクからインストール.

まず初め, DOS をインストールする前に, C:\CDROM 以下のファ イル (CD-ROM のデバイスドライバ関係) と autoexec.bat, config.sys をフロッピーディスクに保存. その後の, DOS の 1 枚目 のディスクで起動し, 上書きインストール. 案の定, 再起動すると CD-ROM が使えなくなっていたので, フロッピーディスクに保存した CD-ROM 関係のデバイスドライバをハードディスクにコピーし, 同じ く保存しておいた autoexec.bat, config.sys を参考に, 現システム の autoexec.bat, config.sys を編集. 再起動の後, CD-ROM を使え ることを確認.

ここで fips を使って, HDD の領域を分割. DOS + Win 3.1 と Linux で半々に分ける.

次に Win 3.1 をインストール. 実は, Win 3.1 をインストールす るのは初めてです (^^;. これも, 画面の言う通りにインストール.

最後に開発環境ということで, Borland C++ 4.5J をフルインストー ル. 実際は, DOS のコマンドラインから bcc を起動することしかや らないので, 統合環境などは入れなくても OK なんですが, カスタム インストールでどれを選んでいいのか分からなかった (--;) ので, フルで入れました. DOS + Win 3.1 に 300MB 強しか割り当ててませ んが, Borland C++ まで十分に入りました.

不本意にもマインスイーパーにはまりかけてしまいました (^^;. Tcl/Tk で作ろうかな…

Plamo Linux 1.3.0

[PC-750] というわけで, 残りの 300MB 強に Linux を入れるわけですが, この マシンは実験に供されるとはいえ, 日本語環境も欲しい. なので, 前々 から気になっていた Plamo Linux 1.3.0 (Software Design 12 月号付録) を試してみました.

CD-ROM ブートができない旧マシンなので, ブートディスクを作っ て, FDD からブート. 日本語も表示されているし, ばっちりです (^^)v. スワップに 32MB (取り過ぎか?), ルートに残りを割り当てて, インストール開始.

300MB なので, 最初っから X は諦めてました. 「お勧めパッケー ジ」では mini が希望に近いですが, 開発環境も欲しかったので, ディ スクセットをマニュアルで選択. 当然ながら, この辺は Slackware と同じなので, 特に迷うことはない.

マウス (使わない), ネットワーク (ループバックのみ), LILO な どの設定を済ませ, 再起動. 動いているようなので, カーネルを再コ ンパイルしてダイエット. 起動時間が大幅に短縮されました.

が, kon して mule を起動しようとすると, libXaw.so がない とかいうエラー (;_;). どうやら私の選んだ mule は X 用だっ たみたい. で, X 不要版を入れてみると, canna が見つからない . 私は Wnn ユーザなので, かな漢字変換や jvim は Wnn 版を入 れてたんですね (T_T). でも X 不要版 mule は, canna で作られて いる模様. 泣く泣く Wnn 関係を削除, canna を入れて, jvim も canna 版に交換しました. あと, adduser でユーザを作るときのデフォ ルトのシェルが tcsh だったのには, ちょっとドキッとしました (bash 使いなので, tcsh は入れてなかった).

Plamo Linux の感想ですは, 私が「お勧めパッケージ」を使わな かったせいもあるでしょうが, 名前の通りプラモデル的な印象を受け ました (^^). 良く言えば, 簡単にシステムをいじったり, 好きなよ うにソフトを追加できる (他の distribution でもソフトの追加は容 易ですけども), 悪く言えば寄せ集め (インストーラ以外は, Slackware と PJE, JG などからの寄せ集めなのは事実ですが) とい う感じ. 「次に Linux をインストールするときに Plamo Linux を選 択するか?」という問いには, もし Plamo Linux にデフォルト で入っているソフト (特に日本語対 応ソフトや, Slackware にないソフト) をすぐ使いたいなら Plamo Linux, ある程度ゆとりがあるなら Slackware + PJE, 1 度くらい遊 びでインストールできるほどゆとりがあるなら他の distribution と いう具合でしょうか? ただ, Slackware の嫌な面もいろいろ経験して いる (--;) ので, 早々に Plamo Linux に切替える可能性大です (な んていうほど, 再インストールの機会なんてないんですが).

1998/12/12

libpng ( libpng-1.0.2.tar.gz)

[Let's note mini] で V400HS に入れたものと同じ. gnuplot を作り直 すのが目的です.

Gnuplot+ ( gnuplot-beta347.tar.gz + gnuplot3.6b347+1.1.8.patch.tar.gz)

[Let's note mini] というわけで, gnuplot の再コンパイル. ./configure --with-vflib --with-gnu-readline --with-gd --with-png でやったら OK (^^)v. GIF でのダイレクトの出力も可能になりました.

