献血日記 (1999 年下半期)


1999 年 7 月 12 日 (月) (95 回 @ 新宿東)

ずっと SHIBU2 に通っていて, たまには違う献血ルームに行ってみた かったので, 夏向けサービス の始まった 新宿東 へ行く ことにした. 前の週の金曜日に, 電話で予約. 電話に出た女性に名前と生年月 日を告げると, 電話の向こうでカタカタカタとキーボードを叩く音が. 前回の 献血年月日をチェックして, 同姓同名同誕生日の別人ではないことを確認し, 予約完了.

当日, 朝から雨だった (;_;) けど, 私が家を出る頃にはやんでいた. 自転 車に乗って研究所へ行ったが, 雨に降られると嫌なので, 新宿東へは地下鉄で 行くことにした. 9:30 に予約したので, 余裕を見て 8:50 に出発. 方向が違 うせいか, 地下鉄は座れるくらい空いていた. 新宿駅に着いたのが 9:15. ふ らっとその辺を一周して, 9:20 頃に献血ルームへ.

献血ルームには, 先客が 1 人いた. どうやら, 今日が初めての献血の人ら しい. 私はロッカーに荷物を入れ, 前もって出力されていた問診票を受け取り, 背後の記入台で○を付けて, 受付の人に渡す. 「まだ少し時間がありますので, 掛けてお待ち下さい」と, 1 番の番号札を渡される. 名刺サイズの, 白い, プ ラスチックの板.

新宿東には, 受付のある手前側の待合室と, その奥にもう 1 つ待合室があ る. ビデオ棚を覗くと, ラピュタがあった (^^) 今日はこれにしよう. 手前の 待合室には TV が 2 台置かれ, それぞれ別の局の番組を映していた. 座った 背後にあったドーナツは, 前回来たときと同じ. 通年のサービスなのだろう. で, その上に置かれていた肉まんのケースは無くなり, その代わりに, 採血室 への入口付近に ハーゲンダッツ のアイスを納めた冷凍庫 が置いてある. これが夏のサービスですね.

9:30 を少し過ぎた頃, 私ともう 1 人の名前が呼ばれる. 私は問診票を受 け取り, 医者のいる部屋に入る. 「体調は…?」 いいです. 「血圧を計るから, 腕を出して…. カナダは, どこへ行ったの?」 トロントです. 「僕もトロント に行ったことがあって, あの街は…」って, この医者, 2 週間前に SHIBU2 で 会った人かも. 特に異常はなく, PPP + PC に○が付けられる. やった, 今日 も血小板だ (^^)

次は採血検査. 両腕を見せると, 「どちらの手で握ったり開いたりするこ とが多いですか?」 一瞬, 何のことだろうと思ったんだけど, 要は採血する腕 を尋ねているんですね. 両腕に針を刺すときは, グリッパを渡される方から採 血されるので, このような表現になったのでしょう. 「いつも血小板は少ない んですねぇ…」 はい (--;) 隣では, 受付で一緒に名前を呼ばれた初めての人 が, 看護婦さんと盛り上がってる (^^; 採血検査が終わると, 看護婦さん「今 日は片腕からいただきます」 う〜ん, 片腕から血小板なんて久しぶりだなぁ (^^) 大丈夫かな? とか思ったりもしけど.

一旦, 待合室へ戻り, ラピュタのビデオを借りる. ケースに「ジブリがいっ ぱい」って印刷されているんだけど, これには作品名までは印刷されていない のね. ということは, ケースは他の作品とも共通で, シールだけ違うのかな? なんて考えているうちに, 名前が呼ばれる. 「お飲み物は?」 あ, 片 腕なら飲物も飲めるんだ. でも, 自販機まで戻るのが面倒だったので, いいで すと言って, ベッドへ. 今日の機械は CSS. ベッ ドに横になると, 看護婦さんはビデオをセットしてくれて, 「音量はこれで調 整して下さい」 2 度目だけど, あらためて片腕血小板を実感 (^^; 忘れない うちに, 番号札を看護婦さんに返す. 右腕をア ルコール消毒した看護婦さん, 私の腕を見て「バッチリですね (^^)」 血管が良く見えるということか? 沃素消毒の後に針が刺さり, 献血スタート. 「何か飲物が欲しくなったら, 言って下さいね」 了解です.

何度も見ているラピュタに集中しながらも, 採血速度をチェックしたり, 周囲を見渡したり. 採血速度は, 極めて良好 (^^) 朝いちということもあり, 献血している人はそれほど多くはない. ベッド数が多い分, それが目立つのか も. 1 ターン, 2 ターン, 3 ターンと, 採血速度は順調そのもの. 1 度もグー パーしないで, テレビに夢中になってました.

4 ターン目が始まると, 採血速度がちょっと遅くなったので, ゆっくりと グーパーを繰り返す. すると採血速度を示すランプは, Normal の緑にすぐ戻 る. 今日は調子が良いみたい (^^) テレビでは, 廃鉱からパズーとシータが出 てきたところに軍隊がやってきて, 2 人が捕まってしまう辺り. 私, ラピュタ では, シータの呪文で空から落ちてきたロボットが復活する辺りから, パズー がシータを救出するところまで辺りが一番好きなんです. 看護婦さんが「これ で最後ですので」と言っていたので, このペースだと, 見られないかなぁ…. 予感的中で, 返血ロボットが復活して起き上がった辺りで, 4 ターン目の返血 が終了. ロボットの大暴れを見ようと思えば見られたのですが, 抜かれる針が 気になる (^^; のでそっちを見てました. 残念. 採血中, 飲物を拒み続けてき た (^^; ので, 「あちらに戻ったら何か飲んで下さいね」と念を押されるし (^^;;

問診票とビデオを受付に返し, 自販機へ. HI-C 梅 とい う魅力的な名前に目が止まり, ボタンを押す. その下の方には, 梅サワー (梅 ソーダだったかな?) なん てのもあった. 飲物の種類は, SHIBU2 よりも新宿東の方がバラエティに富ん でいるような気がする. 一口飲む. うん, 確かに梅の味. 受付の人が私の名前 を呼び, 手帳と一緒にいろんなものをくれた. と言っても, お知らせの紙がほ とんどなんだけど.

鍵の操作方法に戸惑いながらも, ロッカーを開けて荷物を取り出す. さて, アイスでも (^^) でも, 朝っぱらからカップのアイスは多いので, 下の方の段 に入っていた一口サイズのストロベリーアイスを頂く. ん? アイスの隣にある, 壁に沿ったソファーは 献血初めての人優先 っていう貼紙 がしてある. そして, 次はドーナツ (^^; SHIBU2 よりも新宿東の方が, 種類は多い. 「ひとり 2 つまで」と書いてある せいか, 2 つ取っていく人が多いけど, お昼前なので, 私は 1 つで十分. SHIBU2 では見掛けないドーナツを頂く. そして梅ジュースを飲み干し, 腕に 巻かれたバンドを受付に返し, 新宿東を後にした.

今日もらったのは, 次の通り.

ラブ・げんこつカード, 今日の分はスタンプを押してく れないのね (^^; スタンプ 2 個で図書券 500 円分 or 近所のマンガ喫茶のチ ケット, 4 個でカタログギフトとなってます. 今年いっぱい有効なので, スタ ンプ 4 個を狙いたいんですが, 年間の上限ぎりぎりで献血しているので, 少 しきついかな…

リレーカードは, 受付に渡した奴は私が 3rd runner になって回収された とは思うんですが, それとは別に新しい物を頂きました.

グループ献血は, 機会があるかなぁ…. 有効期間が長いので捨てずに持っ ていますが, もし欲しい方がいらっしゃったら遠慮なくどうぞ.

8/7 に新宿東がお休みというのは各方面から聞いていたのでいいとして, 問題は, 7/26 以降なら次の献血ができるというお知らせの紙. 7/26 というの は今日 (7/12) の 2 週間後なんですが, 私の場合は年間の成分献血回数の上 限に引っかかるので, 7/26 には献血できません. ところでその紙をよく見ると, 「但し, 年間の献血回数にもご注意下さい」と書いてある. このことは, この 紙に記した日付は単に今日の献血から算出しただけであり, 年間の献血回数の ことは考慮されてないから, それについては各自で判断してねということなの だろう. 今日の献血の種類から次の献血可能日を求めるのは, それほど難しい ことではない. カレンダーをめくっていけば済むことである. しかし, 特に成 分献血の場合は血漿献血と血小板献血で数え方が違うので, 過去 1 年におい て何回献血したかというのを計算するのは面倒である. 献血手帳には 10 回 分しか記入できないので, 過去の献血手帳も引っ張り出さないとならないし. 上限ぎりぎりまで献血する人は極僅かだろうけど, 問診票には過去 1 年の献 血回数が全血, 成分別に出力されているのだし, そもそも過去の献血データな ら日赤で管理されているはずなのだから, そういう点も考慮してもらいたいも のである.

