usleep

`usleep`

仮眠 Zzz..

今度は usleep(3) を使ってみましょう. sleep に対して usleep. 想像はつくと思いますが, マイクロ秒単位で止める時間を指定することが可能です. man usleep を見ると, すごく説明が短い です (^^; (Linux Programmer's Manual だけか?)

man usleep の DESCRIPTION には, 実際に指定した時間よりもちょっと長くなりますよと書いてあったりします.

時を計りしもの

sleep のときと同じように, gettimeofday(2) を利用します. 使い方も同じです.

プログラム例

プログラムは sleep のときとほとんど同じです. 待っている部分を sleep の代わりに usleep にしているくらいですね. SLEEP_USEC では 20000 マイクロ秒 = 20 ミリ秒を指定しています.

 1  /*
 2   * test_usleep.c
 3   * usleep を使って, 間隔をあけるテスト
 4   */
 5
 6  #include <stdio.h>
 7  #include <unistd.h>
 8  #include <sys/time.h>
 9
10  #define SLEEP_USEC 20000
11  #define LOOP 5
12
13  int main()
14  {
15    int i;
16    struct timeval tv[LOOP];
17    struct timezone tz;
18
19    for(i=0; i<LOOP; i++){
20      usleep(SLEEP_USEC);
21      gettimeofday(tv + i, &tz);
22    }
23
24    for(i=0; i<LOOP; i++){
25      printf("%3d : %ld:%06ld\n", i, tv[i].tv_sec, tv[i].tv_usec);
26    }
27
28    return 0;
29  }

実行結果

結果を見ると, 30 ミリ秒ずつ停止しているようですね. う～ん, ほぼ等間隔 (^^;

  0 : 892370061:870755
  1 : 892370061:900664
  2 : 892370061:930664
  3 : 892370061:960664
  4 : 892370061:990848

[うさぎ]

m@sa.to