献血日記 (2001 年上半期)


2001 年 1 月 13 日 (土) (118 回 @ 京阪枚方市駅献血ルーム)

お正月, いつものように日赤中央から年賀状が届く. 実家の住所で. 日赤中央は, 献血記録とは別のデータベースで住所を管理しているのだろうか?

血祭 から 2 週間後の今日, 実は, 献血しようかどうか迷っていた. 理由は,

  1. 今日は血漿献血しかできない
  2. 2 週間後は用事があるので, 献血できないかもしれない

2 週間後に献血できないなら, 今日の血漿献血は延期して, 来週にしよう かとも思ったけど, 周りを見ていると, あちらこちらで「抜き初め」を目にす るので, 抑え切れずに近場の献血ルームへ (^^;

前日は午前 3 時就寝の, 朝 8 時起床. 5 時間寝てるから, ま, 大丈夫で しょう :-) 朝食前に洗濯機に入れた洗濯物を乾燥機に移し, 身支度を整えて, 部屋を出たのは 9 時半頃. 献血ルームには 9 時 55 分に到着. 先客 1 名.

献血手帳を受付に出して, ソファーに掛けて待っていると, 名前を呼ばれ て問診票を渡される. いつものようにチェックして, 受付に返す. 荷物をロッ カーにしまって TV をぼーっと見ていると, やはり 2 番目に医者から呼ばれ た.

「朝食を食べたのは何時?」, 「最近, 心電図は取った?」, 「尿検査は?」, 「ヨードは大丈夫?」 などの質問に答える. 血圧は, 朝いちということもあり, 96/60 と低め. 「体調はどう?」 特に問題はありません, ということで, 医者 の問診を通過.

次は, 採血検査. 手帳に押してある, 血祭のときの「渋 2 」のハンコを見 た看護婦さんが, 「渋 2 のハンコを初めて見た. 有名な献血ルームだよね〜. 前に新聞か雑誌で紹介されてた」などなど. 「どっちの腕がいい?」どっちで もいいです. 「じゃ, 左からね. どっちに刺そうか?」 刺し易いほうをどうぞ. ということで, 針跡のある血管を避け, 針跡のない血管に針を刺す. 小さな試 験管数本分の血液を採取.

そして, 本番. ルームの奥のほうに案内され, 名前のわからない採血機の ところにあるベッドに横になった. カフを巻き, アルコール & 沃素で消 毒して少し放置した後, ためらうことなく一気に針を刺した. 「記念品は何が いいですか?」 図書券で. 「何か飲物は…」 じゃ, カフェオレのホットで. 最近, 紙コップの自販機で何か飲む時は, カフェオレが多い.

採血機のメーカは Baxter. 高さ 1m 弱, 横幅 60cm, 幅 20cm くらいの直 方体の筺体が, 一本足で支えられている. 正面から向かって右側上部にろ化装 置, その下に分離した赤血球 etc が溜る小さな箱がある. 採血中はこの箱に 赤い液体が増えていき, それがいっぱいになると返血開始. 空になると採血開 始という感じ. 1 サイクルで採る量が, 普通の採血機よりも少ない感じ. その 分, サイクル数が多くて, 今回の献血では 6 〜 7 サイクルだったと思う. 献 血者から見える側面に採血速度を示すインジケータが付いている. インジケー タは, 上から順に というランプが付いていて, 上 4 つの緑なら OK, その次 2 つの橙だと遅め, 1 番下の赤だと停止という意味だと思う. 橙になって手をグーパーすると, 緑 に戻ったりしていた. そうそう, 途中で腕を保温するためにタオルを掛けられ たことからも, 今日も採血速度が遅かったことがわかる (^^;

約 40 分くらいで採血終了. 実は, 「これで終わりです」と言われたサイ クルの返血後, またカフが締まってきたので, また採血するのかな? と思った けど, あれって採血後の血圧を計ってたのかな (ウソかも). 帰り際に採血機 の名前を見ようとしたけど, Fedral みたいな文字しか見えなかった.

待合室へ戻ると, 手帳と図書券, そして献血熊 (ホスビー?) マークの入っ た 4 色ボールペンをいただいた. 4 色ボールペンは大変ありがたい . 会社で, 100 円ショップで買った 4 色ボールペンを作業着に差し ているけど, このボールペン, 機構部がチャチで半分壊れかけている. 完全に 壊れたら, これを使おう. 「何か飲みますか?」と聞かれたので, またカフェ オレをお願いしてしまった (^^; 帰り支度をしていると, 和服の女性がやって きた. 和服でも献血に支障はないのかな? (大きなお世話)

冒頭にも書いたけど, 再来週に献血できるかどうかはかなり微妙. 外出先 から一番近いのは京橋献血ルームなので, そこを狙おうか.

P.S. 採血機の名称に心当たりのある方, 教えて下さい

2001 年 2 月 3 日 (土) (119 回 @ 京阪枚方市駅献血ルーム)

献血解禁日は, 先週の土曜日だった. しかし先週の土曜日は 昼間からビールを飲み, 日曜日は午前中の用事を済ませて, 本屋へ行った帰り に, 夕方頃に献血ルームに行ったけど, 1 時間待ちということで, やめてしまった. 今日は, 目覚しなしで 8 時起床. 洗濯して, 朝御飯を食べて, いざ, 最寄りの献血ルームへ.

9 時 55 分頃に献血ルームに到着すると, 先客は 2 人. 受付で 献血手帳を渡し, 「本日も成分献血をお願いできますか?」 もちろん. 「検査結果をお送りしていいですか?」 もちろん. 問診票裏面のはい or いいえに○を付けて, 受付に返却.

荷物をロッカーへしまってソファーに座ると, すぐに医者から 名前を呼ばれた. 3 週間前と同じ医者. 「朝食は何時頃とりましたか?」 8 時くらいです. 「ヨードにアレルギーはありませんか?」 ないです. 「裏面は大丈夫だよね?」 はい, 一応. 血圧は 102/50 と, 下が少し低いかな? この献血ルームには, 献血ルーム独自 (だと思う) のカルテみたいなのがある. それを 開いた医者は, 多分, 自分の筆跡の文字かサインを見つけたのか, 「前も 僕だった?」 はい, そうでした.

続いて, 採血検査. 看護婦さんは, 何も迷うことなく左腕からの 採血を決定. 小さい試験管に数本分の血液が採られた.

少しソファーに座って, 天井からぶら下がっている TV を見ていていると, 名前を呼ばれた. 採血の本番. 今日の採血機は, ヘモネティクスの, 小さい 箱型のヤツ (CCSか? 液晶表示の文字が日本語で, 液晶画面が割と大きめ). 「お飲み物は何がいいですか?」 ホットのカフェオレを. 「今日は血小板を いただきますが, お時間は 1 時間程大丈夫ですか」 はい. 「記念品は 何がいいですか?」 図書券を. 「本とか雑誌はいいですか?」 あ, いいです. と, 矢次早に次々と質問される. その後, 看護婦 さんは, 私の右手をアルコール & 沃素で消毒して, しばらく放置. そし て, 針を刺す. 皮膚が硬くなっている針跡を狙ったらしく, 「入りにくかった」 そうだ.