1999 年 7 月 15 日 (木) (番外編)

日本赤十字社中央血液センター渉外課登録係から, 「血小板成分献血のお 願い」という手紙が来ました. 夏季はご協力頂ける方が大変少なくなりま す. 皆様のご協力を宜しくお願いいたします. だそうです.

私の献血予定ですが, 次に 400ml をやって少し休もうかと思います (ごめ んなさい).

[追伸] 前回の日記に対して, 新しいリレーカードや, 誤った次回の献 血日の書かれたお知らせの紙を渡したことは, 多分, 職員の個人的なミスであ ろうという指摘を受けました. 熱心に読んでいただいて, ありがとうございま した (^^)

1999 年 7 月 26 日 (月) (96 回 @ 有楽町)

7/26 現在, 過去 1 年の成分献血回数は, 血漿換算で 24 回. 昨年の 7/27 に血漿をやっているので, 1 日待てば血漿献血が可能になる. しかし, その 1 日を待ち切れなかった :-) ので, 400ml をやることにした. 前回, 新宿東でも らったポイントカードは, 成分献血をしないとスタンプを押してくれない. な らばということで, 今まで行ったことがない有楽町の献血ルームに行くことに した.

9:30, 秘書さんに午前中には戻りますと告げて, 研究室を自転車で出発. まだ出勤時間帯なのか, お役所の前はスーツ姿の人だらけ. 有楽町献血ルーム のある交通会舘へ着いたのは, 9:45 頃. 下の通りでは, 献血ルームの職員が PR 用の旗をセットしていた. 私は, 「自転車を止めるな」と書いてあるガー ドレールにチェーンで自転車のタイヤを止め, 交通会舘の中へ入っていった. 中にはエレベータがたくさんあり, 行き先の階数によってエレベータを選ばな ければならない. 献血ルームのある 6F に止まるエレベータに乗り, 6F へ. 1F に比べ閑散としている 6F の一端に, 献血ルームの入口が見えた.

先客が 1 人, 受付にいた. 夜勤明けという彼に対し, 献血させてよいもの かどうか, 受付の人と医者が相談しているようだった. 私に気が付いた受付の お姉さんは, 私の献血手帳を受け取ると, ロッカーへ荷物を入れるように促し た. このロッカー, 1 人分のスペースが, 洋服を掛ける細長い部分と荷物を入 れる四角い部分の 2 つから構成されていて, ちょっと変わっていると思う. 受付に戻ると, 打ち出された問診票を受付の男性が手に取り, 私に見せながら, 「朝食は食べましたね?」「睡眠時間は…?」 6 時間位です. 「熱は平熱です よね? お酒も飲んでないですよね?」と表の質問事項に記入していく. 「今日は… 」と献血の種類と決めようとしたところへ, さっきのお姉さんが「成分は年間 回数の上限に達しているからできないですねぇ. 明日ならいいんですが」. 「1 日位, 大丈夫でしょ」という受付の男性は, 医者のところへ相談に行った けど, やっぱりダメということで, 全血 400ml になりました. 裏の問診は上 半分だけを答えて受付に返し, 椅子に腰かけて, 名前が呼ばれるのを待つ.

休憩スペースには机が 2 つあり, 机 1 つに対して椅子が 6 〜 8 脚くら い. TV が 2 台あり, ビデオが少々と文庫本, マンガ, 雑誌が, 周囲に置かれ ている. らくがきノートが, 各机に 2 冊くらいずつ置かれていた. そういえ ば, 夜勤明けの先客は, 「読み終わったから」と文庫本を寄付していた. かっ こいい〜

で, 先客に続いて, 私の名前が呼ばれる. 明日なら成分献血できるけど今 日はダメと言った医者は, 杓子定規な気難しそうな人をイメージしてたけど, そうではなくて, ニコニコした年寄り♂だった. 「たくさん献血してるんだねぇ. 明日なら成分献血できるんだけど, 最近は厳しいから, 規則通りに 400ml を やりますね」 などと喋りながら問診票をチェック. 血圧を計ると, 自転車に 乗ってきたのにもかかわらず, 98/74. 低過ぎ? と思ったけど, 「大丈夫でしょ う」とのこと.

続いて採血検査. 両腕を見せると, 左から本採血をすることになった. そ して右腕から, 小さい試験管 (スピッツ) 1 本分の血液を取る.

準備ができるまで, ルームないの椅子に座って待つ. ルーム内を見渡して みると, 広くはないルームだけど, その割にベッド数は少なくない. 全血用の ベッドは 2 つ. あと, 朝いちだったせいか, 看護婦さんの数が少なかった. 採血検査のところにいる人を含めて, 確認できたのは 3 人. あと, 陰から声 だけ聞こえていた人がいたんだけど, 看護婦か受付のお姉さんかは不明.

休憩スペースで待っていた先客の血漿献血が始まると, 次は私の番. 名前 を呼ばれて, 一番手前のベッドへ. このベッドの左側にある採血機は, ちょっ と古そうだぞ :-). ベッドに横になり, 受付で渡されていた番号札を渡し, 左 腕をアルコール & 沃素で消毒してから針を刺し, 採血スタート. 現在, 10:13:46.

私の後には誰も献血ルームに来ず, 看護婦さんもあまり仕事がないようで, 1 人の看護婦さんはほぼ付きっきりでした. ま, 短時間で終わるせいかもしれ ませんが. 「いつもは成分献血ですね. 今日はお忙しいんですか?」 成分献血 やり過ぎて, 制限に引っかかっちゃって… 「今日はお仕事はお休み?」 こう 見えても, 学生なんで… 「じゃ, 夏休みで授業がないから?」 う〜ん, 最近 は授業ともあまり関係ないで… 「研究とかをなさっているのですか?」 ま, そんなところですという具合に, 看護婦さんの期待を裏切りっぱなしの受け答 え (^^;

一方の採血ですが, 中ほどで採血速度が少し下がったものの, スタートダッ シュとラストスパート (←私の意志ではないが…) が効いたのか, 採血終了は 10:18:00. 4 分 14 秒と好タイムで終えることができました (^^)v グーパー などを行えば, 調子が良ければ 4 分切れますね. 針を抜いた後, 看護婦さん はすごく丁寧に沃素消毒の跡を拭いてくれて, 止血のテープを張って終了です. 問診票を持って受付へ行く.

はっきり言って, 献血前から喉は乾いていた (暑い中, 自転車に乗ってきたし). 更に 400ml を数分で抜いた後なので, これは水分を 取らないとまずいだろうなぁとはっきりと感じた. グレープフルーツのジュー スを選択. ふとビデオの棚を見ると, 「成分献血入門」というビデオが目に入っ た. 椅子に座り, 一口. ちょっと, 味が濃いかも. とか思っていると, 受付の 人がいろいろ持ってきてくれた. そして, 「成分献血できなかったお詫びに…」 と, Music Gift Card 500 円分までくれた. 私としては今日は最初っから成分 献血をする気はなかったのだが, 頂けるものは頂いておいた :-) それ以外に 頂いたものは, いつもとは外装の違う絆創膏, 前日までに予約して成分献血を するとスタンプを押してくれるカード, BLOOD DONOR No.123 など. BLOOD DONOR No.123 には, 今月オープンした池袋の新しい献血ルーム「ぶらっと」 の紹介があった.

ジュースも飲み終わり, 氷も食べ尽くし, さて帰ろうかというところへ, 本日 3 人目の客が来た. お客の対応をしているお姉さんに, 腕に巻かれてい た赤いバンドを返却し, 献血ルームを後にした. エレベータで 1F まで降り, 外へ出ると, やっぱり暑かった. 有楽町駅の改札付近で, 献血の呼び込みをし ている人がいたが, 呼び掛けを聞いて「献血しようかな?」とか思ったとし ても, そこから交通会舘の 6F までは遠いかもしれない. かと言って交通会舘 の入口で宣伝しても, 通行者の数は駅前には負けるしなぁ…. 有楽町の献血ルー ムは, 「パスポートの更新時に献血を」という感じか?

