ディスクの中の住人たち (98-10)

Note PC に入れたアプリケーション達の記録です. 初めはそれだけのつもりでしたが, 最近はいろいろ書いてます (^^;



1998/10/31

PSGML (psgml-1.0.3.tar.gz)

[Let's note mini] Mule に SGML モード を付加する Emacs Lisp 群. INNOVA でもこれを使っていて, これの おかげでタグを忘れかけているので, 私が HTML を書く際には必需品 です.

./configure の後に, Makefile のエ ディタの部分やインストールする場所などを変更した後で, make. make install すると, info ファ イルをインストールするところでコケます. 理由は install-info のオプションで, 正しくは --info-dir とすべきところが --infodir となっていたからです. Makefile の該当箇所 (2 か所) を直して, 再び make install.

後は, INNOVA から .emacs の設定やカタログファイルをもらってきて, 作 業終了.

(補注) この文書は, 早速新しい PSGML を援用して書いているの ですが, 前に入れたバージョン (1.0.2?) よりも賢いような気がしま す.

SP (sp-1.3.tar.gz)

[Let's note mini] PSGML と並んで, 私の HTML 作成環境に欠かせないもので, 文法チェッ クをする nsgmls などを含むパッケージです. 上の PSGML もそうですが, DTD を読んで文書を解析する, SGML 汎用の代 物です.

インストールは簡単で, Makefile でパスを編集し ただけで OK. ただ使うのは, カタログファイルのパスを環境変数 (SGML_CATALOG_FILES) で指定する必要などがあります.

なお, もっぱら私は, C-c C-v で Mule の中から呼 び出して使っています.

IM (im-100.tar.gz)

[Let's note mini] POP サーバからメールを受け取ったり, SMTP サーバへメールを送っ たり, NNTP サーバへニュースを送ったりする Perl スクリプト群. 下の Mew と一緒に使うためにインストール.

こいつの欠点は, ドキュメントが少ないことでしょう. ソースに 付いてくる簡単なドキュメントや設定例を参考にして, 何とか設定し ました.

ついでに /usr/sbin/sendmailimput に置き換え, さらに /etc/rc.d/rc.M を編集して sendmail を起動しないよ うにしました. これで, 外部からの不正メールを中継しないようになっ たのと同時に, mail コマンドや sendmail を直接利用 するアプリケーションなども利用できるようになりました.

Mew (mew-1.93.tar.gz)

[Let's note mini] Mule で利用するメーラ. マルチパート (いわゆる添付ファイル) な ども, 簡単に扱うことができます.

これにはマニュアルとして info ファイル が 付いてきましたので, 目を通して, 使いこなせるようになりたいです.

1998/10/30

Netscape Navigator 4.07 ( navigator-v407-export.x86-unknown-linux2.0_libc5.tar.gz + communicator-ja-v407-export.x86-unknown-linux2.0.tar.gz)

[Let's note mini] スタイルシート を Linux 側で確 認するために, インストール. ドキュメント通りに入れていけば, 特に問題な し.

日本語化は, PJEkinput2 は対応済みということで, 日本語化パッケージからは 新たに入れませんでした. TEXTAREA での入力が, いまいちうまくいきません. これは, 「長文を書くときは mule を使え」ということでしょ う (^^;

実は音が…

Linux では有名 (?) な english.auswedish.au を入手して, cat english.au > /dev/audio とかってやってみたんですが, 音が出ませんでした (;_;). ブート時に, 「ブチッ」とスピーカにノイズが聞 こえるので, あと一歩だとは思うのですが…

1998/10/27

Lynx 2.7.2 (lynx2-7-2.tar.gz)

[Let's note mini] HTML 編集の環境を整えようと思い, ブラウザとし て最初に Lynx を入れようとしました. 最新バージョンは 2.8 なので, もらってきて INSTALL 通りにコンパイルしてみました. でも, うまく動きません (;_;).

相性か何かの問題かなと思って, バージョン 2.7.2 をもらってきたのです が, これもダメ. 画面制御がうまくいっていないので, ncurses あたりが原因 かなぁと ML を覗いたところ, Slackware 3.5 の ncurses はバグ持ち ということが判明 (;_;).