採血は, 私としては順調なほうだったけど, 返血→採血と切り替わった直 後に採血スピードの立ち上がりが悪かったようで, 各ターンの採血スタート時 だけ, にぎにぎを渡された.

今日の採血は, ちびちびカフェオレを飲みながら 4 ターン. 採血室には, 献血している人が 5, 6 人. 午前中なら, 朝 10 時の受付開始と同時に行かな くてもよさそうだ. 消毒液の色が服に付かないように, 腕に残っている沃素を 看護婦さんがマメに拭いてくれた. が, 針が刺さっている周囲をアルコール付 きのガーゼで拭きとるのがちょっと… (^^;

4 ターンの採血 & 返血も無事に終わり, ベッドから降りて靴を履き, 休憩室に戻ってソファーに腰を下ろした. 早速, 受付の人が手帳や図書券や, 前回もいただいた 4 色ボールペンを持ってきてくれた. 「何かお飲み物を飲 まれますか?」と尋ねるので, ホットのレモンティーをお願いした. 時刻は 11 時を少しまわったくらい. 献血が終わった人とこれから献血の人が合わせて 5, 6 人くらい, ソファーに座っていた. キャラメルのお菓子を食べ, レモン ティーを飲み干し, 荷物をまとめて外へ出た.

あ゛, 2 週間後の 2/17 には, 丸 1 日の用事が入ってる… (^^; 自分独り のスケジュールで献血できない, これは社会人ドナーの宿命か.

2001 年 2 月 17 日 (土) (120 回 @ 京阪枚方市駅献血ルーム)

「それじゃ, 申し訳ありませんけど, お先に失礼します」 私が用事を済ま せたのが 16 時. 京都での約束は 18 時. その間, 2 時間. 移動時間を 1 時 間とすれば, 1 時間くらいは余裕がある. 献血できるか? 献血ルームとしては, 今いる場所の最寄りは京橋. しかし, ここでは枚方の献血ルームを選択. 理由 は, 京都へ行く途中にあるということと, そこの電話番号を知っているから. 早速電話して, 混雑状況を確認. 次は 16 時 40 分頃にベッドが空くが, そ のときに混雑するかどうかは不明とのこと. 16 時 40 分に必ず行くんで, ベッ ドを空けといてもらうわけにはいきませんか? 「ちょっとお待ち下さい」と, 電話を受けた人が別の人と相談した結果, 一応 OK とのこと. 献血者番号を伝 えて氏名を確認し, 電話を切る.

枚方市駅へ向かうために, 急いでホームへ駆け上がる. 土日用の時刻表を 確認すると, 次の電車は 3 分後の各停. これじゃ, 16 時 40 分に 2, 3 分遅 れるなと思いつつも, どうしようもないので, 電車に乗って, 新聞を開く. 途 中で急行に乗り換えるも, 案の定, 枚方市駅の 1 つ手前の駅でちょうど 16 時 40 分になってしまった. 電車が枚方市駅へ着くや否や, 電車を飛び出し, 階段を駆け降り, 献血ルームへ駆け込んだ.

先ほど電話した者ですけど, 遅くなって済みませんでした. 受付には, 既 に打ち出されていた私の問診票がおいてあり, 住所, 氏名, 連絡先を確認した 後, 裏面の問診事項に○を付けていく. チェックした問診票を受付に返し, 大 きな荷物をロッカーに突っ込んでいるときに, 医者から名前が呼ばれた. とり あえず返事をして, 荷物をロッカーへ押し込み, 医師のもとへ小走りで向かっ た.

医師は 2 週間前とは違った, 年を取った男性の医者. 「心電図は最近取り ましたか?」 「尿検査は?」 確か昨年 4 月に受けているので, その旨を返答 する. 血圧は, 116/63. 走って献血ルームに来たわりには, それほど高くはな かった. 何気なく問診票に目をやると, 前々回の採血機は「オート C2」と書 いてあった. Autopheresis C II だったんですね.

待合室に戻って椅子に座り, マンガを読んでいると, すぐに看護婦さんか ら呼ばれた. 次は採血検査. 両腕を出すと, 「どちらがいいですか〜?」 どっ ちでもいいですよと言うと, 左腕で採血検査, 右から本採血となった. 最近, 右から本採血することが多いような気がする. 次は, 検査を右腕でやってもら おう. 検査結果は, 多分, 問題なし.

椅子に戻ってマンガの続きを読んでいると, 採血室の中の看護婦さんから 呼ばれた. 奥のほうのベッドに案内される. 靴を脱ぎ, ベッドに横になると, 「お飲物は何がいいですか?」 ホットのカフェオレを. 「ちょっと準備してま すんで, 記念品は何がいいか選んでいて下さいね〜」 記念品は, 図書券, テ レフォンカード, 電車のプリペイドカードの 3 種類. 「決まりましたか?」 図書券をお願いした.

右腕に針を刺してくれたのは, 多分, 2 週間前と同じ人. アルコール, 続 いて沃素で消毒. 「すごい色でしょ?」 看護婦さんが私の献血歴を気にし, 本 当に今日は献血可能かどうかをカレンダーで確認し, 納得してから, 針を刺し た. 今日の機械は, 採血と返血を小刻みに繰り返す, Autopheresis C II. 前々 回と同じ.

針を刺すときから, ハート型の握るものを渡されていたので, 採血するタ イミングを見計らって握ったり開いたりしていた. そのおかげか, 割とスムー ズに献血できた. TV では, 韓国での IT ブームとかが取り上げられていた. ゲームプログラマを要請するゲーム科が大学に設置され, 大学主催のゲーム大 会で上位入賞者は, その学科にゲームという一芸で入学できるとか. あとは, 使 い捨てのケータイが開発されたとか, 日本のどっかの市では市内に光ファイバ を張り巡らせた結果, 電話の市内通話料金が無料になったとか.

採血は, 最終ターンの最後のひと絞りが取れなくて, 「ちょっと握ったり してもらえますか」とかいわれたけど, 概して順調だった. 当初, 「40 分く らいかかります」とか言われたけど, 実質 30 分で終わったし. 針を抜き, ま わりに付いている沃素を拭きとり, 止血のテープを張って, お終い. ベッドを 降り, 靴を履き, 待合室へ戻る.