今回は 400ml だったので, 成分なら次回は 8 週間後. というわけで, 私 の献血は夏休み :-) 8 週間後の 9/20 までには血漿 3 回分がクリアされる, つまり過去 1 年の成分献血回数が血漿換算で 21 回になるので, 成分献血を 2 回やって, また 400ml で秋休みをもらい, 年末に成分献血で 1 年を締めく くることになりそうです. もしそうなると, 今年最後の献血がスタン プ 100 個目 になったりします. また 10/14 (木) には 名古屋へ行く ので, それに献血を絡めたいなぁとか思ってます :-)

[追伸] 今日は 1 日中, 集中力が続かず, 家でもゴロゴロしてました. 400ml 抜いた副作用?

1999 年 9 月 9 日 (木) 番外編

最近, メディアに 献血 が溢れている. 記憶にあるもの を列挙すると…

その他にも, 今はどうか知らないけど, 4, 5 月頃の TBS 「ガチンコ!」 とか, あるいは, 200ml 献血で集めた血液のうち何 % かは捨てられているという記事 が新聞に出たのも, 確か 8 月上旬だったと思います.

これだけ取り上げてもらえると, 献血も, アングラ的な取り扱いをされず に, ごく普通の趣味の 1 つに見てもらえるようになるのかなぁ… (^^;

前回 400ml だったのでインターバルが長いですが, 献血できない期間は, あと 10 日程度です (^^)v 次は 23 日 (祝) or 25 日 (土) に, 池袋ぶらっ と あたりに行こうかなぁと考えています.

1999 年 9 月 22 日 (水) (97 回 @ 池袋ぶらっと)

今週の月曜日, 前回の 400ml 献血から 8 週間が過ぎた. 2 週間毎に成分 献血をやっていた頃は, 献血ができるようになると血が騒ぎ (^^; すぐに献血 しに行っていたんだけど, 8 週間も過ぎると, 献血のない日常があたりまえに 感じられるようになってしまい, 「すぐ献血」という気にならないものである. でも今日は研究室に誰もいないから, 気兼ねせずに研究室を抜けられるので, 献血 しに行こうと思った. 最近は本郷にも行ってないし, 年末の血祭 の予定会場を下見しておきたかったので, 今日は池袋ぶらっ とへ.

久しぶりに地下鉄に乗って, 1 度乗り換え, 高校に通っていたときに使っ ていた駅を通過して, 池袋へ. 古くからある池袋い〜すとへは何度も行ったこ とがあるので, あの辺りの土地感はある. 池袋駅の東側へ出て, い〜すとを横 目に見て, 五差 (叉?) 路の交差点へ. ぶらっとのあるフジキ (not フシギ) ビルはすぐに見 つかって, さて献血ルームは何階だったかとビルを見上げると, 3F 付近に献 血ルームの案内の横断幕を発見. 横断歩道を渡り, 矢印で示された入口からビ ルへ入り, エレベータで 3F へ. 降りて, 右側が献血ルーム.

受付には, 体の大きな先客がひとり. 献血手帳と, IDIOT さん からいただいたペアカードを出すと, 「予約は…」 予約はしてないです. 「雨の中, ありがとうございます. 荷物はロッカーへ入れて下さい」 荷物を ロッカーに入れて受付へ. トイレへ行きたかったので, 場所を聞き, トイレへ 行く. 中には「検尿のカップはこちらへ」と書かれたトレーがあり, 今さら尿 検査をしますとか言われても困るなぁと思いつつ, 献血ルームに戻り, 椅子に 腰かける. 少しして名前を呼ばる. 問診票を渡されて, チェックするように言 われる. この問診票, 少し変わったようで, 住所欄に「無, 単, 複」という文 字 (私は「復」に○が付いていた. 献血履歴か?) と, 携帯電話の番号を記載 する場所が増えていた. 受付の端にある, 仕切られたスペースで問診票をチェッ クし, 受付の人に返す. 先客がいたのに, 1 番の番号札を渡される. 「今日は 成分献血をお願いできますか? 全血の方は期間がまだなので…」 もちろんで す (^^)

医師の問診までまだ時間がありそうだったから, アイスのレモンティーを いただく. 献血前に, こうして飲物を飲むのは珍しい. 待合室のテーブルには, 先日の読売新聞に掲載された紹介記事のコピーが置いてあった.

しばらくして, 私の名前が呼ばれた. 私は受付の左側の, 採血室へダイレ クトに入れるところから中へ入ったが, 本当は受付の右側から入るのが正しかっ たようだ (^^; 医師は, 献血ルームで見かける医師としては若めの♂. ざっと 問診票に目を通して, 右腕で血圧を計る. 特に問題なし.

次に採血検査. 椅子に腰を掛けると, 看護婦さんがやってきて, 問診票に 目を通す. 「もしよろしかったら, 両腕でお願いしたいんですが…」 大歓迎 です (^^) この看護婦さんの声, 聞き覚えがあるような…. 両腕の肘の内側を 見せると, 「大丈夫だね. アミカスできる?」「今, 立ち上げ中で〜す」とい うわけで, 戻ってしばらく待つことになった. あ゛, 血液検査してないけど, 大丈夫かな?

採血室の入口付近に TV が置いてあり, ローカルなケーブル局と思われる 番組が流れていた. 音楽のプロモーションビデオって感じ. テーブルの上に置 いてある新聞に目を通していると, 私と, 私の次に医師の問診を受けた人 (そ の人も機械の起動を待っていたようだ) が一緒に呼ばれた. 2 人ともアミカス のようだったが, 1 台しか空いていなかったので, 私がアミカス, もう 1 人 はスペクトラになった. これで, 両腕血小板が確定 (^^)

各ベッドには, 小さい TV が付いていた. 下にはビデオデッキもあるみた いだけど, 肝心なビデオテープは見当たらなかった. ベッドに横になると, 「チャンネルと音量を合わせておいて下さい」としか言われなかったので, ビ デオのソフトはまだなのかもしれない. 看護婦さんがベッドの下の方へ手を入 れると, ベッドが傾きはじめて, ちょっとびっくり (^^; この時間帯, はっき り言って面白い番組はない. 適当にチャンネルをいじっていると, WOWOW の宣 伝のようなのがあったので, それにした. 看護婦さんは両腕の肘の内側をチェックす ると, 最初に左腕を選択した. 消毒した後, 針を刺す. ほとんど刺された感じ がしなかった (^^) 普通はその後すぐに右腕にも針を刺すんだけど, 今回は違っ た. 左腕に刺さった針に繋がったチューブの途中に小さな突起があり, そこに 採血検査用の注射針を刺して, 試験管数本分の検査用の血液を採取. それから 右腕に針を刺し, 採血開始.

その頃には, もう, WOWOW の宣伝は終っていて, 「高齢社会を輝いて生き る ! 」という講演会の中継になってしまった (--:) 看護婦さんには「 TV の チャンネルを変えたいときには, 言って下さいね」と言われていたけど, 特に 見たい番組もなかったので, TV はそのまま放っておいた (^^;

ここでルーム内を見渡してみる. ベッド数は, 成分献血用が 10 床, 全血 用が 2 床. 待合室のところにも「成分献血主体のルームです」と書いてある. 成分献血の採血機は, アミカス, スペクトラ, マルチが各 2 台ずつ, 残りが CCS という感じ. 現在の献血者数は, 私を含めて 4, 5 人. 看護婦さんもその くらいだったかな?

採血は順調だったけど, 途中でアミカスの警告音が鳴り出し て, "Cobe" とプリントされた, 青い, スポンジのボールを渡され, ときどき握るようにいわれる. やっぱり採血速度は遅かったんだ. このボール, 表面がゴツゴツして変だなぁと思ってよく見ると, そのボールは地球を模した もので, 陸地の部分が数 mm 盛り上がっていた. 実はこのボールを渡されるま で, 私は 1 つ勘違いをしていた. 最初に, 左腕に刺したチューブから検査用の 血液を採取したせいで, 左から採血し, 右腕へ返血だと思っていた. でも, ボー ルは右手に渡されたので, 右腕から採血していることに気付いた. そういえば, 普通は返血側から先に針を刺すもんね. 私は青いボールを渡されただけだった けど, 隣で献血やってた人は私よりも出が悪いようで, 腕を温めるためにタオ ルを掛けられたりしていた.

