日記

2008 年 01 月 01 日

明けましておめでと今年もよろしくね

[book] 「帝都物語 (7) 百鬼夜行篇」 (荒俣宏, 角川文庫) 読了

東南アジア (中東?) から邪視を持つドルジェフが来日し, 過激さを増した学生組織に手を貸す. 地底の鬼たちはこの混乱に乗じて, 地上を徘徊しはじめる. これを阻止するため, 恵子は自らの体に傷を付けることで邪視から身を守り, ドルジェフを倒す. そしてその戦いの中, 雪子は死んでしまう

途中で加藤自身も気付いているのだが, 加藤はドルジェフに対峙するよりも, むしろドルジェフによって引き起こされる混乱をうまく利用したほうが, 加藤の目的を達することができたはずである. なのに, むしろ学生達を抑え込む側にまわって, 事態を傍観していたのは, 恵子に対する思いからなのか?

あと, 三島の役回りがよく分からない. 次篇への大きな伏線としての位置付けだけなのか? 一応のところは, ドルジェフの動きを三島が捉え, 加藤を通じて恵子に連絡が行くという点については獣様な役割を果たしているが, 三島自身は自分自身で学生達から東京の治安を守りたいはずで, そういう観点では三島は本来の役目を果たせていなかった

2008 年 01 月 04 日

正月に早くも悪夢に見舞われて

[pc] 起動せず

久しぶりに PC を起動しようとスイッチを入れたけど, ウンともスンとも言わない. プラグの抜き差しをすると, 電源のランプのみ点灯して, PC の起動に連動する外付け HDD は回り出したのだが, PC はファンすら回らない

メーカのサポートに Tel すると, マザーボードか何かの故障でしょうとのこと. 本当かなと思いつつも, 確認する手段もなく, それ以上の手を打てていない

数万円出して修理するくらいなら新しいのを買ってしまいたいという気持ちもあるのだが, ひとまず困っている

とりあえず, 10 年くらいまえに購入した NotePC (Pentium 166MHz, Win98) に電源を入れ, ネットワークの設定 (といっても DHCP を有効にするだけだが) を変更し, Firefox 2 を入れて, こうしてネットワークに繋がるところまではきた. この Note PC はウイルス対策をしていないので, 現在 AVG をインストール中

幸先の悪い, 1 年のスタートだ (--;)

2008 年 01 月 05 日

正月の悪夢は 8 割解消し

[pc] 起動はした

昨日の起動しなかった PC の続報だが, 一晩明けて起動するところまではもってこれた

昨日の段階では 2 種類の症状があって, 1 つは 100V を繋いでスイッチを押しても無反応というもの. もう 1 つは 100V を繋いだときにスイッチオンのランプが点灯し, PC の起動に連動する外付け HDD が動き出すけど, そこからスイッチを押しても無反応というもの. しばらくして 1 度だけスイッチのオン・オフでランプを点けたり消したりできるときもあったのだが, それ以上は先に進めなかった

一方, 無理して繋いだ古い Note PC で我が機 N2240 をネットで検索すると, 故障品がオークションに出ていたり, マザーボードのコンデンサの膨れの目撃事例があったりと, 寿命を臭わす情報があったのだが, それとは別に電源周りの故障事例も幾つか見付かった. e-Machines の PC は, 電源の容量がギリギリなんだそうだ

で, 非通電状態を丸 3 日間継続した結果, PC (or 電源) が冷えてしまって動かなくなったのでは? と考え, 一晩 100V に繋いでおいたら, 翌朝, 起動することに成功した (^^)v

今のところの問題は, Win でも Linux でも音が出ないこと. メッセージから推察するとマザーボード上の音チップが認識されていないようだ. これも, 使っているうちに暖まって (?) 認識されるようになるとありがたいのだが

ここからは蛇足だが, Win98SP1 の乗っている MMX Pentium 166MHz な NotePC に関して…

次に使うときは, Firefox を uninstall しておこう

[book] 「帝都物語 (8) 未来宮篇」 (荒俣宏, 角川文庫)