待合室で, 今度はソファーに腰かける. 受付の人が, 手帳や図書券以外に も, 記念品として, PC のディスプレイに張ってメモを挟むようなクリップと か, 350ml 缶のフタをもらった. どっちにも KINKI BLOCK と書いてあ るので, 近畿地方の献血ルームだともらえるのかもしれない. 「飲物はいかが ですか?」 アイスコーヒーをお願いします. 「ミルクや砂糖は?」 どっちも入 れて下さい. ロッカーから荷物を出し, いただいたアイスコーヒーをほとんど 一気に飲み干し, 17:40, 献血ルームを出た. 18 時に京都での待ち合わせは完 全に遅刻 :-) だけど, それでも早く京都へ行きたかったから, また階段を駆 け上がってホームへ. 献血後の疲労感を, 少し実感 (献血後の運動は控えましょ う)

今回の献血は, 手帳の上では 120 回目. というわけで, 新しい手帳をいた だいた. 備考欄には, 過去 1 年の献血歴がびっちりと書き写されていた (^^; 枚方市駅での献血が 3 回続いたので, 次は久しぶりに京橋にでも行ってみよ うかな…

2001 年 3 月 3 日 (土) (121 回 @ 大阪府赤十字血液センター)

玄関を出て 2 分くらい歩いただろうか, 私は大阪の献血ルームの地図を取 りに一旦部屋へ戻り, 再び駅へ向かった. 年が明けてから, 3 回連続で枚方市 駅の献血ルームで献血した. だから今日は京橋へ行こう, 京橋のダイエーで買 物もしたいしね. 最初は, こう思っていた. しかし, 京橋献血ルームは行った ことがある. どうせなら, まだ行ったことのない献血ルームへ行ってみたい. そう思い直して, 地図を取りに戻ったのだった.

駅への道中, 歩きながら地図を見る. 候補は 2 つ. 大阪府赤十字血液セン ター (森の宮) と北大阪赤十字血液センター (茨木). 前者なら京橋まで行っ てから JR 環状線で 2 駅. 後者なら門真からモノレールで 2 駅. 距離的には 後者が近そうだけど, 門真は京阪の急行が止まらないし, それにもう 1 つの 目的であるデパートでお買物ができない. しかし, 前者ならどのみち京橋を通 過するから, 買物も OK. というわけで, 今日は大阪府赤十字血液センターへ行 くことにした.

京橋で JR に乗り換え, 2 つ目の森の宮で下車. 改札を出て歩いていき, 柱に掛かっている地図で血液センターを確認. 道は簡単. 駅を出ると, 左前方 に大阪城を発見し, 少し驚く. 車中ではずっと本を読んでたんで, 大阪城の近 くに来ていることは気づかなかった. 大通り沿いに歩道を歩く. この辺には血 液センター以外にも, 府立成人病センターや都市基盤整備公団など, 公の機関 の建物が多い. そんな建物を眺めながら歩くこと約 10 分, 血液センターに到 着した.

建物の外から直で 2F へ上がり, 献血の受付へ. 普通の献血ルームの受付 は 10 時からだけど, 血液センターでの献血の受付は 9 時からだ. そのせいだ ろう, 私が献血ルームに到着したのは 10 時半位だったと思うけど, 待合室には 既に献血を終えたと思われる人々が休んでいた. 受付で手帳を渡し, 打ち出さ れた問診票の住所 etc を確認. 「今日も成分献血でよろしいですか?」 はい. 「記念品はテレカ, 図書券, レインボーカードのどれがよろしいですか?」 図 書券をお願いします. すると, 受付の人は問診票の備考欄 (かな?) に「ト」 と記入し, 「それではあちらで, 裏面の問診事項の記入をお願いします」 入 口に近い, 選挙のときの記入所みたいなところで問診票にチェックを入れて, 受付に返す. 「それではあちらで問診と血圧の測定をお願いします」 急いで 上着を入口近くのハンガーに掛け, 手荷物のリュックを持ったまま医師のとこ ろへ行った.

医師は, 年を取った男性. 血圧計測のカフを巻く手が頼りない :-p 「朝食 は何時頃とりましたか?」 声がはっきりしなかったので私は聞き返し, しばら く考えて 7 時半くらいと答えた. 血圧は 108/64. ま, こんなもんか. そうい えば血圧測定って, 一旦カフを高い圧力まで上げておき, それを下げながら計 測するものだと思い込んでいたけど, 今日の血圧測定器は, 圧力を上げる過程 で血圧を計っているように感じた.

続いて採血検査. 「いつもはどちらの腕検査をされますか?」 どっちかと いうと左が多いです. 「う〜ん, どっちかっていうと右のほうが血管が太いわ ね. もしよければ, 両腕に針を刺す献血をお願いしたいんですが, よろしいで すか?」 はい, いいですよ (^^) 「それじゃ, 右で検査しますね. 採血のとき は, 左から採血して, 右にお返しするようになります」 といいつつ, 右腕の 外側の血管のところを消毒して, 針を刺し, 採血. 「いつもは枚方の献血ルー ムですか?」 はい, 前 3 回は枚方の献血ルームでした. 検査用の血液を採り 終えると, 看護婦さんは「アミカスお願いしま〜す」 久しぶりのアミカスだ (^^)v 「5 分か 10 分, あちらで何か採りながらお待ち下さい」

もし待つ時間が 5 分だったら, そんなに長くない. 私は急いでトイレへ行 き, 猫舌の私でも一気に飲めるように冷たいカルピスを選び, TV を見ながら 飲み始めた. しかし, カルピスを飲み終えても名前が呼ばれない. 手持ちぶさ たになり, 本を読み始めた. 少しして, 名前が呼ばれる. 時計は見てなかった けど, 待ち時間は 15 分といったところか. ロッカーとかが見当たらなかった ので, 荷物を持ったまま採血室に入った.

2 台のアミカスが, 採血室の右奥のコーナー付近に置かれていた. 荷物を ベッドのしたのカゴに入れさせてもらって, 靴を脱ぎ, ベッドに横になった. 「両腕の献血をされたことはありますか?」 はい. 「前回は, 京橋かどこかで すか?」 いえ, 枚方です. 「あ, 枚方…. 見たことのない採血機名が問診票に 並んでいたから…」 などと言いつつ, 看護婦さんは, まず返血用 の針を刺す右腕の消毒をし, 針を刺す. 続いて左腕. 「いつも, ちょっと握っ てもらってますか?」 はい, ときどき. そう答えると, 看護婦さんは私に握る ものを渡してくれた. 私はそれを握り, 血管が浮き出てきたところへ針は刺さっ ていった. チューブのストッパーを外し, 11 時, 献血スタート. 「また必要 になったら, お渡ししますね」と言って, 看護婦さんは私のニギニギを近くの 作業台(?) の上へ戻した. 「お時間, 70 分くらいかかりますが…」 う, いつ もそんなに長かったっけか?