両隣の人が終って少ししてから, 私の採血が終了. 右腕から針を抜き, 沃 素で消毒した部分を拭き取って, 止血のテープを貼る. この後, 血圧を計るんだ けど, ここで新兵器が出てきた. 普通は太めの帯を腕に巻いて, 圧力をかけて計るん だけど, 今日は腕時計の親分みたいなものを手首に巻いて計測. 圧迫感もほと んどなかった. ほどなくして返血も終了し, 左腕からも針が抜かれる. 「何か お飲物をお持ちしますか?」と聞かれたけど, 戻ってからいただきますんでと 言って, 断った. ベッドから降り, 問診票を受け取り, 採血室を後にした.

受付に問診票を返し, HI-C 梅を選択し, そういえば前々回も HI-C 梅だっ たなぁと思い出す. 椅子に座って, ちびちびと飲む. このルームでは, ひとり ひとりが受付に呼ばれて, 手帳一式を渡されるようだ. 私は採血に時間がかかっ たため, 私よりも先に献血を終えた人が何人かいた. なので, 私の名前が呼ば れるまでに, 少し時間がかかった. ようやく私の名前が呼ばれたので, 受付に 行く. できれば平日の午前中に予約して欲しいことや, 予約して献血するとス タンプを押してもらえるポイントカードのことなどを, 詳しく説明される. 「このポイントカード, 手帳に止めておきますね」と, ステイプラーでパチン. え゛, 止めちゃうの〜 (T_T) そんなことしたら, しまいにくいじゃん (--;) ポケットサイズのウェットティッシュをもらったけど, 普通のポケットティッ シュのストックが底を尽きつつある私は, 普通のティッシュが欲しかったなぁ (^^;

ロッカーから荷物を取り出して, 椅子に戻る. 保温ケースの中には, ロッ テリアのアップルパイ & パンプキンパイが 3 個ずつ入っていた. 私はパンプキン パイをいただいたけど, おいしかったです (^^) 保温ケースの隣には, 多分ア イスか何かが入っていると思われるケースがあったけど, これの中身は確認し なかった. 胡麻のお煎餅もいただいて, ジュースを飲み干し, さて帰ろうかと, 腕に巻いてあるバンドを外した. 受付に返そうと思ったけど, 奥の方に血液製 剤などのサンプルがあったので, それを眺めてから, 受付にバンドを返して, さようなら. まだ雨は降り続けていた. 帰りに東武デパートの書店に寄ろうと 思っていたけど, デパートは閉まっていた.

さて, 初めて行ったぶらっとですが, 採血室も待合室も広いし, 場所も比 較的わかりやすいし, いいルームですね. 年末の血祭 はここにしましょう. もし人数が多かったら, い〜すとも使えますし.

さて次回の献血ですが, 10/13, 14 に 学会で名古屋へ行く ので, そのときに献血 (血漿献血しか選択肢がない) したいなぁと思ってます. 自由になる時間を, うまく作れればいいんですが…

1999 年 10 月 9 日 (土) (98 回 @ SHIBU2)

先週, 風邪を引きました (;_;) 今週の頭からはよくなったんですが, その 風邪のせいか, 3 日前の水曜日に解禁日が来たんだけど, あまり血が騒がない. これはいかんなぁと思っていると, 日赤から「血小板献血のお願い」が届きま した. 過去 1 年の献血履歴を考えると, 血漿しかできないんですよねぇ. 来 週, 名古屋へ行くんで, そこで献血をとも考えていたんですが, どうしても時 間を捻り出せないし, そもそも国のお金で出張させてもらっているのに, 昼間っ から堂々と献血しに行くっていうのも, 道義的に問題だし. じゃあ次の献血は 週末の土曜日だなと決めたのは, 前日の金曜日. 15 時頃に予約の電話. 週末 の渋谷は, いつも混みます. なので, 「場所はどちらがいいですか?」の問い には, 渋谷の空いているほうをお願いしますと答え, 日時についても土曜日の午 前中なんですが…と言ったのですが, 「どちらのルームも十分に空いてます」 とのこと. ならば朝いちの 10 時から, ドーナツの食べられる SHIBU2 に予約 をしました. 氏名, 誕生日を告げると, 「回数の都合で血漿献血しかできませ んが…」と言われました. きちんと計算しているようですね.

9:30 頃に研究室を自転車で出発し, 渋谷駅のガード下に自転車を止め, ふ と周囲を見渡すと 09:50 という表示が見えました. いつもより, ゆっくりこ いでいたかも. パチンコ屋の開店を待つ客の列を横目に裏道を歩き, SHIBU2 へ. 地上には, すでに献血ののぼりが立っていました. エレベータで 7F へ上 がると, SHIBU2 で私を迎えてくれたのは男ばっかり 5 人ほど. 既に打ち出さ れている問診票を受け取って, 記入. 問診票には, 「次回の成分献血は 11/22 から」という案内がクリップで留めてありました. しばらくソファに座って待っ ていると, 名前が呼ばれました. 私以外, まだ 1 人しか献血しに来ていない…

今日の医者は, 若め (といっても女の歳はわからんからな…) の女性の医 者. どことなく喋り方が, マニュアル棒読みのファーストフード屋の店員って 感じ. 「まず血圧を計ります」「130/72 ですけれども正常な範囲なので大丈 夫です」「次は出て左の… (血液検査の指示だろうけどよく聞きとれなかった)」 献血由来の HIV 感染者が出たばっかりという割には, 問診はいつも通りでし た.

次は血液検査. 両腕を見せると, 右から検査用血液を採取することになっ た. 小さい試験管数本分の血液を採った後, 「今日は血小板献血を… あれ? これって血小板献血できるのかなぁ. ちょっと聞いてきますね」と, 私の献血 履歴に気付いた模様. 最終的には血漿献血になりましたが, ちらっと検査結果 を覗いてみると, 血小板が 20 万を越えていました. あぁ, 私にしてはすんご く高い数値なのに, 残念 (;_;)

ベッドでは, 今日は何となく TV を見ようという気分になりました. 特に 見たい番組があるわけでもなかったのですが, 何でですかねぇ. 機械はマルチ. ベッドに横になると, すぐに消毒開始. 別の看護婦さんが飲物のメニューを持っ てきてくれたので, アイスのカフェオレを頼みました. イソジンの消毒が乾い てから左腕に針を刺して, 採血スタート.

案の定, TV はあまり面白くない (^^; 新官房長官は竹下の秘書だったのか とか, ノック知事の猥褻裁判で女性に付いた弁護士が 81 人!? とか. 献血者 もぽつぽつとやって来たけど, みんな男性. こういうのって珍しいです. 今日 は 3 ターン. 1 ターン, 2 ターンと順調だったのですが, 3 ターン目で採血 速度が遅くなってしまい, 一時は採血速度 0 の赤ランプも (T_T) 私もやばい と思いましたが, すかさず手渡されたニギニギを何度か強く握ると, Low → Normal に戻りました. よかったよかったと思っていると, 間もなく採血終了. あと少しだったんですねぇ.

最後の返血が始まると, 針の刺さっていない右腕で血圧を計測. 問題はな かったようです. ほどなく返血も終わり, 「バンソーコーでかぶれたりしませ んか?」と気を遣ってもらったり. ベッドから下りて靴を履き, 問診票を受け 取って採血室を後にしました.

受付の人に問診票を渡し, カルピスソーダをもらってソファへ. ちょっと すると受付の人が手帳一式を持ってきてくれました. 荷物をロッカーから出し て, 黒いドーナツを食べていると, 今日が初めてという若い女性 2 人組がやっ てきました. 1 人は献血をやる気なんですが, もう 1 人は今日は恐がってい る様子. 受付のおじさんに「痛いですか?」なんて尋ねていました.

インターネット端末の調子が良さそうだったので, その場 で 献血スーパーランキング に 今日の献血を報告. カルピスソーダを飲み干して, 腕に巻いていたバンドを受 付に返し, ポケットティッシュを 1 ついただいて, 帰りました. 研究室に戻っ てから鏡を見ると, 口の周りに粉砂糖が付いていました (^^; 帰りに本屋, CD 屋, コンビニへ寄ったのに, まったく恥ずかしい…

次回の献血ですが, 献血ルームで渡された紙に書いてある通り, 成分献血 なら 11/22 です. でも待てない私は, 2 週間後に 400ml をやる予定です.

