日記

2005 年 05 月 02 日

インテックス大阪で行われている 食博 へ行ってきた. 比較的空いていると思われる平日を狙って行ったの だが, それでも混み混み. 昼 12 時前くらいに会場に着いたので, そのまま NANTA の整理券配布に並ぶ. 12 時 半からの配布だったが長蛇の列ができていたので, 私らが整理券を貰ったのは 13 時手前くらい. 公演開始が 13 時半で全て自由席だったので, そのまま入 場口に並んで, 公演観賞. 私の前に並んでいた小学生くらいの男の子は, 手元 のゲームに夢中で, 整理券を渡すお姉さんの前を素通りしようとしていた. 興 味がないなら, わざわざ親が連れて来なくてもいいのにとか思ったり. その後 は 100 円の麺を食べたり, デンマークのホットドッグを食べたり, 100% の ジュースを飲んだり, 味噌汁を飲んだり, 試供品を貰ったり, キッチンの展示 を見たりして, 17 時半頃に会場を去った. お金を出せばいろいろなものを食 べられるのだが, 味見をするためのブースときっちり食べるためのブースの 2 種類があり, きっちり食べるためのブースでそこそこお腹を満たしてから, い ろんなものを味見するという回り方をすると空腹にならずに済むと思った.

先日録画しておいた「のび太のワンニャン時空伝」を見た. 一文で感想を言う と, 今までの藤子・F・不二夫の呪縛から逃れられた面白い作品で, 次回作以 降が楽しみといったところ. 藤子・F・不二夫が亡くなられてからのドラえも んの映画にはあからさまに子供向けを意識していたようなところがあり, とも すれば幼稚さが感じられていた. しかし今回の作品はキャラクタを無制限に自 由にのびのび動かして物語を作ったような感じがして, 気持ちが良かった. も う 1 つ, 「これはディズニーのパロディーか?」という部分が散見された. 猫 を散りばめたテーマパーク「ネコジャーランド」は鼠 (ミッキーマウス) の 「ディズニーランド」っぽい (映画中に度々アップで映される, 猫がステッキ を振っているポスターは, ディズニーの Fantasia (か?) のポスターにそっく りだ). 地球に飛来する隕石を避けるために全国民は宇宙へ旅立とうとしてい るのに, ネコジャーランドのオーナー (ネコジャラ) は未来へ行こうとしてい た. これなんかは, ウオルト・ディズニーの冷凍冬眠説 (例えば アルクの映画解説を参照) を彷彿とさせる. その他としては, ラストでネ コジャラがロボットに乗ってドラえもんたちを襲うシーンはどこかバイキンマ ンっぽかったとか, ダンプカーを運転するしずかちゃんの表情が素敵とか, シャ ミーの劇中歌は島谷ひとみが歌っているのに, セリフは何故「かないみか」なのか とか, 楽しみどころがいろいろあった. 注文をつけるなら, 犬のシチが実はイ チだったというのが分かりにくいので, もう少し説明を入れて欲しかったと思 う. 現代の世界でのび太が拾った犬はただの野良犬で, それにイチと名付けて 3 億年前に連れていった. のび太に再開したかったイチは, (多分) 自力でタ イムマシンを作って 3 億年後に行こうとしたのだが, 時空のゆがみによって 若返り, さらに 3 億年後ではなく 1000 年後に落とされてしまう. そこを猫 族に拾われてシチと名付けられて育てられたということなんだろうが, それを 観賞者 (特に子供) の想像で補うのはキツイ. 若返ったイチが猫族に拾われる 場面をイチの回想シーンっぽく挿入したほうが良かったのでは?

ところで, 2005 年の春は ドラえもん の映画 は無かったんですか?

2005 年 05 月 03 日

家事に勤しみ, レンジフードの掃除 & 風呂場の換気扇掃除. 実家の台所 にある 4 枚羽の換気扇に比べるとウチのレンジフードのほうが立派だと思う のだが, 構造が複雑で, 素人の私の掃除できちんとメンテナンスできているの か疑問. 外せる部分を外すとかなり油で汚れているのだが, この油がファンの 奥まで達していないかちょっと不安だし, 達していたとしても私じゃ分解でき ないし, そもそも達しているのかいないのかを確認するスベもない. 風呂場の 換気扇も同じで, フタを開けるとファンの周囲がホコリっぽいのだが, 完全に 綺麗にするにはちょっと分解してやる必要があるし, またそのホコリをどこま で綺麗にすれば良いのかわからない. 「性能はそこそこだけど単純でメンテナ ンスが簡単」ではなく, 「高性能だから複雑でメンテナンスが大変」というも のが我が家には多くて困る