あらためて採血室内を見渡したが, けっこう大きい. ベッド数は大雑把に, 成分用が 10 床, 全血用が 4 床といったところ. 成分は, アミカス 2 台以外 は, Multi かな? 開始 15 分くらいだったか, アミカスがいつもの警告音を発 したので, 「お願いします」とニギニギを渡された. 袖をまくるのが面倒なの で, 来ていたトレーナを献血前に脱いでしまった. 「寒くないですか?」 大丈 夫です, と答えたものの, これも採血速度を遅くしている原因と判断したのか, 看護婦さんはバスタオル状のものを私の上半身に掛けてくれた.

開始 25 分頃, 主のいない隣のアミカスが暴走 (^^; し, 遠心分離機のあ たりがけたたましい音を発した. 一瞬, 何事かと思ったけど, 暴走したのが私 のアミカスじゃなかったので, ひと安心. 「ごめんなさいねー, びっくりした でしょ?」と, 何人もの看護婦さんに言われた. 採血後に, ある看護婦さんが 「ああなると, 止まるまで待たないとダメだから」と, ああいう現象に慣れて いるような言い方をしたので, ああいうのは何度かあるんですか? と聞いてみ た. 機械の試験のためのテスト導入の頃はあったような口ぶりだったが, 認可 が下りた今となっては問題はないとか言っていた.

広い採血室, 成分用のベッドは大体埋まっている. ただそれ以上にスペー スが大きいので, 閑散とした印象を与える採血室だと思う.

1 時間が経過した頃, またアミカスが警告音を発した. また遅くなったの かと思いきや, これで採血終了. 採血側の左の針を外し, 止血のテープを張る. そしてその数分後には返血も終わり, 献血終了. ベッドから下り, ベッドの下 のカゴから荷物を取り出そうとしたら, ベッドにくっついていたカゴが外れて しまった. 「あ, そのままでいいですから」 余計な仕事を作ってしまい, 済 みません (^^;;

待合室へ戻り, 今度はホットのカフェオレをいただいた. そうそう, 今日 の献血でも 4 色ボールペンと, あとメモを挟むようなクリップをもらった. 飲み終わってから, 待合室を見渡す. 後方の隅には, 喫煙スペースがあった. TV の下のショーケースには何が入っているのだろうと見に行くと, 外国で献 血したときに貰える記念品が多数展示してあった. ロシアの赤十字ピンバッジ や, 中国の赤十字タイピンなどは, 私も欲しいなぁ (^^; 他には, 赤十字と赤 新月の両方のマークが入っている記念品などもあった. そしてトイレへ行って から, 入口付近に掛けてある上着を着て, 椅子の上に置いてあった荷物を持っ て, 外へ出た. 入ってくるときは気付かなかったけど, ロッカーは, 入口を出 てすぐのところにあった.

さて, 次はいよいよ 名古屋オフミ だ. 3 週間後なので少し間があくが, 体調を整えて万全の 体制で臨みたい.

今日の日経新聞土曜版に「やってみたいボランティア」という ランキングが出ていて, 調査結果は上から順に, (1) 図書館ボランティア, (2) 美術館, 博物館, 動物園ボランティア, (3) 使用済み切手などの収集, (4) 献血, (5) 点訳, …, となっていた. 「やってみたい」と思う人は, 案外 多いんですかね, 献血は.

2001 年 3 月 24 日 (土) (122 回 @ 愛知県赤十字血液センター & 名古屋オフミ

1 次会

恒例になりつつある, 春の名古屋オフミ. 幹事の Y.Harada さんから お誘いいただき, 今回初めて参加することにした. これまでにお会いしたことのない 人が多く参加するので, 前日に参加者リストを見直して予習しておこう と思ったのだが, 仕事が終わって, 飲んで, 帰ってみたら午前 2 時 (^^; とりあえず寝て, 6 時 40 分に起床. 寝不足にも関わらず, 目覚し時計が 鳴る前に起きられたのは, 献血の魔力の為せる技か? シャワーを浴び, 朝食を 食べ, 新聞とか雑誌などを鞄に詰め込んで出発. Y.Harada さんからは 何かネタを仕込んどいて と言われてたけど, そんな余裕は全然なかっ た (^^;

京阪, 近鉄と乗り継いで, 京都から新幹線で名古屋まで. 新幹線の中で寝 ていたら, 思わず名古屋で寝過ごしそうになった (^^; 危ない, 危ない. 集合場所は 東口のエスカレータ前と言われてたけど, 駅の案内板を見ても東口が 見つからない. とりあえず北と南を見つけたので, それを基準に東と思われる 方向へ歩いていくと, 大きなエスカレータを確認. そうそう, 昼食を用意して おいてと言われていたのを思いだし, 駅弁売場へ. お店のおばちゃんに勧めら れるまま, 駅弁コンクールか何かで賞を貰ったという弁当を購入. エスカレー タの前へ戻り, しばらくぼーっと立っていると, まみまみさんがやってきた. Y.Harada さんに電話したところ, エスカレータの裏で待っているとのこと. 裏へ回ると, 確かにそれらしい (?) 人が輪になっていた. 軽く自己紹介をし て, Y.Harada さんがツアコンのように今日のスケジュールを説明した後, い ざ, 愛知県赤十字血液センターへ出発.

地下鉄東山線に乗って, 終点の藤が丘駅まで. 道中, Y.Harada さんに. 伝説の献血バス & 血液移送車のミニカーを見せてもらう. 私自身, 献血バスのミニカーが存在することは知ってましたが, 実物を見たのは今回が 初めてですし, 血液移送車に到っては存在すら知りませんでした. 今回の オフミは, これを見られただけでも十分元を取れたような気がする (^^;

藤が丘駅について, バスのロータリー付近で少し時間を潰してから, 血液センター行きのバスに乗り込んで, 出発. 土曜の昼前ということ もあり, 比較的道は空いていたが, それでも献血センターまでは 15 分くらい はかかった. 愛知県の地理には詳しくないけど, 愛知万博会場の近くとか. この, 交通の不便な献血センターへわざわざ献血しに来るには, そうとう強固な意志が必要かなぁとか思ったり.

という僻地 (おい) にも関わらず, 献血しに来ている人は我々以外にもい た. とりあえず広い部屋に通されて, センターの人に簡単に説明していただい た後, 問診票に記入して, お食事. 私の買った弁当が賞を貰ったのは, 子供部 門だったようだ (^^;

食事後, 献血紹介のビデオを見せてもらう. エイズ検査目的で献血しない とか, 血液はどういうふうに検査, 処理されて病院へ届けられるかなど, テー マは面白かった. ただ, 扱う内容が多過ぎて, 焦点がぼやけているような感じ. 特に, 最後の医事評論家のコメントは, 結局何が言いたかったのはよくわから ない. 昔は, 手術 etc で血液が必要になると, その人の家族 etc 自らが血液 を集めるために奔走した. けど現在は, 献血から始まる血液供給体制が確立し ているから, 端から見ると丸く収まっている様に見える. しかし実情はそうじゃ ない (つまり, 血液集めに苦労するのが, 家族から血液センター供給課職員に なっただけで, 必要な血液を十分に確保できていないという状況に変化はない. さらに供給課職員の苦労が見えにくいので, 問題意識が低下している) から, 問題を共有してさらに改善していく必要があるということを言いたいん だと思うのだけども.