対処法としては, ncurses を自前でコンパイルし直すというものもありま すが, 私は PJE から, 日本語 版 slang を入れて, Lynx 2.7.2 で make linux-slang しまし た. コンパイルは, 最後の最後で -lslang って指定されているけど slang が見つかんないよ というエラーで止まります. ですので Makefile 中で linux-slang を探し, そこの -lslang-slangj に変更してから, 再び make linux-slang とすると成功 (^^)v

Slackware 3.4 では gcc にバグ, Slackware 3.5 では ncurses にバグと いう具合に, バグの多い Slackware を体験し続けています. 近々, Linux Box をもう 1 台作ることになるのですが, そのときは Plamo にしようかなぁ. なお, 勢いで, pkgtool を使って ncurses を消去しましたが, どうやら ncurses 周辺がシンボリックリンクになっているようで, 多分, う まく消去できてないでしょう ;-)

1998/10/24

その後の Let's note mini (4)

予告通り, PJE と XBF (XFCom?) を入れました. まず初めに Slackware から入れた fvwm* を pkgtool で削除. その後 PJE から必要そうなものをインストール. 再起動の後, /home/pje のサンプルを見ながら設定をしたら (というか必要なものだけコピーしたら), うまくいったようです. まだ TeX まわりなどは一切チェックしていないので, それは今後の課題です.

次は XFCom. tar + gzip で圧縮されていたので, / で展開. そして X のバイナリのシンボリックリンクや, /etc/X11/XF86Config.neomagic/etc/X11/XF86Config にシンボリックリンクして, デフォルト で 800x600 になるようにして, startx. XF86Config の主要なところは一切変更 なしで, 一発で起動しました. ウィンドマネージャの fvwm2 も日本語化され ており, 快適です. xengine も結構な数字を出していました (そのうちまとめます).

基本的な部分のセットアップが終わったので, 今後はここも通常営業でい けると思います (^^;

1998/10/23

その後の Let's note mini (3)

このページでは, いろいろな情報が乱れ飛ぶようになってしまったの で, なんとか区別を付けたいですねぇ.

今日は, カーネルのバージョンを 2.0.35 に上げ, 同時に pcmcia-cs の 3.0.5 をインストール. カーネルの方については, モジュー ルがうまく行きません (;_;) と言いますか, 私, モジュールに成功したこと ないんです (;o;) 何か, 勘違いをしているのだとは思うのですが… ブート時 のメッセージなどを見ると, サウンド周りの設定はうまくいっているようです が, アプリケーションが入っていないのでテストしていません. 後者につ いては, 初めてではないので何とかなりましたが, 同一ドメインのホストにア クセスするときにも, 完全にホスト名を指定しないとアクセスできません (;_;) ドメイン関連の設定が悪いのかと思って, それらしいところをチェック したのですが, どうもいいみたいで, よくわかりません (?_?) ま, アクセス できないよりましかぁと, 開きなおってます (^^;

週末は雨が降るということなので, ftp で PJEXFCom を入手しました. 週末に楽しみたいと思います.

1998/10/22

カーネル 2.0.35 の次は 2.2 ?

う〜む. 2.2 ベースのディストリビューションが出るのを待つのが得 策なのか, 2.2 が安定するまでは 2.0.x でいるのが得策なのか? ちなみに, 私が初めて Linux に触れたのは Slackware 3.1.0, カーネルは 2.0.0 でした.

その後の Let's note mini (2)

Windows 98 側で PCMCIA のイーサネットカードの設定をしました. ド ライバはフロッピーディスクで供給されるので, そこだけ FDD を使用. ネッ トワークの設定が終わったら, Linux box で動い ている Samba を利用して, Slackware の必要なファイルを入手. Windows 98 (NT も) ではパスワードを暗号化してやりとりするらしく, それにうちの Samba を対応させていないので, ホームディレクトリにはアクセスできなかっ た.

