数は力

私がページを作る第 2 の理由

ページを作ってて思うこと

個々のページを書き始める理由というのは, 私の場合はいろいろあります. 様々な理由からあるネタについてページを書きたいと思い, ページを書く出し ます. ネタの性格によっては定期的に更新されるものもあれば, 滅多に更新さ れないものもあります. しかしそうして更新を続けていくうちに, 特に最近, そのネタでページを作り始めた頃の理由とは異なる, ページ製作の別の目的と いうものに気付き, 結構意識するようになりました. そしてその別の目的は, ネタの種類によらず普遍的なものなので, ここで紹介しようと思いました. キー ワードは, 数は力.

数は力

突然ですが, 「数は力」って正しいと思いませんか? その是非はともかく, 「数は力」って私は正しいと思います. 多くの人が支持する 意見を採用する多数決は, 「数は力」を示す良い例です. ただし, ここで注意 してもらいたいのは, 「数は正義」と言っているのではないことです. あえて 具体例は挙げません (^^; が, 多くの人が支持するからといって, それが必ず 正しいということはないと思います. ただ, 「力」はあります. 「力」が「正 義」を錯覚させることはあるかもしれませんが, それは区別されるべきでしょ う.

ページを作る第 2 の理由

私が作ったページには, 献血, クッキー, Linux, Ruby に関するものがあ り, 1 度は作ったものの更新のメドが立たずに消してしまったページには, Tcl/Tk, VRML があります. これらのネタに共通するのは, 失礼を承知で言い 切ってしまえば, どっちかというと マイナーなネタである ということです (^^; これは全くの 偶然です. 私自身に, マイナーなものにしか触手が動かないというような性質 があるのかもしれません. でも, そのネタに関してページを作ろうと思った第 1 の理由が「マイナーだから」ではなく, 第 1 の理由はそれぞれに存在して いて, それでも私が取り扱っているネタを改めて眺めてみるとマイナーだった, ということです.

今はマイナーだけど, 今後もマイナーのままでいいかというと, 私はそう は思っておらず, できればそれに目を向ける人が増えないかなぁと思っていま す. その理由は, ネタによって違います. 例えば Linux や Ruby なら, 利用 者が増えて, もし私と似たような目的に使う人が出てきて, その人が私の少し 先を行くようならば, 私はそれを真似すればいいので苦労が減ります :-) と いうわけで, 日々, これらのネタのメジャー化を切に祈っています.

メジャー化のために私ができること, それは, そのネタに関するページを 作って, 1 人でも多くの人の目に触れさせることだと思います. 他の目的で 訪れた人が, ごく一部でも別のネタのページを見てもらえればラッキーですし, そうじゃなくても, その単語をよく目にしていれば, サブリミナル効果が生じ る可能性もあります (^^; またサーチエンジンとかでそのネタに関するページ がたくさん見つかるということは, そのネタに関して調べた潜在的な同士を, こ ちら側へ引き込むきっかけとして作用するかもしれません.

個人がページを作ったところで, 上のような効果はほとんどないかもしれ ません. でも, 塵も積もれば山となりますし, この業界では個人の力も結構侮 れないものです.

というように, 私は最近, そのネタのメジャー化を目指すというためにも, ガンガンページを制作していきたいと思うようになっています. もちろん, 第 1 の目的も見失ってはいませんが.

便所の落書の意義

「便所の落書」と, インターネット上の情報は揶揄されることがあります. 確かに, 役に立たない情報は多いです. しかし, 百科辞典の全ての項目が必ず 私の役に立つのか? ということを考えますと, インターネット上には役に立たな い情報が多いということが欠点であるとは言い難いです.

ということを踏まえて, ページ製作者側に立って考えてみます. 私のペー ジが他の人の役に立っているのだろうか? と考えますと, 多くの人にとっては, 多分, 便所の落書のように見えるでしょう. でも, 便所の落書だからといって 不要というわけではなく, ある特定の誰かの役に立つ可能性はあります. さら にこれまでに述べてきたように, 「数は力」という観点から見ても無意味では ないでしょう. 高い質を維持して多くの人の役に立つページを作るというもの ひとつの道ですが, 質は他の誰かに任せておいて, とにかく量を作るというの も, 意味のある行為ではないでしょうか? 量を作っていくうちに, いろいろと 気付くこともあるでしょうし, そういうときには質を考えていけばいいのです. 難しいことを考える前に, 思い立ったらとりあえず作ってみるというのも大切 なことなのです.

という言い訳を自分にしつつ, それを「ページを作る第 2 の理由」として, 私は今日もガンガン制作に励みます :-) 質は後からついてくるでしょう, きっ と



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