ビデオの後, いよいよ献血. 血液センターに集まった約 10 人が 1 度に献 血することはできないので, 2 グループに分かれた. 私は, 前半のグループ. トイレに寄ってから採血室へ入り, 順番を待って, まず採血検査. 「今日も両 腕でお願いしてもいいですか?」 もちろん OK です (^^)v というわけで, 右 腕の外側の血管から, 採血.

その後, 医師の問診. 問診票の問診事項にはあまり触れなかったけど, 今日の健康状態とか, 採血検査結果の説明などは詳しかった. 血圧を計ってみ ると, 上が 89. 基準では 90 以上ないとダメだそうで, 再測定. 今度は 92/69 で, 無事通過. それにしても, 昼間で上が 92 というのは, いくら私で も低過ぎないか?

ここのベッドには, もれなく液晶 TV & ビデオがついている. 「よろ しかったらビデオをお持ち下さい」ということで, ビデオの入った棚を物色し, 「パラサイト・イブ」を借りて, ベッドへ. 私を待っていたのは Amicus だっ た. 隣が Y.Harada さんで, 正面がまみまみさん. ベッドに横になり, 返血 の左腕, 採血の右腕の順でアルコール & 沃素消毒. 針を刺されながら見 る, かたつむりの死骸 (--;) そして, 採血スタート

左手にはニギニギを渡されたままだったので, ときどき握ったり開いたり. そのかいもあって, Amicus は 1 度も警告音を発しなかった. いい感じ. 看護 婦さんが 1 人, ずっとそばについてくれていたが, ちょっと TV の音を上げ てもらえますか? と声を掛けたくらいで, 極めて順調. 順調過ぎて, 書く事が ない (^^; 「パラサイト・イブ」で, 主人公が妻の肝臓を貰い受け, 培養を開 始するくらいのところで, 献血終了. 献血時間は, 40 分くらいかな? 献血後 に血圧を計ってみると, 上は 100 を越えていた. そういうものなのか?

昼食をとった広い部屋へ戻ると, 名古屋駅前の大名古屋ビル献血ルームで 献血した別陣が, 血液センターに到着していた. 人数, 一挙に倍. コーヒーを 飲みながら, 献血中に気持ちよく寝ていた (ように見えた) もりのへなそうる さんと話したり. 献血の処遇品は, 500 円分の図書券. それとは別に, 赤十字 マーク入りのタオルやシャープペン, それに「献血ゴーゴー BLOOD TV」とい う CD-ROM を頂いた. CD-ROM はこれが 2 枚目になりますので, 欲しい人がい たら差し上げます. 総合企画が元厚生省という代物ですが, 中身は結構面白い です.

献血の前半グループが戻ってきてから, センター内の見学をさせてもらっ た. 検査室 etc はクリーンルームなので入れなかったけど, 供給課の部屋は 冷凍保存されている血漿や血小板まで見せてもらった (^^; 基本的には ABO 式で分類されているけど, RH- などの稀な血液は別の棚に入っていたり. こう いうふうに大勢での見学は初めてとのことで, 供給課の職員の皆さんも驚いて いるとのこと (^^;

帰りのバスの時間が迫ってきたので, 名残惜しいけど血液センターを去る ことになった. 全員で記念写真を撮り, バスに乗り込んで, 一路, 藤が丘へ. 土曜の午後ということで, 午前中に比べると道が混んでいるような気がした. しかし, 藤が丘から地下鉄に乗り込んで名古屋駅へ戻り, ここで帰る 2 名を 見送り, 2 次会の場所へ行くと, 予定通りの 17 時だった.

2 次会

最初はそうじゃなかったんだけど, 成行きで Y.Harada さんの隣に座るこ とに. 周りから, 「リンクのさとう」とか, 「マーク (印影) のさとう」とか 呼ばれたり (^^; せっかく Y.Harada さんの隣に座ったので, 長年の謎だった, 底なしの Y.Harada ネットワークの秘密を教えてもらった. 曰く, ご近所さん で探すとのこと. 送ったメールの総数は, 数百. 私以上に節操がない :-) あとは, 粗品調査隊 の ネタもたくさん溜っているけど, 忙しくて更新できてないとか.

宴もたけなわな頃, 自己紹介. 私は相変わらずどうでも言いことを喋った んだけど, 皆さんの自己紹介を聞いていると, どうやら 旅血 が人気のようだ. ってことは, マイナーな血液センター や献血ルームでオフミを企画すれば, 集まるってことか?

そうそう, 今年になって骨髄提供をした Niimi さんに針跡を見せてもらお うと思ったけど, 結局見せてもらえなかった :-p 会社勤めの Niimi さんは, 骨髄提供に際してボランティア休暇を取得したとのこと. 私が勤める会社にも ボランティア休暇の制度はあるけど, 骨髄移植で適用できるのかなぁ…

あんなこんなで時間が過ぎていき, 残り時間も少なくなった頃に杯で乾杯. 私は杯を実家へ置いてきてしまったので, 普通のグラスで乾杯. それがちょう ど, 2 次会の〆となった.

3 次会

2 次会で何名かが帰られた後, 名残惜しい人々 (?) が残って, 隣の Cafe de Clie で 3 次会. ホットショコラを頼んだら, たまたまサービスで半額と なっていた (^^; 最近, 甘い物を飲むと, ほっとする. 体重も増えているよう だけど.

ここでも席は, Y.Harada さんの隣 :-) 今後のオフミの話とか. 私も何度 かオフミの幹事をやったことがあるけど, 私の場合は旗を降るだけで, 献血の 予約や 2 次会の場所の手配は別の人に丸投げしている. 一方, 今回の名古屋 オフミは, ほとんど Y.Harada さん独りが運営している. 実際, これは大変. うまく分業できるといいですねぇとか, 話したり. でも, 名古屋オフミでこれ だけ人が集まるのは, Y.Harada さんのキャラクタの為せる技かなとか思った り. Y.Harada さん曰く, オフ ミをやるなら参加するという人はたくさんいるらしい. ただ, 自分で幹事をや ろうという人が, 多分幹事の仕事が見えないせいだと思うけど, なかなかいな い. 私自身, 規模を問わず 近畿地方でオフミをしたい と いう想いはあるので, そーゆー想いを持っている人は一声掛けて下さい. 旗を 降れとか, 下働きしろとか言われれば, ヤれる範囲でヤります.