2 日前の, 献血による HIV 感染のニュースは, その可能性がゼロでないこ とを承知してはいても驚きでした. 原理的には, HIV ウイルス (HIV って何の 略? ひょっとして HIV の "V" が virus だったりすると, HIV ウ イルスって表現は変ですね) に感染しても検出できない「ウィンドウ・ピリオ ド」と呼ばれる期間をなくせない限り, 献血による HIV 感染は起こりえます. 新厚生大臣は献血制度の見直しなんてことを言ったらしいけど, 私は見直しの しようがないと思っています. HIV に関する知識を広めるとともに, 献血者の モラルを高めることが大切だとは思いますが, 成分献血の重要性を知りながら 待てない私は, 2 週間後に 400ml なんて言っている私がこんなことを 言ってみても, 説得力がないですね.

1999 年 10 月 23 日 (土) (99 回 @ SHIBU2)

最近, あまり「献血したい〜」という気にならない (--;) 献血解禁日を翌 日に控えた 10/22 になっても, そういえば明日から献血できるんだっけと思 い出すくらいで, いつもに比べて気合いが欠けている. 献血解禁日と言っても, 10/23 にできるのは全血だけで, 成分献血は当分無理. 成分献血をすると きは, 大抵前日に予約をするので, 何となく前日から盛り上がってくるのだが, 全血のときは当日ふらっと献血ルームに行って, やってくるだけ. こんなこと を 話していた ら, 「私の場合は, 献血に行きたいと思わないときはどこか 体調の悪いときだから…」という話を聞いた. 確かに最近は本業が忙しいけど, それを理由に献血しないのは嫌だな…

というわけで, ノリはあまり良くないんだけど, 自転車で SHIBU2 へ行っ てみた. 10 時になり, 街は動き出す. ルーズソックスを履いた女子店員が開 店直後のパチンコ屋の店先をほうきで掃いたり, 安売り家電屋の店員が呼び込 みを始めたり. そういうのを眺めがら, SHIBU2 へ. 路上では, 献血ルームの 職員と思しき人が, 既に呼び込みを始めていた. エレベータに乗ると, 背後か らもう 1 人, 男が乗ってきた. 7F のボタンを押して, しばらくして扉が閉じ る. その男は行き先ボタンを押さない. その人も目的は献血ルームかと思って いると, 案の定, そうだった.

SHIBU2 の受付で, 手帳を渡す. 既に打ち出されている予約者の問診票をチェッ クし始めたので, 予約をしていないことを告げる. さらに, 今日は成分献血は できないから 400ml にしたいことも言っておく. 荷物をロッカーに入れて戻っ てくると, 「住所はお変りないですか?」, 「検査結果をお送りしてもいいで すか?」, 「献血の依頼に協力いただけますか?」, 「食事はお済みですか?」, 「睡眠時間は?」, 「お熱はないですか?」, 「お酒は飲んでませんよね?」と 矢次ぎ早の質問. 「熱はありますか?」の問いで「はい」に○を付けられてし まったので指摘しようとしたら, 職員も気付いて直していた. そして, 裏面の 「女性の方へ」の質問と, 下半分の成分献血者向けの質問部分に斜線を引き, 問診票をこちらへよこした. いつも通りにチェックして受付に返すと, そのま ま医師のところへ行くように言われる. 渋谷駅まで自転車, そこから歩いて来 たので, ちょっと一息入れたかったけど.

おはようございますと, 医者に挨拶. 若めの男性の医者. 「もうすぐ 100 回なんですねぇ」と言われても, それはスタンプ数であって実回数は 100 回 には程遠いので, 素直にはいとは答えにくい. 問診票の裏面のはい, いいえの ところに赤ボールペンでざーっと縦に線を引く. 医者がチェックしたという証 なのだろうか. 右腕で血圧計測. 121/67, やっぱりちょっと高い. でも法外に 大きな値というわけでもないので, 問題なし. 「次は血液の成分検査をします ので, ここを出て, 向かって一番左の椅子に腰かけてお待ち下さい」 なるほ ど, 2 週間前の医者はこれが言いたかったのか.

言われた通り, 椅子に座る. 2 つある成分検査用の椅子は, どちらも埋まっ ていた. しばらくすると片方が空き, もう少ししたら名前が呼ばれるだろうと, 袖をまくりながら待っていても, なかなか呼ばれない. 気になってそっちを見 てみると, こちらを見ている看護婦と目が合った. 「次の方, どうぞ」と声を掛け てくれてもいいんじゃない? 両腕を見せ, 左から検査用の血液を採ることになっ た. ストローの一端に針が付いたものを腕に刺し, ストロー 1 本分の血液を 採取. それをゴムの蓋の付いた試験管に刺し, 血液を試験管へ移して, 成分チェッ ク. 問題はなかったようだ.

ベッドに案内されて, 靴のままベッドに横になる. 採血の準備をしたり, 近くで成分献血をしている人の様子を確認していた看護婦さんが, 「お待たせ して済みません」と言いながらやってきた. 「お名前を確認します. さとうま さひろさんですね. 血液型は…」 A 型です. 「今日は 400ml いただきます」 右腕の内側を 2 種類の透明な消毒液で消毒した後, イソジンを塗る. 「乾く までしばらくお待ち下さい」 全血スピード狂 としては時 計が気になったが, 私が横になったベッドからは, 秒針が, 位置によってはちょっ と見づらい.「それでは, 少し痛いかもしれませんが…」と, 長い針の先端部 が刺さる. 血液が貯る袋を採血機 (テルモ製ヘモクイック) にセットし, 採血 開始.

「テレビでも点けましょうか?」 数分で終わるのでテレビを見て時間を潰 すほどのことでもなかったのだが, 看護婦さんはテレビを点けてくれた. 「料 理番組じゃ, 男の人はつまらないよねぇ. これでいいかしら?」と, ワイドショー 風のニュース番組に落ち着いた. 今日の看護婦さんは, 多分, 今年 3 月に 400ml 献血をしたときの看護婦さんと同じだ. ある有名人と同じ名前なので, 覚えている. 「今日はお時間がないのですか?」 7 か月前にも受けた同じ問い に対して, 成分献血の年間回数制限に引っかかってできないと, 7 か月前と同 じ答を言う. 「もう半分ですね」 表示は残り 250ml, 経過時間は 1 分半. こ の分なら 400ml で 4 分切れるかもと淡い期待を抱いたが, やはり後半に採血 速度が落ちてしまい, 最終的には 4 分半ほどかかった. 4 分の壁は厚い. 針 を抜き, イソジンをアルコールで洗い落とし, 「1 時間くらいしたら, 血液が 止まっていることを確認してから取って下さい」と言いながら, 止血のテープ を貼る.

問診票を受け取り, 採血室を後にして, 受付へ問診票を返す. 自販機でア イスココアをもらい, 椅子に座る. 思わず, 一気に飲んでしまった (^^; 受 付の人が, 献血手帳を持ってきた. あとリレーカードと, 全血 3 回で記念 品が貰えるカード. ロッカーから荷物を出し, 帰る用意をしていると, 受付 のおばさんが「やっと届いたので, よろしかったらお食べ下さい」 何のこと かと思ったら, ドーナツがケースに並べられているところだった. 並べ終わっ た頃を見計らって, 遠慮なく穴のないドーナツを 1 ついただく. ココアは, 既に飲み干してしまった. 「飲物も, 何杯でも飲んでいいんですよ」と勧めら れたが, これから自転車に乗って帰ることを考えて, 止めておいた.

インターネット端末で 献血スー パーランキング に報告を済ませる. と, ベビーカーを押した女性が受付 にやってきた. ベビーカーに乗っている赤ちゃんは, 歩けるかなぁという感じ だったので, 1 歳に満たないくらいか. ドーナツを渡して, それで遊ばせてお いて, その間に母親 (ですよね?) は採血室へ入っていった. 私は腕に巻かれ たバンドを受付に返し, SHIBU2 を後にした.