昭和 70 年の少し前, 度重なる大地震により東京に難民が流入し, 治安が悪化する. 目方恵子は, 東京を加藤から守るために自決した三島の生まれ変わりの女性, 大沢美千代を東京に呼び, 一緒に生活する. そして死期を悟った恵子は, 美千代に巫女の役目を引き継ぐ. 一方, 鳴滝純一は手にした巨万の富を利用して, 巨大な地下室に震災前の銀座を再現しようとしていた

未来宮篇から, 荒俣が執筆時点 (and 読者が読んでいる時点) で未来のことが描かれる. 荒廃した未来の様子は想像して描写しやすいが, 技術の進化を予測するのは難しいということをあらためて感じた. だから小説のクオリティがどうかという話にはならないけど

恵子も死に, 結局生きながらえたのがサブキャラだった鳴滝で, 彼が話のキーを握る. 三島の「春の雪」からの 4 部作で, サブキャラだった本田が最後まで生き残ってキーマンとなることが思い出された

[book] 「帝都物語 (9) 喪神篇」 (荒俣宏, 角川文庫)

鳴滝の地下室が, 加藤の野望の邪魔になることが判明. 地下室を破壊すべく, 加藤は水虎, そして彼の式神である十二神将に地下室を襲わせるが, 美千代とその上司の団, 団の友人達によって何とか防御される. しかし, とうとう東京を大きな地震が襲う

六芒星でフラクタル構造を作り, その中で点を動かしていくことで籠目を作り, 式神の動きを止めるという発想が面白い. だれか, スクリーンセーバーとか作っていないのかな?

2008 年 01 月 06 日

本日は起動できずに夜になり

[pc] 起動せず

今日は, 日中でも起動できなかった (;_;)

思い切って PC のケースのふたを開け, 中を見てみたのだが, 埃が焦げているとか, コンデンサが破裂しているとかの外観の異常は見られなかったので, 電源を疑っている

以前使っていた PC が遊んでいるので, 電源ユニットを交換してやろうかと思ったけど, 冷静に考えればすぐに分かることだが, 昔の PC の電源ユニットのほうが容量が低かった :-p

電源に関しては, 2 つの要因が考えられる

前者の場合は容量の大きい電源ユニットに交換すればよいが, 後者の場合はタコ足配線やテーブルタップを見直すなどの措置が必要となる. 電源ユニットを交換する前に, どっかからかテスターを借りてきて, 100V をチェックしてみようかと考えている

フタを開けたついでに, 埃の掃除をした. 購入時にメモリと HDD, CD-RW ドライブを増設して以来なので 3.5 年ぶりに中を見たけど, それほど埃はたまっていなかった. 電源ユニットと CPU クーラーのファンは綿棒できれいにし, それ以外の部分も小さなモップ (?) で埃を除去. ちょっとした大掃除になってしまった

2008 年 01 月 13 日

年明けて風呂大掃除カビだらけ

[misc] お風呂の大掃除

年末にやり残していたお風呂の大掃除を実施. 普通に掃除をした後, ユニットバスの手前のカバーを外し, 浴槽の下, 手 or カビキラーが届く範囲を掃除. 2 〜 3 年分の湯垢 etc が取れて, 気分的にすっきり

ただし, 手前から死角になっている部分はどうしようもなく, 来るべきリフォーム (?) に向けてお金を貯めるしかない (--;)

[pc] やはり起動しない

先週から不調だった PC だが, 1 週間が過ぎても状況は好転しない. 今となっては電源が悪いと疑っていて, 交換の準備を進めている

近所の電器屋さんをしらみつぶしに回ったけど, 電源ユニットを置いている店はない. たまたま 1 件, PC パーツショップが見つかったのだが, 個人経営のお店なのか, シャッターは降りっぱなし

というわけで, ネットで 350W クラスのを注文した. 今週中には届くはずなので, 次の週末には復活できることを祈っている

[book] 「帝都物語 (10) 復活篇」 (荒俣宏, 角川文庫) 読了

加藤が海竜を妖刀で刺し, それによって東京は大地震に見舞われる. 地割れで加藤は平将門に対面し, 加藤自身が将門の生まれ変わりであったことを知る

角川, 土師などのプレーヤが登場するが, いまいち決定的な仕事をしたようには見えない. 結局のところ, 加藤の望みが実現したようだが, あまりすっきりしないエンディングのように感じた