もう 1 つ. 今, 私が興味を持っているのが, 県やルームで独自のポイント カードなど. これを紹介するページがあったらいいなぁと思って Y.Harada さ んにやりませんかと聞いたけど, 粗品だけでも手一杯ということで断られてし まった (^^; 誰かやりません? ほんのちょっとだけだけど, 私自身でやりたい なぁという気持ちもあって, 俄にスキャナが欲しくなってます (^^;;

20 時頃, かおこさんが帰るというので, 一緒に帰ることに. 名古屋へ来た のは初めてではないけど, いつも, 名古屋から地下鉄に乗り換えていたので, 名古屋駅を外から見たのは初めて. なんか, すごい建物ですね :-) 駅構内で かおこさんと分かれ, 新幹線に乗り込む. 今度は寝過ごさないように, 電車の 中ではずっと起きていた. 広島で地震があって交通機関がマヒ状態というニュー スに, びっくり.

2001 年 4 月 7 日 (土) (123 回 @ 北大阪赤十字血液センター)

通勤定期が, 明日 4/8 で切れる. 4/28 から連休だから, 4/9 以降は 定期券を買わずに, 回数券で行こうかと思っている. 定期券が無くなると, 休日の行動にいつも以上にお金がかかることになる. 献血も然り. なら, 定期 券が有効なうちに, 定期券を使って行けるところへ行こうかと思った. 私の定 期券は, 京阪本線. そして, その近辺でまだ行っていない, 北大阪赤十字血液 センターへ行くことに決めた. 3 回連続, 母体 (=血液センター) 献血だ.

9 時過ぎ頃に部屋を出て, 京阪本線 & モノレールを乗り継いで, 沢良宣へ. 出口付近の地図で場所を確認. 血液センターへの道は 1 本だけど, 遠い. 手元のチラシによると, 徒歩 15 分. 産業道路のように大型車がぶんぶ ん走っていくその脇を, てくてくてく. ちょっと古くさい血液センターの建物 は, 交差点の角にあった.

中へ入ると, 正面に採血検査する場所があった. 少しきょろきょろして, 左側に受付を発見し, 献血手帳を差し出す. 手帳を見た受付のおばさんが 看護婦さんと何やら話してから, 「今日は成分献血でよろしいですか?」 はい. 多分, 過去 1 年で 400ml 献血を 3 度やっていて, 全血をできないことを, 看護婦さんに確認したのだろう. 問診票を打ち出す. 「ここでの献血は初めて ですか?」 ここでも枚方市駅献血ルームで見たような, 個別のカルテみたいな ものを作っていて, それが見当たらなかったからだろう. そのまま受付で問診 票の裏面にチェックし, 荷物を背後のロッカーに入れるよう, 促される.

受付の隣に, 医師の問診室があった. 年をとった男性医. 「体調はいいで すか?」 はい. これくらいで, 問診は終わり. 血圧は 107/55. ま, こんなも んか.

続いて, 採血検査. 両腕を一目見た看護婦さんは, 「では, 左腕で検査し ますね」と即決. アルコール消毒した後に, 小さい試験管で数本分の血液を取 る. 「比重も十分ですね (^^)」 とのこと. 針を抜いた後, 何度拭いても 血液が止まらない. 「出がいいですねぇ」 というか, 止まりにくいのだ, 私 の血は.

で, いよいよ採血. 今日は CCS で片手血小板. 「何かお飲物をお持ちしま すか?」 アイスコーヒー with 砂糖 and ミルクをお願いする. 採血は 4 ター ンだそうだ. 右腕の内側をアルコール & 沃素で消毒. 「こんなに血管が 太いと, 刺したときに血液が飛び出してきそうで, 恐いですねぇ…」 そして 針が刺さって, 採血スタート. アイスコーヒーを一口.

「いつもは森の宮 (大阪赤十字血液センター) ですか?」 いえ, 枚方市で す. 「そうなんですかぁ. そういえば最近, 枚方市の献血ルームから来た看護 婦さんがいますよ. 今日は天気が良くて, みんな花見に行ってるせいか, 暇な んです. 車の交通量は多いんですけどねぇ」 はぁ 「献血ルームは, 土日は混 んで, 1 時間待ちとか, 下手したら 2 時間待ちとかあるんですが, ここは混 まないんで, また来て下さいね」

採血室には, CCS とマルチがそれぞれ 2, 3 台. それと, 全血の採血機が 1 つ. アミカスも見かけたけど, マルチの陰で後ろを向いていた (^^; 正面に, TV が 1 台, 天井からぶら下がっている. それと反対側の天井付近にも, 小さ な TV が 1 台. 見ていた番組で, たまたまうちの会社の製品が取り上げられ たり (^^; 献血に来ている人は, 男ばっか. それも, 私よりもずっと年上の人 がほとんどだった.

採血は, 極めて順調. テルモのロゴがプリントされた緑色のニギニギを渡 されて, 思い出した頃に握ったりしてたけど, 採血スピードはずっと Normal をキープ. 順調, 順調.

採血開始から約 1 時間が過ぎた, 午前 11 時半, 採血終了. 針を抜いて, バンソウコウを貼って, ベッドから降りて, 採血室を後にした. 椅子に座って ぼーっとしていると, 受付の人が献血手帳 etc を持ってきてくれた. 「図書 券とテレホンカード, どちらがいいですか?」 図書券をお願いします. 「ゆっ くりしていって下さい」 ということで, アイスのカフェオレをいただく. 図 書券以外にも, この時期の風物詩になりつつある (?) サウナ券を貰う. サウ ナ券って何度か貰ったことがあるけど, 一度も使ったことないんですよねぇ… (^^; 雑誌置場, 何故かスポーツ系, 陸上系の雑誌が多かった.

12 時近くになり, 右腕のバンソウコウの上から巻かれたベルトを外し, 血 液センターを後にした. 空はいよいよ青く, 春を通り越して夏のような陽気だっ た.

冒頭にも書いたが, 3 回連続母体献血だ. 次々回は奈良母体が確定してる ので, 次回も母体献血にしようかなぁ… そういえば, 2 週間前にやった献血 の検査結果が, まだ届いてないぞ.