今週半ばの読売新聞夕刊に, 国全体の HIV 感染率 を考えた場合, 献血で HIV に感染した血液が見つかる割合が日本は欧米に比 べて高いという記事が載った. 欧米では HIV に関する教育が効果を上げ, HIV 感染率は減っているらしいが, 日本では増加しているそうだ. 日本では献血の ときの問診票に, 「HIV 検査目的の献血をお断りしているが, その理由を理解 している」というような主旨の項目がある. あと, 「不特定多数の…」という 問診項目もあったっけ. HIV には, 感染直後の数週間は検 査しても見つけることができない「ウィンドウ・ピリオド (和訳は潜伏期間?)」 と呼ばれる期間がある. ウィンドウ・ピリオド中に献血した場合, 血液をチェッ クしても HIV は検出されないので, そのまま患者の治療に使われた場合, そ の患者は HIV に感染してしまう. 実際, 数週間前にはそういう事故があった. なのに, 上記のような問診があるだけである. もうちょっと具体的に「HIV に はウィンドウ・ピリオドがあるので, 献血時の検査では見つからない可能性が ある」「HIV が検査をすり抜けた場合, 患者が HIV に感染する」「献血時の 検査で HIV が見つかったとしても, 教えてあげないよ」と, 問診票など目に 付くところにしつこく書いておくべきだと思うし, 医者の問診でも口頭で確認 していいと思う. HIV 関連の問診は, 例えば高 校に献血バスを呼ぶ際に, 先生たちに嫌がられると聞く. 多分, HIV 関連の問 診を厳しくすることで, 献血者減少を危惧しているのかもしれない. けど, そ ういうことを言っていられる状況ではなく, むしろ献血以外の領域でも HIV etc に関する教育 (啓蒙 ?) を行っていくべきではないか. どうも, 臭いもの に蓋したツケが, 献血経由の HIV 感染に繋がったんじゃないかなぁ…と.

新宿東口献血ルームから, 「10/29 にリニューアルオープン」という葉書 が届いた. もし行くチャンスのある人は, 様子を教えて下さい.

手元に, 中央のリレーカードが 2 枚も ある. 処分でき そうな人は, 連絡下さい.

今日は気分を変えて「だ・である」風にしてみたけど, 単にノリの悪い文 章に仕上がってしまった気が… (--;) でも今日の献血は, 今年 3 回目の 400ml 献血. 今までの献血人生の中で全血をリミットまでやったのは初めてな ので, 内心では喜んでいる (^^) さらに現時点で過去 1 年の成分献血回数は, 血漿換算で 24 回. 全血も成分も八方塞がりという幸せ (^^) 次回は 血祭 だし, スタンプ 100 個目なので, 気合いを 入れていきたい.

1999 年 11 月 29 日 (月) (番外編)

論文がひと区切りついたので, 血祭 の献血の 予約をしました. 場所は, 池袋にある ぶらっと. 日時は 12/25 (土) 15:00. ひと月近く先ということもあり, 名前と生年月日を告げた だけで, 特に問題なく予約はあっさりと完了. あと, 現時点で 10 人弱が 血祭 で献血することになっていたので, 一度に 献血できる人数を確認してみたら, 成分献血のベッドは 10 床とのこと. うま くやれば, ルームジャックできますね B-) 一応, 「友達何人かと一緒に献血 しようと思っている」と, 受付の人に告げておきました.

その後, 血祭 参加を表明している皆さんにメー ルを送り, 確定した場所, 日時を連絡. 翌日あたりから予約の電話を していただいているようなんですが, 予約の日時を告げると, 何故か献血回数 の制限に引っかからないかどうか確認されるそうです (^^; 私が制限ぎりぎり まで献血をしているので, 他の人もその同類と思われているのでしょうか (^^;;.

というわけで, 血祭 に参加されるかたは, 12/25 に会いましょう (^^) 私自身, 今回の血祭では初めてお会いする人が多 いので, すごく楽しみです. もちろん, 去年, 一昨年にお会いした人との再会 も楽しみです (^^; オフラインミーティングといっても, そんなに格 式ばったものではなくて, 献血というキーワードで集まった人間が, 一緒に献 血したり, 飲み食いしたりするだけですので, 興味がある人はお気軽に 連絡下さい.

1999 年 12 月 12 日 (日) (番外編)

山本さん のページに グリーンピース のカレンダーを プレゼントとあり, おまけも大変に魅力的だった ので申し 込んだら, 私 1 人しか応募がなかったとのこと. そして受け渡しの相談をし ているうちに, 新宿で会って一杯やりましょうという話になりました.

新宿東 の地下で 18 時に待ち合わせて, 駅ビルでアルコール & コーヒーを飲みながら 22:30 くらいまで. 血を抜くだけの私と違い, 日赤側の事情にも詳しい人な ので, 私にはない視点からの意見 etc は興味深かったです. 日赤のボランティ アを経験すると視野が広がるかな? と思いましたが, いろいろな知識が増える と, ここに書いていい情報と書けない情報の選別に気を遣うようになるかなぁ と思ったり (^^;

以下, 山本さんへの私信気味

1999 年 12 月 25 日 (土) (100 回 @ 池袋ぶらっと & 東京血祭 1999)

血祭まで

今年の 9 月あたりから, 年末の献血オフミの話がちらほら出てくるように なりました. とりあえず関東地方ということで, 一昨年は SHIBU2 (渋谷), 去 年は川越で献血オフミをやりました. 今年は遠方からの参加者がこれまでより も期待できたので, 場所は交通の便のいい都内ということにして, 血漿ができ ないから新宿東は広いけど嫌だとか, 新しくできた 池袋ぶらっと の看護婦さん は針刺しが上手だとかいう意見があり, 私自身が 9/22 に初めて行ってみたら ルームが広かったので, 今年の会場は 池袋ぶらっと に決まりました. そして, 特に誰も手を挙げなかったので, なんとなく私が幹事をやることになりました. でも, 後から振り返ってもわかるように, できるだけ仕事を作らないようにし てましたけど (^^;

「血祭」って言葉も, その頃思いついたんですが, 実は ИДИОТさん も同じことを考えていたそうです. 「献血オフラインミーティング (献血オフ ミ)」よりも宴という感じが出ていていいなぁと思ったので, 使ってみました. 題して 東京血祭 1999 冬 in 池袋. でも, 献血に関連して 「血祭」という言葉を使うのって, そんなに斬新なことじゃないんですよね. 過去の使用例を知ったときは, ちょっと残念でした.

開催日だけは早めに決めないと, ずっと先の予定まで立てて献血している 人を巻き込めなくなってしまいます (^^; これは, 去年や一昨年と同じく, 今 年最後の土曜日の 12/25 にあっさり決定. 最終的には池袋で献血する人は 10 人にもなったけど, 開催日が決まった時点でいろんな事情でその日に献血でき ない人がいたのは, 少し残念. でも, 日曜日に宴会しちゃうと翌日がきついで すから, 仕方ないですね. 予約は, 参加者各自が献血ルームに電話. 土曜日の 午後だと絶対に混むだろうと思い, 確実に予約できるように 11 月下旬に予約 をしました. でも, 一番最後に参加を表明された方の話では, 4 日前くらいで も予約はできたそうです. ひと月も前から同一の時間帯で何人もの予約が入 り, ルームの人も不思議に思ったのではないでしょうか? 参加者集めは, 血まみれチャット を中心にして, あとは私のところでも例年通り血祭告知 のページを作成. 告知ページの作成は, 私の備忘録と, あとはできるだけ血祭 の内容自体をオープンにしておいて, 多くの人に見てもらい, 参加して欲しい という意図がありました. でも指摘を受けたように, 宴会場を予約するために 参加人数を血祭の前々日までに確定しなければならなかったという観点からは, 結果としてはそれほど参加/不参加が自由じゃなかったともいえますね, 仕方 ないけど. あと, ここでも威力を発揮したのは, 私自身は実態を把握していない Y. Harada さん ネットワーク. 「 Y. Harada さん から教えていただいたのですが…」という参加表明が 2 名から届き, そうい えば印影を集めているときも「 Y. Harada さん に言われて…」というメールを何通も頂いたことを思い出しました. ありがた いことです. そんなこんなで, 参加者は全員で 18 人. そのうち, ぶらっと で献血する人が 10 人という, なかなか盛大なイベントになりました. 私自身, 初めてお会いするのが 18 人中 10 人という, 非常に楽しみであると同時に, 全員と無事に会えるのかと, 少し不安だったことも事実です (^^;

宴会場の確保は, 小園さん に丸投げ (手抜きで済みません). 個人的に何箇所か下見をしていただいたよ うで, ご面倒をおかけしました. でも, そのかいがあって, 大人数でも安く, 長居できる場所を確保できました (^^)

血祭を 2 日後に控えた 12/23, ある信用できる情報筋から, 今回の血祭 が ぶらっと 側に筒抜け (っていう表現は悪いか?) だという連絡を頂きました (この連絡 を頂くきっかけの半分を作ったのは私なのだが :-). WWW で派手に参加者集めをして たので, 知られていたとしても不思議なことじゃないし, 逆に知られていたほ うが私のほうとしてもやりやすかったので, このことはよかったと思います. 結果として, ルームのボランティアの人とお話するきっかけにもなりましたし.