でも, set term png して出力しようとすると, libpng error: Incompatible libpng versions なんてのが出ます (;_;). gnuplot 側で想定している libpng が古いんでしょうか? で も, V400HS に入れた gnuplot で はきちんと PNG で出力できるんですけどねぇ… (T_T). 違うのは, zlib を入れ直していないこと. これが原因?

なお, 前回のコン パイルのとき に --with-gd が効かなかったのは, make clean をしていなかったから という気がしています.

1998/12/10

readline (readline-2.2.1.tar.gz + readline-2.2.1.jpatch.980724.gz)

[V400HS] 今日の目的は Gnuplot+ を入れることです. で, まず始めに readline. 日本語 パッチを当てることで, 日本語の入力なども可能になると思います.

gd (gd1.3.tar.gz + gd1.3.kanji.patch-fix1.1.gz + gd1.3.kanji.environ.patch)

[V400HS] C 言語などで, GIF ファイルを取り扱うことが可能になるライブラリ. 日本語化パッチも当てたので, VFlib 経由で日本語も扱うことが可能 です.

よくある make install ではインストールできなかった (?) よう なので, 手動で cp -i *.h /usr/include/, cp -i lib* /usr/lib/ し, ldconfig -v しました

libpng ( libpng-1.0.2.tar.gz)

[V400HS] 実は, GIF の圧縮技術には著作権があるというのはご存知ですか? な ので, 将来的には (今でも?) お金を払わずに GIF を使うのはマズイ ことになるかもしれません. そういう GIF に換わる画像フォーマッ トとして, PNG (Portable Network Graphics) があります. 最近, ぼ つぼつ web page でも見かけるようになりました.

自分の OS に対応する makefile.* の選択さえ間違えなければ, make は簡単です. なお make するには, zlib が必要 なので, 前もって入れておきます. 私は, 前に入れていた ので, makefile.lnx のライブラリのパスを書き 換えるだけで make install できました (^^)v

Gnuplot+ ( gnuplot-beta347.tar.gz + gnuplot3.6b347+1.1.8.patch.tar.gz)

[V400HS] 今日の大トリです. 有名なグラフ描画ソフトで, カーブフィッティン グなどもやってくれる, 偉いソフトです. VFlib の力を借りて, ラベ ルに日本語を入れることも可能 (^^)v

これまでに入れてきたライブラリを使うために, ./configure --with-vflib --with-gnu-readline --with-gd --with-png として, make, make install. グラフを GIF で出力しても, ばっちり日本語 が表示されています (^^)v

なお, 前に Gnuplot+ を 入れたとき は, configure の出力を見ると gd の組み込みに失 敗していたようなんですが, 今回は無事に成功してました. --with-png が効いているのでしょうか?

AHA-2940J を差す (aic7xxx-5.1.2-2.0.35.patch.gz + aic7xxx-5.1.2-to-5.1.3.patch.gz + aic7xxx-5.1.3-to-5.1.4.patch.gz)

[V400HS] PC-750 に差さっていた SCSI ボード (ホストアダプタ) AHA-2940J を抜き, V400HS に差しました. 差しただけじゃ使えないので, カーネルの再コンパイル.

SCSI support で SCSI disk support と Adaptec aic7xxx を選択. いつも通り makebootdisk の後に make dep; make clean; make zlilo して再起動すると, SCSI ボードの認識のところでミスってい るようで, エラーメッセージを延々繰り返すだけ (;_;). カーネル 2.0.35 付属のドライバに, バグがいるのかなぁ (;_;)

作っておいたブートディスクで起動し (転ばぬ先の杖は大事です ね), drivers/scsi/README.aic7xxx を読む. おかしなことはしてないよなぁ …. それに, Linux での動作実績だってあるし…. ドキュメントの最 後に, aic7xxx 用のドラ イバの FTP サイト を見つけたので, 国内のミ ラーサーバ にアクセス. すると, 新しいドライバが, そこにあ りました.

早速パッチを当てて, make dep 以降の一連の作業を繰り返し, 再 起動. 今度はバッチリ動いてくれました (^^)v. うちは MO を繋いで いるのですが, dmesg の出力はこんな感じ. warning があるけど, 動 いているからいいでしょう (^^;