[book] 「帝都物語 (11) 戦争篇」 (荒俣宏, 角川文庫) 読了

再び, 2.26 事件の後の世界の物語. 英米露の指導者を呪殺するため, 府中に巨大な塔が建設される. トマーゾはこの企みを妨害するが, 中国より舞い戻った加藤によって殺され, また米国のルーズベルトは急死した

由佳理が洋一郎を生き返らせるあたりが, 私にとっては一番面白かったのだが, 本編に絡まないのが不満 :-)

2008 年 01 月 14 日

髭剃らず伸び放題の 3 連休

[book] 「帝都物語 (12) 大東亜篇」 (荒俣宏, 角川文庫) 読了

満州・新京で地下都市兼防空壕を建設中に, 鬼が出たという. 風水師の黒田が呼ばれ, 映画撮影の現場で鬼を呼び出して退治しようとするも, 鬼は天を目指して昇っていき, 工事現場は崩壊する

女優・出島弘子の話として読めば面白いが, 加藤や恵子の場面は少なく, 戦いの迫力がいまいちな感じがした. 恵子の気持ちは, やはり良く分からない

これで, 狭義の「帝都物語」は全て読了. 「新」や「幻談」, 「異聞」や「機関童子」は古本屋にあるかな?

2008 年 01 月 22 日

結局は新 PC を買いにけり

[pc] 新 PC 購入

PC が起動しなくなった話の続きだが, 350W の電源を入手し, 旧電源と交換した. しかしスイッチの LED が光るだけで動かないという状況は変わらず, やっぱり基板のほうが悪いのかと判断. で, 新しい PC を買ってしまった. Gateway の GT5224j. もちろん Windows Vista

とりあえず内臓 HDD のパーティションを Knoppix の qtparted を使って分割し, Linux 領域を確保. 週末に VineLinux を入れようと思います

旧 PC に繋がっていた HDD は生きていると思うのだが, 新 PC は SATA II という規格で HDD を繋いでいるらしく, 旧 PC の HDD (UATA?) をそのまま繋げることはできない. ほとんどのデータは USB 接続の外部 HDD にバックアップできていたのだが, 壊れる直前のメール etc を復旧させたい. 繋ぐためのモノを買うか, かろうじで起動はする旧々 PC に繋いで Knoppix で起動し, ネット越し or USB メモリか何かで移すか?

[book] 「脳を活かす勉強法」 (茂木健一郎, PHP 研究所) 読了

脳の特性を考慮して, どのように勉強をしていけばを簡単に説明した本. どのように脳を鍛えれば良いのかという点について, 日常生活でも簡単に応用できることが書かれており, 役に立ちそう

要は, 簡単なことを繰り返してもダメで, 適当な負荷をかけ続けないと脳を鍛えることはできないらしい. 負荷としては難易度や時間が考えられるが, 日頃の生活で応用することを考えると時間的に負荷をかける (タイムプレッシャー) が手軽だと思った. 新聞を早く読んで理解する, ルーチンワークでも早く終わらせることを考えるなど, 時間的に負荷をかける方法は幾らでもありそうだ

もう 1 つ面白かったのは, チャレンジングなこととセキュアなことのバランス (ポートフォリオ) が重要であって, セキュアな部分がないと安心してチャレンジできないということ. 周囲にチャレンジを促すときに, 一方でどうセキュアを確保するかが, 対人関係で大切になってくるのだと思った

[book] 「なぜ部下は, あなたの言うことを聞かないのか?」 (秋庭道博, PHP 研究所) 読了

挑発的なタイトルだが, 中身は穏やかで, リーダーの心得を 100 個集めた本. 日頃の生活で薄々気付いているけど明確にそれとは認識できていないような事柄が文字になっており, 特別新鮮なことはないけど役に立つことが書かれている