というような準備を経て, 血祭当日となりました.

プレ血祭

交通機関の都合で 15:00 よりも大幅に早く到着してしまう人, せっかく 東京へ来るのだから献血以外にも何かやりたい人, とにかく 15:00 まで時間が 余っている人などを集めて, 一緒にお昼ご飯でも食べて, 遊びましょう という企画の プレ血祭 は, 当初は池袋の水族館にでも行 こうかと思ってたんですが, 新宿西で 200ml 献血をしたいという りょう☆さん の意向を汲んで, 新宿で行うことにしました. 新宿西は, 午後の受付開始 が 13 時. なので新宿に 12 時に集合して昼食を食べようということになりま した. 集合場所は, 新宿西のルーム前 :-) 参加者は りょう☆さん , はまちゃん , まみまみさん, くまどんさん , そして私の 5 人.

当日, 朝 6:30 に目が覚めた私は, なんとなく落ち着かずに寝つけなくなっ てしまう (^^; 7 時に鳴った目覚し時計を条件反射的に止め, 起床. 朝食を食 べ身支度をしても十分に時間があったので, 遊びに行くのを申し訳なく思い, 面倒臭がって家中誰もやらないブラインドの掃除をして, 10 時半頃に家を出 る. 新宿着は 11 時. そして, 昼食場所の下見. デートのときだって下見まで はやらないよなぁと自嘲しつつ, それでも一応幹事なので, 前日 WWW で調べ てプリントアウトした紙を片手に新宿西口を徘徊. 乳ビで成分献血できなくな るとまずいので, お昼はそば, うどんにしようかと思っていました. 新宿らし いところだと, NS ビルの 29 階にもうどんを食べられる店があり, 高い所好 きの私としてはエレベータに乗っただけで楽しかったのですが, ちょっと遠い. そういうことで, 2, 3 軒の店の場所を確認して, 新宿西のルームの方へ戻る. もし 13 時から りょう☆さん が献血すれば, 多分 13 時半くらいには終わるだろう. そしたら, 15 時 @ 池 袋まで何をしていよう? と思い, 近辺の喫茶店も一応チェック. その後, 本屋 でパラパラと雑誌をめくっていたら, 気が付くと 11:55. というわけで, 新宿 西のルームへ向かう.

ルームの前には, 既に 3 つの人影が. りょう☆さん , はまちゃん , まみまみさん. りょう☆さん は何度か会っているのでいいとして, はまちゃん は前に送ってもらった写真の通り. まみまみさんは, 酒居さん のページから私が受けた印象よりもずっと普通の人でした (^^;; で, くまどんさん が来ない. 「早めに来て血関係の本を漁る」と言ってたので, 新宿駅構内で迷っ ているのかと思い, 探しに行ったり (後から考えてみると, 一度も本人に会っ たことがない私が探しに行っても, 役に立たなかったのかもしれないですね), しばらく待ったりしてみました, でも, 12:30 近くになっても現 れなかったので, メモ を残し, とりあえず 4 人で食事へ.

特にわがままな人がいなかったせいか, 一番近いそば屋さんに決定. 土曜日 ということもあり, 店内は割と空いていた. 席に着くと, お茶と付き出し (?) を頂きながら, 献血グッズの観賞会. そして, 程なく運ばれてきたそばを頂く. 私は「梅とじそば」. そばに, 梅と何か (?) が乗っかったもの. 食べ終わっ ると 13 時近かったので, そろそろ くまどんさん が来てるかもということで, 店を出る. お金を託された りょう☆さん はカードで支払っていたようですが, 時間がかかったのは クレジッ トカードと間違えて献血カードを出したから じゃないですよね?

新宿西のルームへ戻ると, メモを張った場所に人影はなかった. まだ来て ないのかなぁと思いつつルームへ歩み寄ると, 入口の向かい側の壁にたたずむ 人が… で, くまどんさん と無事合流 (^^) なんでも, バスが遅れたのと, 間違えて自分のじゃない携帯 電話を持ってきてしまってこちらの番号がわからず連絡できなかったそうです が, 何にせよよかったです. くまどんさん は腕にカイロを張って血管を広げ, そしてかかとの高い靴を履いているあたり に, 今回の血祭への意気込みが感じられました. そして, メンバーが揃ったと ころで, りょう☆さん が独り, ルームの中へ入っていきました. ルームは非常に狭いので, 私ら 4 人は外で待つことに.

青いジャンバーを着たルームのおじさんが, ときどきこちらへ呼びかける ように大声で呼び込みをしていたのですが, 残念ながらできません (^^; 営業 妨害かとも思いましたが, ここしかいる場所ないし… りょう☆さん を待つ間, くまどんさん はほとんど喋りっぱなし. で, それに怯むことなく受け応えするまみまみさん. 私はその会話をぼーっと聞き, はまちゃん は長旅の疲れからか静かに目を閉じてました. 200ml を抜くだけの割には時間 がかかった りょう☆さん に, ルームから出てきてから中での様子をいろいろ聞きましたが, 派 手なことは特に何もなかった みたいでした. つまらん (^^; そして, そこで貰ったリレーカードを託される.

その後, ぶらっと へ行くにはまだ時間が早かったのですが, 1 泊分の荷物 を持った りょう☆さん たちがホテルにチェックインするということで, みんなで一緒に付いて行くこ とにしました. 目指すはサンシャイン. 山手線で池袋まで行き, 人混みをかき 分け, きちんと付いて来ているかを確認しつつ, いーすとと ぶらっと の前を通過. ぶらっと の前では, ボランティアと思しき人が呼び込みをしてました. 東 急ハンズの前には献血バスも来てたし. そして東急ハンズの脇から地下へ入り, 案内板に従ってうろうろ徘徊し, ようやく到着. チェックイン後, みんなで部 屋を見物に. なかなか広いんで, 2 次会が終わったらみんなでここで遊ぼうか (^^; とか話をしつつ, くまどんさん が持ってきた献血バス型ティッシュケース (?) を見たり, 私は献血手帳を出 したり, ИДИОТさん からもらったペアカードに自分の名前を書いたりして, 献血の準備に励む.

そして, 予約した 15 時の 20 分くらい前に部屋を出て, 来た道を反対に 辿るだけなのにどっちへ行けばいいのかわからなくなりつつ (それは私だけ?), ようやく東急ハンズの脇から地上へ. 献血バスで献血するといいものが貰えそ うなことが書いてあり, いいなぁ〜とか思いつつ, 人混みの中を ぶらっと へ. フジキビルのエレベータで 3 階まで上がると, 血液製剤などの見本の入っ たケースが私たちを迎えてくれました.

血祭

ルームは, 思った通り混んでいました. 私は受付へ行って, 献血手帳とペアカー ドを渡し, 予約してある旨を告げる. 郵送されてきた予約確認の葉書は, 出し 忘れ (^^; 振り返ると, 一緒に来た残りの 4 人は まだ血液製剤などの見本のところにいた. 予め打ち出されてあったと思しき問 診票を渡される. このとき, 受付で 3 つの献血者コードが記載されたメモを 見せられ, 全部私のものかどうか確認させられる. 今年の 5 月に千葉で 1 度 確認したし, 3 か月前に ぶらっと で献血したときは何も言われなかったのに, 少し謎. 受付の端っこで問診票の 裏面に記入していると, ルームのボランティ アの方に挨拶された (^^; お騒がせしますが, よろしくお願いします. そうそ う, ここで忘れて はいけない重要な仕事が, 他の血祭参加者との合流. 受付などで呼ばれている 名前に耳を澄ましながら, いつも通り裏面をチェックしていると, たけださん を呼ぶ声が. 問診票を受け取った たけださん が隣に来たので, 挨拶. たけださん って, ページの雰囲気 etc から献血に一直線って感じの人かと思ってたけど, 案外ごく普通の人でした (^^; でも献血後に, ルーム内にある採血機の種類と 台数をメモしてたり, 入口に置いてある血液製剤などの見本についてルームの 人から説明を受けていたあたり, 献血にまっすぐな人なのかも.

問診票のチェックが終わって, 受付へ提出する. 何だか受付は, てんてこ まいな様子. 私の問診票を確認したら, ルームの混雑している様子からいって 「しばらくお待ち下さい」と言われるだろうと思っていたら, すぐ医者の所へ 行くように指示される. 慌ただしい. 昼, そばのつゆを全部飲んだのでトイレ にも行っておきたかったのだが, とりあえず椅子に座っていた りょう☆さん にリュックとジャンバーを預け, トレーナーを脱ぎながら医者の所へ. 私と同時に, たけださん も呼ばれていたようだった.