Slackware のブートは, loadlin を利用して, bare.i, color.gz で起動. その後は, 普通にイ ンストール. 特に問題はなかったが, 予備のブートディスクを作る場面などは, FDD を装着していなかったためスキップ. インストール後, 余計な設定を lilo にしたせいで, ミスってしまい, よくわからなくなったので再インストー ルしたりもしました :-)

この辺の経過は, そのうち独立したページにしたいと思っています.

1998/10/21

その後の Let's note mini

「FDD にアクセスできないよぉ (;o;)」と販売店に電話したところ, 「Let's note mini ではよくあるんですよ. コネクタがきちんと刺さっている かどうか, もう 1 度確認して下さいな」と, つれない返事. で, 今度はしっ かりと I/O ボックスのコネクタを押し込んで, さらに FDD のコネクタをしっ かりと刺してみると, あら不思議 (^^) FDD が使えるようになりました. やっ ぱり, しっかりと刺していなかったのが原因のようです.

それにしても, あの店員の対応から考えると, 私と同じところでつまづく 人は多いようです. マニュアルにも, 「気合いをいれてしっかり刺してくださ い」くらいの注意書きは欲しかったです.

1998/10/19

スタイルシートをつけました

公開が遅かった "Linux と時間" や "RS232Cによる古いマシンの接続" にはスタイルシートがあったのですが, それ以外はスタイルシートがありませ んでした. ちょっと寂しい (^^; ので, 古いページの DTD を HTML 4.0 にして, スタイルシートをつけました. 見づらい人は, スタイルシートをオフにしてか ら御覧下さい.

DES-II-3 challenge のお知らせ

次回の DES-II-3 は 1999 年 1 月 13 日 午前 9 時 (PST) (日本時間 でいつ?) に始まるそうです. 前回, Electric Frontier Foundation が 56 時間という驚異的なスピードで解いてくれたおかげで, 今回は, 満額賞金 1 万ドルは 14 時間, 半分の 5000 ドルは 28 時間, 42 時 間以上は賞金なしということになってしまいました.

次回は, 時報とともに 全機投入ですね (これが言いた かっただけ :-)。論文のまとめの時期で, どの計算機もぶんぶん回っている頃 だと思いますが, 1 日程仕事をやめて, DES-II-3 に全力を注いでみては如何 でしょうか (^^;

でも, ここまで短期決戦になると, サーバの選び方なども影響してくるの ではないでしょうか?

1998/10/16

Let's note mini/M32 (CF-M32J8) 購入 (^^)

ここしばらくノートパソコンが欲しくていろいろ物色していたのです が, ついに購入しました. 私が現在使えるパソコンの中で, 最小ながらも最強 です (^^; 本体 + メモリ 32M + FDD + 大容量バッテリを購入.

Windows98 がプレインストールされているのですが, Win 系は最近使って いないし, このマシンには Word や Excel など私に不必要なアプリケーショ ンは入っていないので, MMX Pentium 166 がどれほどのものかは実感できずに います.

当然 Linux をインストールしていきますので, 予告代わりにここで紹介し ましたが, どういうわけか FDD にアクセスできない (;_;) ので, これが片付 いてからインストールになると思います. Slackware + PJE の予定です.

初めて Linux に触れ, IBM マシン に インストー ルしたのが, 2 年前の 10 月. INNOVA を手に 入れ, それに Linux を入れたのが昨年の 10 月. で, 新しいマシンを購入し たのが今年の 10 月. う〜ん, 10 月は私にとって Linux の季節ですねぇ :-)

1998/10/13

カーネルの再コンパイル

/dev/rtc (Real Time Clock) を使いたくて, カーネル の再コンパイルをしました. /dev/rtc に興味がある人は, 私が作ったページ :-) を参照していただけ るとありがたいです.

/proc/rtc はこんな感じ.

$ cat /proc/rtc 
rtc_time        : 18:42:43
rtc_date        : 1998-10-13
alarm           : 18:24:21
DST_enable      : no
BCD             : yes
24hr            : yes
square_wave     : no
alarm_IRQ       : no
update_IRQ      : no
periodic_IRQ    : no
periodic_freq   : 64
batt_status     : okay

1998/10/09

ssh ( ssh-1.2.26.tar.gz)

rloginrcp などの, いわゆる R コマ ンドの代わりとして動作し, さらに通信を暗号化することで安全性を高めるソ フト群. 特に差し迫った必要性はなかったのですが, 転ばぬ先の杖と言います か, 要は単に使いたかった (^^; ので入れてみました.