2001 年 4 月 22 日 (日) (124 回 @ 京阪枚方市駅献血ルーム)

外出先から戻ってきたのは, 16 時過ぎ. 2 週間後に奈良で献血する予定を立てているから, どーしても今 日は献血しとかないとダメだ. とりあえず荷物を部屋へ置き, 財布と手帳をポ ケットに入れて, 駅まで走り続けた. 走ったはいいけど, 駅で時刻表を確認す ると, 次の電車が来るまで には 10 分以上の時間があった. 息を落ち着かせ, 来た電車に乗り込み, 枚方市 駅で下車. ホームの階段を駆け降り, 自動改札をすり抜け, 献血ルームに飛び 込んだ. 16:30. 成分献血の受付は, まだやっていた. 「今ですと, 17 時過ぎ までお待ちいただきますが, よろしいですか?」 OK っす

上着をハンガーに掛け, トイレに行き, 医師の問診. 走ってきたというの に, 血圧は 103/56. とりあえず, 問診は無事に通過. 続いて, 採血検査. 「どちらの腕から採りますか?」 どっちでもいいですけどぉ 「痛いのはさとー さんですから, お好きな方を選んで下さい」 という看護婦さんのセリフに圧 倒されてしまい, しばし悩む. そーいえば, 最近, どっちかってゆーと本番は 右から採られることが多く, 右側のほうが針跡が強く残っているような気がす る. だから, 左は本番に残して, 検査は右からお願いしますと答えた. 右に針 が刺さる. でも, 血液が出てこない (?_?) 「ちょっとグリっとしますんで〜」 と言いながら, 看護婦さんは, 既に私の腕の中にある針先で血管を探し出し, ようやく鮮血が試験管の中へ飛び出してきた. 私の血管は外から見えやすくて, 看護婦さんもそれを狙ったんだけど, 針先が血管に当たったときに血管が逃げ てしまい, 刺すのに失敗したようなことを言っていた. 気持ちのいいことでは ないけど, 痛くなかったから, ま, いいか. 「お時間, 1 時間をちょっと越え てもいいですか?」 ホントは早く帰りたかったんだけど, 条件反射的に「はい」 と答えてしまった.

採血室の方から名前を呼ばれたのは, やはり 17 時を過ぎてから. 案内さ れたのは, 何やら見なれない機械だった. これが, テルシスとの初めての出会 い. テルシスってことは, 血小板献血か. 左腕はアルコール & 沃素で消毒され, 目の前のテーブルには アイスコーヒー (ミルク & 砂糖入り) が置かれ, 左腕に針が刺さり, 採 血チューブのストッパは外れ, チューブの中に少量の血液が流れ込み, そして 採血開始. 走ってきて, 喉も乾いていたので, コーヒーを一口. 針が刺されな がらも, 私は, ベッドの上で一息つけたような気がした.

採血は, 割と順調. 2 ターン目の開始くらいで, 採血スピードが少し遅かっ たのか, にぎにぎを渡された. でも返血→採血の切り替わり時に少し握るくら いで, それ以外はあんまり握らなかった.

採血室から献血者が 1 人減り, 2 人減り, だんだん寂しくなっていくなか, テルシスに血小板を採られる私. 総量としてなんぼ採られたのかはよくわから ないけど, 最終的に 5 ターンほど採血 / 返血を繰り返した. 賞味期限が 3 日と短い血小板は, 1 日に採る人数の上限がある程度決まっていると聞く. な ので, そのルームで必要数が確保できると, その日はもう血小板献血は行われ ず, 成分献血はすべて, 保存のきく血漿献血になるらしい. なのに, その日の 受付〆切ギリ ギリで駆け込んだ私は, 多分血小板が少なめだったのに, テルシスで血小板献 血. 今日は, 血小板献血者が足りてなかったのかなぁとか思ったり.

18 時を少し過ぎた頃, 5 回目の返血が終わった. 針を抜かれ, 止血のバン ソーコーを張ってもらった私は, ベッドを降り, 待合室へ戻った. 看護婦 or ルーム関係者以外で残っているのは, 私だけ. 「ゆっくりしていって下さいね」 と言われたものの, いまいち落ち着かない :-) かといってすぐに帰るわけに も行かないので, アイスカフェオレを飲みつつ, 10 分ほど休んでから, 献血 ルームを後にした.

ここんとこ血小板献血が続いているので, 今年初めのスロースタートを結 構挽回できたんではないか? ただ, 成分献血の上限が来たので, 次回は 400ml にして, しばらく休みます. 献血ルームに置いてあった雑誌に, 「大阪赤十字 血液センター蔵書之印」という 印影 を見つけた. 興味津々.

2001 年 5 月 6 日 (日) (125 回 @ 奈良県赤十字血液センター & 奈良血祭?)

事の起こり

連休中, りょう☆ さんが 関西の実家に戻られているということで, じゃあ一緒に献血しましょうか, い い機会だから奈良くらいまで足を延ばしましょうか, というふうにして話がま とまり, 奈良県赤十字血液センターで献血することになった. 私は成分が上限 に達したので, 400ml をすることに. りょう☆ さん, 私以外の参加者は, 最終的には神戸のまみまみさん & まさき さん, 大阪の 森のへなそうる さんの計 5 名. まさしさん が病欠, あと くまど んさん & 武士さんは遠方のためやむなく不参加 (;_;).

採血まで

9 時少し前に部屋を出て, 京阪電車 & 近鉄電車を乗り継いで, 近鉄筒 井駅へ. 奈良県へ来たのは, 修学旅行以来で 10 年ぶり (^^; 西大寺の近く では, 車窓から古墳を見ることができる. こーゆーところが, 奈良. 西大寺で りょう☆ さん & 森のへなそうる さんと合流し, 筒井駅で同じ電車から降りて来たまみまみさんと合流. そして改札を出たところで, 間違えて快速か何かに乗ってしまい, 一旦筒井駅 を通り過ごしてしまった まさき さんと合流. これで全員.

電車から赤十字マークは見えていたので, 見当を付けて適当に歩くと, 10 分もしないで血液センターに到着した. 入り口には, 靴が並べられている. 中 は土足厳禁らしい. スリッパに履き換えて, 中へと進む. 受付に手帳を出すと, 手荷物をロッカーへ入れるように言われたので, 玄関のところで目に入ったロッ カーに荷物をしまう. でもこのロッカー, よく考えると, 靴を入れるところで したね (^^; 実際, 建物の内部にもロッカーがあって, 他の人はみんな, そっ ちのロッカーに荷物を入れてたし (^^;; で, 受付に戻ると, 成分献血はでき ない旨を告げられる. それは予め承知していたので, 慌てず, 全血 400ml を お願いした. 受付のところにある椅子に座り, 問診票の住所などに変更が無い ことを確認してから, 裏面の問診事項に◯を付けていく. 受付の人に問診票を 返すと, 受付の人は医師ところまで案内してくれた.

椅子に座って待つと, すぐに問診の順番がまわってきて, 問診室へ. まず 血圧. 118/65 ということで, 問題なし. その後は特に会話もなく, 問診終了.