2005 年 05 月 04 日

新聞を取りに行った以外は室内に居て, 少しずつ仕事のリハビリとか

衣更え, といっても服の少ない私の衣更えは簡単だ. 私生活は今日から夏モー ドになります

録画しておいた映画「クレヨンしんちゃん・嵐を呼ぶ! 夕陽のカスカベボーイ ズ」を観た. 映画館「カスカベ座」で無人のまま上映されている西部劇を観た 人々が映画の世界に取り込まれてしまい, 映画の世界のルールへ従わされ, 映 画の人々に虐げられる. 現実の世界に戻りたいと思う人々は, その方法, すな わち時間の流れが止まっている映画の時間を動かして, 映画をエンディングに 導くことに気付き, 映画の人にも関わらず現実の人々に親切な少女 (つばき) に導かれて 映画の世界の封印を解き, 映画を終わらせて現実の世界に戻る. 前半ののんび りとした場面と後半のエンディングへ向かうドタバタのコントラストはいい感 じ. しかしエンディングへ向かう様々なきっかけ, 例えば映画を終わらせれば 現実の世界へ戻れるという気付きや時間が止まっているので太陽が動いていな いというボーちゃんの気付き, あるいは老研究者の発明などが散発的で, いか にも取って付けたような不自然な印象がした. また映画の人であるつばきの描 かれ方が非常に淡泊で, 現実の世界に戻った人々の中につばきがいないことに しんのすけが気付くシーンが一番の盛り上がりだと思うのだが, そこでイマイ チ盛り上がれない. つばきは映画の人なのにしんのすけたちのことを想って映 画を終わらせようとしている複雑な心情を, エンディングまでにうまく描けれ ばなぁと思ったり. つばきの声優さんがイマイチだったのだが, 彼女はエンディ ングの歌を歌うわけでもなく, 何故彼女が声優として選ばれたのかがよくわか らない

クレヨンしんちゃんの今年の映画の予告で, アフレコのシーンがあった. ほと んど動かない線画を見ながら声を入れているのを見て, 軽いショック. 絵が 全部完成してから声を入れるという先入観があったのだが, 今は絵が完成して いなくてもコマ割りだけできていれば (デジタルで作っていると, そういう中 途半端な状態でも時間配分を決めて声優に示すことが可能なんですね) 声を入 れられるということを, あらためて知りました

2005 年 05 月 05 日

子供の日. 私の住んでいるマンションには, ベランダにこいのぼりを飾ってい る家が多い. しかも子供騙しなものではなく, 少なくても見た目には立派. ベ ランダの柵を越えるようなものを置くことはルールで禁止されているのだが, お構いなし. 私が小さかった頃はアパート暮らしだったのだが, 1F だったの で庭があった. それでもこいのぼりを飾るなんて発想はなかった (室内に鎧兜 は飾ってたけど) のだが, 時代が変わって発想が変わったという気がする. 「マンションだからこいのぼりを飾れない」という発想のタガが外れている. 良くも悪しくも

あまりにも運動不足な日々が続くので, 近所の公園へ散歩に. 出勤時や帰宅時 に, いつもバスで通過する公園なのだが, 引っ越して 2 年以上経って初めて 行ってみた. ちょっとした小山に遊歩道を付け, 子供向けに大きなすべり台や うんていが設置されている. 小学校低学年くらいなら, 頻繁に連れていっても 喜ぶかも

2005 年 05 月 12 日

帰りの電車, PSP を熱心に見ている金髪の外国人を発見. 何を見ているのだろ うと覗きこんだら, シンプソンズだった. こういうのを Cool と言うんだろう か?

2005 年 05 月 14 日

Wired news・100年ぶりに変わるか? 「キログラム」の定義. キログラム の定義に未だにキログラム原器が使用されているなんて, まったく知りません でした. 1 週間前に終わってしまった連休中に知ったことで, 一番興味津々だっ たことがこれ.

「毎月新聞」 (佐藤雅彦, 毎日新聞社, 1300 + 税) 読了. 多くの人が「いま さら」と思うだろうが, 長期休暇中にたまに見る NHK の「ピタゴラスイッチ」 が気になって調べていたら, 佐藤雅彦さんという名前にぶつかった. どうやら この人は「ポリンキー」や「だんご三兄弟」を作った人らしい. で, 気になっ たので著書を検索し, 面白そうなのを 1 冊読んでみようと思って買ったのが 「毎月新聞」. 佐藤さんが過去 4 年にわたって毎日新聞に月 1 回掲載したコ ラムを, 本にしたもの. コラムの素材となる佐藤さんの経験はありふれたもの で, 読者は非常に理解しやすい. しかし佐藤さんは, そこから 1 歩踏み込ん で考える. そして考えた結果を仕事にフィードバックしているような気がした. 日常で「ん?」と感じたことを大事にする姿勢というものが, この本には詰まっ ていて, 楽しい読書だった.

会社の体育館で, 卓球の練習. 久々に, 学生時代のように体力の限界に挑むよ うな練習をしたので, 握力は落ちるし, 左足の裏も痛い. これくらいで体にガ タが来るようではイケナイのだが.

tDiary が気になっている. この日記 システムに手を入れたい, 例えば段落に書いてあるテーマごとに分類できるよ うにしたいとか思ったりしているのだが, 面倒でできていない. どこかの blog を使うというような, システム他者依存も嫌だ. 自力で動かせる日記シ ステムは…と思っていたところ, 目に止まったのが tDiary. 前向きに検討します

2005 年 05 月 15 日

印影コレクション に, 「東京南」 という印影を追加した. 東京にはかつて, 「中央」と「大田」, 「葛飾」, 「駒込」, 「八王子」の 5 つの血液センターがあった. 「中央」以外の 4 セ ンターの印影の変遷を見ると, 「駒込」以外は同じように移り変わっているこ とに気付いた

「駒込」については, 「駒込」と書かれた印影は持っていないので本当の ところは分からないが, 保有している印影から推測すると, 多分, こんな変遷 ではないか

「駒込」だけイレギュラー. 何故だろう?