(scsi0) <Adaptec AHA-294X SCSI host adapter> found at PCI 11/0
(scsi0) Narrow Channel, SCSI ID=7, 16/255 SCBs
(scsi0) Warning - detected auto-termination
(scsi0) Please verify driver detected settings are correct.
(scsi0) If not, then please properly set the device termination
(scsi0) in the Adaptec SCSI BIOS by hitting CTRL-A when prompted
(scsi0) during machine bootup.
(scsi0) Cables present (Int-50 NO, Ext-50 NO)
(scsi0) Downloading sequencer code... 412 instructions downloaded
scsi0 : Adaptec AHA274x/284x/294x (EISA/VLB/PCI-Fast SCSI) 5.1.4/3.2.4
       <Adaptec AHA-294X SCSI host adapter>
scsi : 1 host.
  Vendor: DELTIS    Model: MOS321            Rev: 3.40
  Type:   Optical Device                     ANSI SCSI revision: 02
Detected scsi removable disk sda at scsi0, channel 0, id 1, lun 0
scsi : detected 1 SCSI disk total.
(scsi0:0:1:0) Synchronous at 5.0 Mbyte/sec, offset 8.
sda : READ CAPACITY failed.
sda : status = 1, message = 00, host = 0, driver = 28 
sda : extended sense code = 2 
sda : block size assumed to be 512 bytes, disk size 1GB.  

1998/12/09

New PC に入れたもの

[V400HS] 去る 12/02 からインストールを開始し, 日常業務で運用できるとこ ろまでいきました. 本当はいちいちインストールしたものについて説 明していきたいのですが, 量が多いし, 以前にインストールしたこと があるものもいくつかあるので, まとめて箇条書きにしちゃいます (^^;

xlockmore ( xlockmore-4.12.tar.gz + risyu-0.00.tar.gz (^^;)

[V400HS] X のスクリーンセーバです. ざっとマニュアルを読んだところ, 「し ばらく触っていないと, スクリーンが書き換わる」という機能は見当 たらなかったのですが, それなら /etc/rc.d/rc.M で呼ばれる setterm -black 15 が役目を果たしてくれるのでいいでしょう. とい うよりは, xlockmore という名が示すように, X をロックしてくれます. ちょっと席を離れるけど, いちいちログアウ トするのは面倒というときにお勧めです.

さらにサーチエンジンで xlockmore を調べていて見つけた, 離珠モードを付け加えるパッチ も当てます (^^)

コンパイルは一本道です. 昔のバージョンには shadow password の取り扱いで面倒なこともあったようですが, このバージョンは特に 気にすることもないようです. ただ, GIMP を PJE から入れたときに Gtk+ も一緒に入るのですが, 一部のライブラリが無い (?) ようなの で, ./configure --prefix=/usr/X11R6 --without-gtk としました.

その後に, 離珠パッチを当てます. バージョン 4.11 用とありま すが, 4.12 でも問題無く当たりました. その後は xmkmf -a; make; make install で OK. xlock -mode risyu で起動するか, リソースの XLock.mode を risyu に設定しましょう :-)

AD12-16LG (PC)

[PC-750] ソフトではなく, ハードですけど (^^;

V400HS の登場で隠居した PC-750 に第 2 の人生 (パソ生?) を歩ませるために, A/D ボードを差しました. A/D ボードというのは, 簡単に説明すると, 電圧 (Analog) をパソコンが処理できるデジタル (Digital) 信号に変換するボードのことです. これと適当なソフトを 利用することで, 電圧をパソコンで計測し, 更にはその値に応じて何 らかの処理を行うことが可能になります.

サウンドボードやビデオボードなどに比べると, 一般のパソコン ユーザが目にする機会は非常に少ないと思いますが, こういう非一般 的な分野でも, マイクロソフトの OS, あるいはその上で走る処理系, 制御系が幅を効かせているんですね :-p (もっと特殊に, 例えば大き な工場の制御なんていうと, パソコン OS ではなく, 特殊な専用のソ フトが利用されていますけども). ここで Linux ユーザなら, このボー ドも Linux で試さない手はありません (^^).

差した感じですが, 奥までずっぽりとは差さってくれません (;_;). テスタでコネクタ部を調べたところ, PC から供給される +12V, -12V, +5V は来ているようなので, このまま行くことにしまし た.

Microsoft C (Ver 7.00) で動作確認したというサンプルプログラ ムが, 付属していました. Windows 95 を DOS モードで起動し, Borland C++ (Ver. 4.5J) でコンパイルすると, そのソフトはあっさ り動いてくれました.

次は, Linux での動作確認です. IO Port Programming mini-HOWTO (日本語 訳) を読めばわかりますが, gcc でコンパイルさせるためには, ioperm でアクセスを許可するポートのアドレスを設定します. そし て実際の読み書きには, inb, inw, outb, outw などを利用します. 最後に -O1 オプションをつけてコンパイルし, 作ったバイナリ の動作テストをしますが, 一発で動いてしまいました (^^)v

今回試したのは A/D の部分だけですが, このボードにはデジタル の I/O も付いてます. 順次, このへんも試していきたいですね.

実は, 前にサーチエンジンで WWW ページ を探して, あるコンテック製のボードが Linux で動くことは知って いました. ですので今回のテストは, 冒険というよりは確認という感 じが強いです (^^;



[うさぎ]

m@sa.to or msato@iis.u-tokyo.ac.jp