インストール自体は, 非常に簡単. INSTALL に書いてある通 りに ./configure, make, make install で OK. sshd を走らせるために, /etc/rc.d/rc.localsshd 起動用のスクリプ トを追加しました. あとは /etc の下にいくつか設定ファイル があるのですが, それは必要なときに修正すればいいでしょう.

となるはずでしたが, 下のようなエラーを吐いてコンパイル停止 (;_;) 何 故?

gcc: Internal compiler error: program cc1 got fatal signal 6
make[2]: *** [sqrt.o] Error 1
make[2]: Leaving directory `/home/msato/src/ssh-1.2.26/gmp-2.0.2-ssh-2/mpz'
make[1]: *** [all-recursive] Error 1
make[1]: Leaving directory `/home/msato/src/ssh-1.2.26/gmp-2.0.2-ssh-2'
make: *** [gmp-2.0.2-ssh-2/libgmp.a] Error 2

仕方がないので, 別マシン でコンパイルに成 功したバイナリを持ってきて, インストールしました (;_;)

使い方は簡単で, sshd が走っている相手に対して, R コマ ンドと同様に使うだけ. telnetftpssh 経由でできて, 結構楽しいです (^^)v ただ私の場合, ssh 越しの ftp では, ftp 起動後 に passive と入力してやらないとデータの転送ができませんでし た.

あと, sshd を立ち上げてしまえば, 私ひとりが使うマシン で R コマンドを待つ必要はありません. ノートにリモートログインするマシ ンなんて, 研究室にあるデスクトップくらい. そこで, /etc/inetd.conf を編集して, R コマンドで入れなくしてしま いました :-) そうそう, 前に私のマシンで rcp が使えなくて 不思議だったのですが, これは, /etc/inetd.confin.rexecd の行がコメントアウトされていたせいでしょうか?

ssh-keygen など, 遊べる要素もたくさんありそうです. 次は, pgp かな? (^^;

1998/10/08

ブックマークの紹介

私は Lynx のブックマーク をいくつかに分割しているのですが, その分類に computer というものがあり ます. この分類には計算機関連のものが入るのですが, ちょっと考えただけで も Linux, Apache, CGI, Cookie などがそこに含まれるので, どんどん肥大を 続け, 先日 100 を越えてしまいました (--;) こうなると非常に使いにくいの で, 毎日は使わないけど忘れたくないなぁというサイトのうち, 許可なしでリ ンクしても怒られなさそうなのを, こっちに引っ越しします. 私が現在, どん な分野に興味を持っているのかがわかりそうですね (^^;

ふぅ, すっきり. でも早急に, ブックマークを分割したほうがいいみたい です.

1998/10/02

日本テレコムの ODN Small Pack

買ったわけじゃないです (^^;

何気なく入手した (Thank you) 日経インターネットテクノロジ 10 月号に, 日本テレコムの ODN エコノ ミー II の広告が出ていたのですが, その下の方に, 手軽に自社サーバー を設置できる として, ODN Small Pack の広告が小さく出ていました. そ のセットの機材の写真が出てまして, 白い箱 2 つと青い箱が 1 つ. ま, サー バ, ルータ, ハブということは想像できるのですが, この青い箱, よく見ると Cobalt Qube じゃありませんか (^^) ODN Small Pack の説明を読んでみると, Linux Japan 11 月号に書いてあっ たスペックとも合います.

Linux Japan の記事によると, Cobalt Qube は RedHat 4.2 で動いているようです (CPU は Intel 製ではありませんが). つまり, 核は Linux. 要するに, 「日本テレコム は Linux で商売を始めた」っていうことになりますね (^^)

ちなみに, パソコン界が iMac のデザインで騒いでいるように, サーバ界では Cobalt Qube のデザインで 騒いでおります (半分くらい本当).



うさぎうさぎ印

msato@iis.u-tokyo.ac.jp