NHK 19:30 からの「名探偵ポアロとマープル」が, 本日終了. 最終回らしい盛 り上がりもなく, ゲスト声優の布川敏和さんなんか一言も発せずに微笑むだけ (だから, クレジットにも名前でなかったし). 昨年 4 月に火の鳥を放映して からにアニメ枠だが, 来週から何を放送するのだろう?

2005 年 05 月 16 日

新入社員の仮配属があり, 私はチューターになってしまった. 研修の日誌を チェックするのが (表面的には) 主な仕事. 後輩に見下されないように, 頑張 ります

やっぱり月曜日は夕方になると頭痛になる. というわけで, 明日の飲み会に備 えてたくさん仕事をしなければならなかったのにも関わらず, 早めの帰宅

2005 年 05 月 17 日

久しぶりに同期で飲み会. 楽しゅうございました. ビールしか飲んでいないの だが, かなり酔っ払ってしまい, 気分がいまいち :-p

2005 年 05 月 18 日

「稲盛一夫の実学 - 経営と会計」 (稲盛一夫, 日経ビジネス人文庫) 読了. 言わずと知れた, 京セラの会長さんが, 経営と会計に関する自身の考え方や方 針についてまとめた本. 「一対一対応の原則」や「採算向上の原則」など, よ く考えると当り前のことなのだが, 当り前のことを当り前と考えて徹底するこ とが, 強い企業の基本なのかもしれない.

「トヨタの役員秘書が見たトヨタのできる人の仕事ぶり」 (石井住枝, 中経出 版) 読了. タイトルの通り, トヨタの元役員秘書の筆者が, 上司だった部長や 役員の行動から「できる人」のエッセンスを抽出した本. トヨタというと「製 造」が有名だが, 「製造」を貫く考え方をそれ以外の仕事 (事務など) にも適 用しているのがよくわかる. 多分小さいことの積み重ねなんだろうけど, それ を徹底することが企業の文化に繋がるのだと思った.

2005 年 05 月 20 日

[Work] 定時後に, 同僚 4 人で集まって, 他人の仕事に自由に意見を言う勉強会を開 催. 実験データなどの細かいことではなく, 研究開発企画の妥当性や将来性を 議論. 他人のアラは良く見えるので, 久しぶりに充実した会議だった. 帰りは 遅くなったけど :-)

2005 年 05 月 21 日

[PC] 朝から tDiary で遊んでいた. 自宅 PC では動かせたのだが, XREA で は動かすことができなかった. ファイルのパスの設定を間違えていたのだと思 うが, 今日は時間切れ. またまとまった時間を見付けて, トライしたいと思い ます. なお, tDiary に触発されて, 今日から文頭にカッコでカテゴリを入れてみます. カテゴリ別の索引などは作 れませんが

[Car] 車にガソリンを入れたら, スタンドの人にタイヤのヒビを指摘された. タイヤ交換を見積もってもらったら, 6 万円程度. う〜む

[Book] 「企業参謀」 (大前研一, 講談社 (講談社文庫 Y448)) 読了. 初版が 出た 1985 年は, 主観的にはそう昔ではない気がするのだが, 客観的には 20 年前. 事業戦略とか, 市場・商品戦略について, 非常に具体的に書いてある. 本書で一番印象的だったのは, 既製品の事業戦略というものはなく, 個々に応 じてオーダーメードの事業戦略を考えなければならないという, 著者の明確な 指摘だ. ポピュラーな単語を使えば, 3C とか 4P とか SWOT という定石的な 分析手法は存在するが, そこから得られた知見から出発し, 事業戦略立案とい うゴールにたどり着く道筋というのは, 個々に応じて異なるのだ. クリティカ ル・シンキングなどの本では「考える」ことが非常に強調されるが, 「何を考 えるのか?」という問いに対しては「何を考えるべきか考える」などという禅 問答になってしまう. 「何を考えるべきか考える」は正しいのだが, 漠然とし ていて私には良く分からなかった. しかし, この「何を考えるのか?」に対す る答えが, 本書を読むことでわかったような気がした. 例えば本書に挙げられてい る「イカ船団」のロジックの組み立てこそ考えるべきことで, このロジックが 既製品ではなくオーダーメードな部分なのだろう. 理系的な比喩を使えば, 計 測データや実験データからスタートし, 結論に到るまでのロジックと似ている. しかし前者のほうが後者に比べてすっきりとしたデータを得られにくい分, ロ ジックの組み立てが難しいかもしれない. 続編も既に購入しているので, それ を読んだ上で, 一度知識の整理をしたい

[PC] 続きはこちらへ



[うさぎ印] おたより, お待ちしています

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