ディスクの中の住人たち (98-06)

Note PC に入れたアプリケーション達の記録です. make 待ちの空いた時間に書いてます.



1998/06/20

Tokyo Linux Fair v0.5

神田の東京電機大学で行われた, Tokyo Linux Fair v0.5 に行ってきました. 時間の都合で, デモと午前中のテクニカルセッションしか見られませんでしたが, Linux の活力というようなものを, 肌で感じることができました. ぷらっとホーム謹製の, LINUX INSIDE エンブレムステッカー もいただきましたし(^^)v. 会場を提供してくれた東京電機大学や, 運営, 実行に関わった皆さんに, 感謝致します.

あと会場で, 学部の頃に同じ研究室だった人に, 3 年ぶりくらいに会いました. その人曰く, 私は 3 年たっても全然変わってないそうだ. 今でも若く見えるのか, それとも昔からふけていたのか…


1998/06/18

カーネルのアップグレード (patch-2.0.34.gz)

久しぶりに新しいカーネル (2.0.34) が出たので, パッチをあててコンパイルしてみました. make menuconfig をすると, Filesystems のところに, それまであった MSDOS fs などがありません. 現在, ドキドキしながらコンパイル中.

やっぱりダメでした (;_;). 起動時に, DOS 領域のマウントに失敗しました. いろいろ (というほどにはやってないけど) 試したところ, FilesystemsNative language support を選択すると, MSDOS fs などの選択肢が出現しました. あと, 文字コードの選択がいろいろと出たんですが, それはわからなかったのでとりあえず無視 (^^;.

一応, こんな感じに動いています.

$ uname -a
Linux swift 2.0.34 #2 Thu Jun 18 18:36:04 JST 1998 i486 unknown

(再起動後の追伸) dmesg すると, Unable to load NLS charset cp437(nls_cp437) なんてメッセージが出てきました. これは Native language support の影響なんでしょうか?


1998/06/17

Apache 1.3.0 + PHP 3.0 (apache_1.3.0.tar.gz + php-3.0.tar.gz)

下と同じですが, こっちは最新バージョンで構成しています. Apache 1.3b7 を入れた後に 1.3.0 を見つけたのが悔しくて, 入れ換えました. それだけです (^^;

昨日もインストールしたので実感があるのだろうと思いますが, インストールは 1.3.0 のほうがはるかに易しく感じます. 多分, 1.2 以前で Configuration ファイルで設定していたことを, 全てコマンドラインからできるようになったというのが大きいと思います. 例えばインストールの方法の説明をするときに, ここでエディタを使って該当行を… なんて説明するよりも, 全てをコマンドラインからオプションで指定するようにして, 以下の順序でコマンドを実行して下さい のほうが説明しやすいでしょう. インストールの経過のメモも, 短くて済みます (^^)v


1998/06/16

Apache 1.2.6 + PHP/FI 2.0.1 (apache_1.2.6.tar.gz + php-2.0.1.tar.gz)

訳ありで, 素の (日本語パッチの当たっていない) PHP/FI が欲しくなり, Apache もろともインストールし直しました. 前回 PHP/FI をインストールしたときには, パッチに付いてきたドキュメントをそのまま真似したんですが, 今回は, 初めて英文のドキュメントを読んでインストールしました. だいたい, 書かれている通りでインストールできます (^^)v

コンパイルに時間がかかり, 帰りが遅くなっちゃいました (^^;


1998/06/13

PHP 3 (php-3.0.tar.gz)

PHP は SSI のように, HTML 文書の中に埋め込むプログラム言語.バージョン 2 の頃は PHP/FI と呼ばれていたんですけど,バージョン 3 からは PHP と言います. つい数日前に 3.0 が正式リリースされたようなので, 下の Apache 1.3b7 に組み込んでみました.

コンパイルの方法は, Apache 1.3b7 の README.configure に書いてあるので, その通りでいいはず. でもなかなかうまくいかず, いろいろ試行錯誤しているうちにコンパイルできました. 謎です. PHP 3.0 の ./configure のソースを見ていてわかったんですが, Apache 1.3 って, b5 以前と b6 以降でソースツリーが変更しているみたいなんですねぇ.

PHP 3 を Apache のモジュールとしてインストールした後に, Apache 1.3b7 を再コンパイル & 再インストール. そして etc/srm.conf の PHP に関する設定のコメントを外して, 準備終了. /usr/local/apache/sbin/apachectl restart で再起動.

マニュアルなどを眺めてみると, PHP 3.0 は PHP/FI 2.0 の完全上位互換じゃないんですね. 結構基本的な部分が変更されてますので, 最低でも CHANGES には目を通りましょう. 本来ならマニュアルも一通り目を通すべきなんですが, 付属のマニュアルが全て SGML で書かれている ため, SGML のビューアーがない私は,読むのにひと苦労. SGML を HTML に変更するための Makefile もあるのですが, あるコマンドがインストールされていないので使えませんでした (;_;).

というわけで, 現在私は, 以下の 2 つの環境を切り替えて遊んでいます :-)

  1. Apache 1.2.6 + PHP/FI 2.0.1 + 日本語+αパッチ 5.3
  2. Apache 1.3b7 + PHP 3.0

本当は Apache 1.2.4 も残してあるんだけど, あれはもう消そうかなぁ

(06/15 の補注) あ゛, Apache 1.3.0 が出てる… しかも 06/05 に… Apache Week を読まなかったときに限ってこんなことになるなんて… (;_;) はい, 入れ直します (^^;


1998/06/03

Apache 1.3b7 (apache_1.3b7.tar.gz)

有名な WWW サーバ. 特にあせることもないのですが, ドキュメントを読むたびに「新しい」と囁かれ続け, 待ちきれずにベータを入手してトライしてみました.

make 前のコンフィギュレーションは, 1.2 の頃の src/Configuration をいじってもできますが, 環境変数や ./configure のオプションなどを駆使しても可能です. 「1.3 らしくコンパイルしよう」 ということで, 後者の方法を選択. 付けたオプションはもちろん --enable-module=usertrack. PHP/FI も入れたかったんですが, 1.3 の httpd.h を使って再コンパイルすべきかどうか がわからず, 面倒になってやめてしまいました (^^; これは, 次回への課題として残しておきます. 多分, PHP3 のマニュアルには詳しく書いてあるでしょう.

終わったら make & make install. NCSA の httpd 互換のソースツリーをやめ, デフォルトでは /usr/local/apache にインストールされます. ディレクトリの分割が細かいです.

諸々の設定を終えたら, /usr/local/apache/sbin/apachectl start でスタート. http://localhost/ をチェックすると, う〜ん, 動いてるぅ (^^)v.

httpd.conf を見ているだけで, 新しさにドキドキします (^^;

(2, 3 日後の補注) README.configure というドキュメントには, PHP3 (オブジェクト指向な, 新しい PHP/FI) の組み込み方が詳細に説明されていました. これは, 組み込め という天の声ですね (^^).



うさぎうさぎ印

msato@iis.u-tokyo.ac.jp