1 つの心得の最後には, オチというか総括というようなものが書かれているが, 無理にまとめようとして, あまりにも一般的な事や筆者の思いが書かれているように感じる :-p

2008 年 01 月 26 日

朝早く起きて PC 触りたり

[pc] GT5224j に VineLinux 4.2 をインストール

先週購入した GT5224j に, Linux を入れた. 作業の流れは次の通り

(1) パーティションの確保 ; 先週実施したのだが, Knoppix 5.1.1 でブートし, qtparted を使用して, 内蔵 HDD のパーティションを分割し Linux 領域を確保

(2) VineLinux をインストール ; そのままブートしたらカーネルパニックを引き起こしたので, エラーメッセージを参照し noapic オプションを付けてブート. インストール作業で注意するのは, Linux を未使用のパーティションにインストールすることと, GRUB を MBR ではなく /boot のあるパーティションにインストールこと. 後者の理由は, PC の起動時に GRUB ではなく Windows Vista のローダを使うため (Windows Vista + Fedora Core 6 (Linux) デュアルブート設定方法 参照. この後の作業も, ほぼこれに従ってます)

(3) ブートイメージの作成 ; VineLinux インストール後, Knoppix を起動. ブートイメージを作成し, USB メモリに保存. Knoppix は USB メモリを自動で認識してくれ, 手動マウントの作業が不要で楽

(4) ローダへ登録 ; Windows Vista を起動し, USB メモリに保存したブートイメージを Windows Vista のローダに登録

これで, Windows Vista のローダを使って Vista と Vine の両方を起動できるようになった

旧 PC の調子が悪くなる直前に VineLinux 4.2 へバージョンアップしていたが, VineLinux 4.2 をクリーンインストールするとだいぶ様子が違った. 日本語入力のデフォルトが違うし, Gnome の設定に関しても, その機能を設定する場所が変わっているようでかなり戸惑った (未だに, ログアウト時に起動していたアプリケーションを次のログイン時に自動で起動させる方法が分からない :-p). ただクリーンインストールすることで現在で標準的なアプリケーションや設定方法を知ることができるので, その点では良かったかと. でも, 以前に設定した全ての項目 (シェル, Gnome, Emacs, MEW, ブラウザ, etc...) を再度設定するのって, とても大変です :-p

[misc] 床屋

何だかんだで休日が忙しく, 髪の毛が伸び放題だったので, 床屋へ. カットのみで 2000 円也

[pc]旧 PC からデータの復旧

古いデータの引っ越しなのだが, バックアップを取っていたのは昨年 12 月上旬まで. そこから年末までの約 1 か月は, 電源の入らない旧 PC の中にしかない. また HDD の規格が新 PC とは違う (新 PC ; SATA II, 旧 PC ; U-ATA?) ので, 旧 PC の HDD を新 PC にそのまま付けるわけにもいかない

幸い, 旧々 PC (Pentium II, 333MHz, 64MB) が動いた. そこで旧 PC の HDD を旧々 PC に繋ぎ, データをコピーするための USB メモリも挿し, おなじみの Knoppix で起動させる. 実メモリ 64MB と HDD に残っている swap 領域を使うことで KDE を起動させることはできたのだが, 非常に重くて何もできない. 仕方なしにリセットして, 起動時に knoppix desktop=twm と打ち, KDE ではなく twm で起動させた

tar のオプションで 2007 年 12 月 1 日より後で作られたファイルのみの tar ball (数十 MB 程度) を作り, USB メモリにコピーし, 新 PC に移すことに成功 (^^)v

実は旧々 PC で Knoppix を立ち上げたときにネットワークを有効にできたので, ネットワーク越しに新 PC にデータを移すこともできたはず. でもモニタが 1 つしかなく, 切替器も無かったので, このような手をとった

で, 旧 PC の HDD (40GB x 2 台) が余った. 使わないで置いておくと壊れてしまうのでたまには使いたいのだが, そのためだけに旧々 PC を出してくるのも面倒. USB で接続できるようなモノを買ったほうが良いのか? でも, 内蔵の 320GB すら使い切れないと思うのだが



[うさぎ印] おたより, お待ちしています

m@sa.to