続いて, 採血検査. 全血ということで, ストローの先に針が付いたような 物で, ストロー 1 本分を左腕から採血. 硫酸銅水溶液に, 私の血液を 3 滴た らす. ビミョーな浮沈を繰り返すも, 結果的に全滴沈んで, OK (^^)v いよい よ採血だ.

いざ採血

採血室は割と広い. ベッド数は, 成分用が約 8 床の, 全血が 2 床くらい. 既に男性が 1 人, 全血をやっていて, 私はその隣のベッドに横になる. 機械 は, テルモのヘモクイック (AC-181). あま りにもベッドが寝ていたので, ベッドを少し起こし, さらに頭の下に枕を入れ てくれた. 採血姿勢は別にどうでもいいんですが, 針が刺さるときはそれを見 ていないと, ちょっと不安. いつも通りにアルコール消毒, 沃素消毒の後で, 右腕の外側の血管に針が刺さる. あっ, そういえば全血用の針って太かったん じゃ…と気付く頃には, 針先は血管の中にあった.

というわけで採血が始まったのだが, 看護婦さんは採血パックを作業台の 下の方に置くだけで, 採血機にセットしてくれない. 何故だろうと思って傍ら の採血機を見ると, 故障中だった. つまり, 私の隣で全血をやっている人が終 わってから, 私の採血パックをその機械へセットするつもりなのだろう. でも, もし前の人より早く終ったらどうなるんだろう…などと, 変な (?) 心配をす る.

改めて採血室を見渡すと, 窓際に淡いピンクの折り鶴が飾ってあったりし て, 何となく病室風 :-) 反対側の壁には時計が掛かっているけど, その手前 に背の高い物置があったりして, 時刻が見づらい.

などとキョロキョロしているうちに, 隣の人の採血が終わって, 私の採血 パックが機械にセットされた. 「駅前でティッシュを配ったりしたんですが, それを見て来たんですか?」 いや, そーゆーわけじゃないんです, と, 話題を そこでぷっつりと切ってしまいすみません (_o_)

私の横をまみまみさんがすり抜けて, いざ採血, というところで, 私の採 血が終わった. 全血なんて, あっさりしたものだ. 止血のバンソーコーを張っ てもらい, ベッドから降り, 待合室へと戻った.

採血後 I

私以外の 4 人は, 成分献血. しかも私の献血が終わった時点で, まだ採血 を開始していない人もいる. というわけで, 1 時間以上の待ち時間を覚悟した. とりあえず水分補給ということで, アイスのカフェオレをもらい, 椅子に座る. 程なくして係りの人がやってきて, 献血手帳やポケットティッシュ, チラシな どを渡された. う〜む, 奈良の 献血情報 も web で見られたのね.

カフェオレも飲み終えて, 待合室内をふらふらふら. 処遇品の展示があっ たのだが, 赤十字マーク入りの缶コーヒーが展示してあり, 驚く. あと, 壁に は有功章だったっけか? 50 回毎に貰える章をとった人の名前が張り出してあっ た. 平成 12 年 3 月末日時点で, 最高は, 550 回が 9 人. これって, 区切りのよい回数を奈良県で献血すると, 名前が掲示されるんでしょうか?

まだ時間がある. 奈良県の献血受付場所が書いてある資料を柵から貰い, その隣の雑誌置き場にあった AERA の連休前の号に目を通す. 偶然, 貧血の記 事があった. 鉄剤も接取しすぎると, 活性酸素 (でしたっけ? 体に悪い奴は) が増えるのでよくないとのことだそうです. そしてこれまた偶然に, 押井守の 記事を見つける. 攻機はマトリックスに影響を与えたそうですが, 私は攻機を 見てないんですよねぇ…. いつか, ビデオでも借りて見てみよう. その前に, ビデオデッキを何とかせねば…

AERA にも全て目を通し, そろそろ飽きてきた頃にまみまみさんが戻ってき た. で, しばらくして 森のへなそうる さんが戻ってきて, 私の周りに椅子が空いていなかったので, 別の席へ移動. そういえば, 私の周りに座っていた男女数人も, 何か顔見知り風だったなぁ.

しばらくして りょう☆ さんと まさき さんが戻ってきて, 全員採血無事終了. といってもすぐに去るわけにもいかな いので, しばらく休憩. 常連さんの伝言板と化している楽書帳 (儘) に一言ず つメッセージを残して来ました :-) 楽書帳にケータイの番号を書いていた 人がいるけど, 誰が見ているかわからないんだから, そーゆーのは書かない方 がいいと思う. センターの人からは「いろいろなところ でなさってるんですねぇ」とか言われたり, まさき さんと 森のへなそうる さんは王道の旅行貯金の成果を見せ合ったり. そんなこんなで, 結局 14 時過 ぎまで長居して, 入り口の看板の前で記念撮影して, 血液センターを後にしま した.

採血後 II

とりあえず郡山駅まで戻って, 昼食. 近くの喫茶店で, 5 人とも 鉄骨スパゲッティ を注文する (本当). ほうれん草やら 何やらが入っているのだが, 鉄骨 とわざわざ名前を付ける 程ではなく, 単なるきのこスパゲッティという感じがした :-p

食事中, くまどんさん から電話が入いる. 今回は遠方ということで日帰りが難し く不参加となりましたが, またそのうち, どこかで会いましょう.

りょう☆ さんの飛行機の時間がきて, 散会. りょう☆ さんは JR ということで駅でお別れ. 残りの 4 人は取りあえず近鉄電車に乗 り, 京都方面へ行く私は, 他の 3 人とは西大寺でお別れ. 京阪電車では, 競 馬が開催されていたので, 淀で大勢の人が乗り込んできた. 途中, くずは (漢 字の出し方がわからん) で横殴りの雨に会い, こりゃまずいかなと思ったけど, 最寄駅に着いたときには雨は止んでいた. ラッキー (^^)v

あとがき

今回は 400ml をやったので, 次回の献血は 8 週間後の 7/1 になる予定. 案外と奈良は近かったので, いずれ近鉄奈良駅付近のなら献血ルームへも行き たい気がふつふつと湧いている (^^; それと, 前にも書いたかもしれないけど 大阪 (関西 or 近畿) オフミの件, 「やりたいっ!」という人がいるのならフォ ローします.

そー言えば, 金魚は見掛けなかったなぁ…, という話を奈良出身者に言っ たら, 田んぼに隣接する四角い池の中にいると言っていた. そー言えば, それ らしき池はあったような気がする…

2001 年 6 月 24 日 (日) (番外編)

イベントのお知らせをいくつか

三宮オフ
滋賀県 1000 人献血
大阪オフミ (仮称)

「三宮オフ」と「滋賀県 1000 人献血」が同日というのが, 少し残念. で も「大阪オフミ」は, これらのイベントの丁度 4 週間後というところがポイ ント :-)



[うさぎ印] おたより, お待ちしています

sato.mshr@gmail.com