腕のボタンを外し, 袖をまくりながら, 年をとった医者♂の問診を受ける. あ, 表側のチェックを忘れてた. 「食事は摂りましたか?」 はい. 「何時間く らい寝ましたか?」 6 時間くらいです. と, ここまで聞いて, 飲酒に関する項 目は医者の 判断で○が付けられる. 血圧は 135/75 くらい (ここでは手帳の備考欄に血圧 を書いてくれなかったので, この数字はちょっとあやふや). やっぱ, 午前中 よりも昼間のほうが高いみたい. 裏面も一通り確認した後, 採血検査へ.

「もし空いていたら, 両腕の機械でお願いしたいのですが…」ということ で, 右腕の脇の血管から検査用の血液を採取. 特に問題はなかった様子. でも 機械が空いていなかったようで, 片腕で献血するようになりました. 「トイレ とか大丈夫ですか?」と聞かれたので, ちょっとトイレにだけ行っておきたい んですが…と告げる. 採血室を出て, 脱いだトレーナーをリュックに入れ, ト イレへ行く. 採血室へと戻りながらルームを見渡したけど, お仲間と思しき人 は見当たらない. 少し不安.

今日の機械はマルチ. ベッドに横になり, 左腕の肘の内側を沃素で消毒し た後, 乾くまで放置. 血管がよく見えなかったので, 腕に力を入れて血管が見 えやすくなるように努力してみる (^^; 看護婦さんも指で触って血管を確認し, 針を刺す. 珍しく, 針を刺した所から 1 滴くらいの血が出てきた. それを拭 き取って, 採血開始.

正直言って, 採血中の様子はあまり覚えていない (^^; と言うのは, 受付 の方から聞こえてくる「○○さぁ〜ん」というのに耳を傾けていたから. 採血 スピードにもあまり気を遣わなかったし. 採血開始後しばらくして, 私の正面のベッ ドにまみまみさんが, そしてまみまみさんの隣に たけださん が, それぞれ横たわる. 名前で確認できたピロリさんは, 奥の方で献血し ていました. そして, 採血検査待ち (?) の椅子に座っていたのは, 多分 むつみママさん だろう. 奥の方のベッドが空いた後, 看護婦さんたちが何やらいろいろ支度を 始めたのは, アミカス指定の くまどんさん のためだろう, きっと.

一方の私は, 2 ターン目の返血中に右腕に大きな腕時計みたいなのを付け られて, 血圧計測. どうやら今日は, 2 ターンで終わりのようだ. 1 ターンで 採る量が多かったか, それとも今日は血漿は足りていたのだろうか? 他に気を 取られていたことも手伝って, 献血はあっけなく終了.

受付に問診票を返し, 自販機の前で散々迷ったにも関わらず, 日記を書いてい る今となっては忘れてしまった飲物を手に, 献血をせずに待つ りょう☆さん の所へ行く. 隣に座っていた むつみママさん に「さとーさんは普通の人でよかったー」みたいなことを言われるが, 彼女の 周りの献血好きは普通じゃないんだろうか? 名前を呼ばれて受付に行くと, 100 個目のスタンプということで記念の杯を貰う. 杯を貰えるなんて, 私もすっ かり忘れてました. あと, クリスマスキャンペーンということで, クリーニン グ店で洋服に付けるタグのような抽選券も貰う.

この後, 献血をする人では田中さんや 美桜さん , 羽鳥さんと合流. 羽鳥さんと合流したときは, これで献血組は全員集合というこ とで, 幹事としてはほっと一息. また, 献血しない人では 小園さん , 奥嶋さん , 香月さん, Niimi さん , 舩津先生 らが続々やってきた (細かい順番はすでに忘れてるけど :-p) ルームの奥へ抽 選券を持っていくと, 箱を差し出される. 手を中へ入れて取り出すと, 中からは 「大」と書かれた テルモのニギニギが. 実際に当たったの は, 特大, 大, 中, 小のうちの「大」のようで, 頂いた袋の中には Polo の小 物入れ (?), クラッカー 4 個, コーヒー 1 杯分とクリスマスツリー型の磁石. くまどんさん が特大でツイスターゲーム, その他の人は中や小だったようですが, 誰もが気 になったのは, あのテルモのニギニギだったりしました (^^; 欲しかったなぁ, あれ.

献血後, 空腹で宴会はちょっと (だいぶ) まずいだろうと思い, 私はアイ スをいただいた. 最終的に総勢 16 人がぶらっとに集まってしまい, テーブル 1 つとその周辺を占領してしまう. これは迷惑だったかも. 小園さん がデジカメで写真をとるあたりはオフラインミーティングっぽかったけど, たけださん は普通のカメラで撮影してて, 本格的. あと, たけださん は, カミオカンデについていろいろと面白い話をしてくれた. 地の底では空気 があまり良くないとか, 空気中のラドンが計測に影響を与えるとか, 計算はもっ ぱら FORTRAN だとか. 私の研究ではそれほどすごい計算はやらないので, 場 面に応じて好きな言語を使ってますが, 最近は Ruby に凝ってます. Ruby の空気に慣れるのに少し時間がかかる (私の場合はひと月弱くらいか?) かも しれないですが, 一旦 Ruby に染まってしまうと結構楽しくプログラミングができるようになると思います.

今までの全部の献血手帳をテーブルに積み上げて, 血祭参加者の目印にし ていたのと同時にある種の怪しさを醸し出していた りょう☆さん は, それらを受付へ持っていき, 分散している献血履歴をひとつにまとめても らったようだった.

ルームのボランティアの方とも, 少しお話. 怒られたら何て言い訳しよう かとか, つまみ出されたらその後どこで時間を潰そうかとか, 実はいろいろ考 えていたりした (^^; のですが, 大目に見ていただけたようでありがたかった です. この血祭, 私自身は「悪いことなんてひとつもしてないもんね」とは思っ てません (^^; 献血が終わったらさっさと帰るべきところを長時間居座ったり しているわけですし, これ以外にも, 献血する側からは気付きにくいような迷 惑を, ルーム側や他の献血者にかけているかもしれません. じゃあ, 何で血祭 をやるのか? そして, 何で血祭のために遠くから人がやってくるのか? 私は今 回の血祭に関してはどちらかというと地元の人間なので, 遠くからやってくる 人の気持ちについては理解できていない部分があるかもしれませんが, 私自身 について言えば, 複数の人と一緒に献血することや, 献血者同士で情報交換す るのが単純に楽しいからです. で, 楽しんでいる私 (たち) を見て, その楽し みに参加する人が現れれば, 私としても楽しみが増えますし, 献血者も増えて 一石二鳥 (このへんは後で付けた言い訳っぽい :-p). 筋を通すなら, ルーム 側に事前に相談すべきなんでしょうけど, 「ダメ」って言われると八方塞がり になってしまうので, こういうゲリラ的な活動になってしまうんです (^^;;

17 時を過ぎて, 献血してた人も全員戻ってくると, さすがにそろそろ居づら くなってきた. 宴会は 17 時半からだけど, 早めに店に入れるということだっ たので, 移動することにした. これにて, 血祭 1 次回は終了. エレベータで 2 回に分けて, さらに一部の人は外の非常階段を使って 1 階へ移動. 16 人の 集団は, 人だらけの池袋を 2 次会の会場に向けて付き進んだ.

2 次会

2 次会の場所は, 小園さん に探してもらった 鹿鳴館 という店. 確かに ぶらっと から近いんですが, あの人混みの中を独りでたどり着ける自信はありません. さっきと同じように, 何回かに分けてエレベータに乗り, 7 階へ. 店内の, 一 番奥が私たちの部屋だった. ここなら気兼ねなく騒げますね :-) 名のみとは いえ幹事だから出入口の近くに座ろうかと思ったのですが, その辺の場所は既 に埋まってたので, 出入口付近に 小園さん を残し, 私は奥の方へ座る. 酒の注文などをしているうちに, ИДИОТさん が登場. とりあえずはこれで全員.

ビール, カクテルが揃ったところで, 宴会スタート. 幹事だからか, それ ともスタンプ 100 個目だからかは忘れたけど, 私が挨拶をすることに. 実は, どうせ何か喋る場があるだろうから, そのとき は何を話そうかといろいろ考えてはいたのですが, ИДИОТさん にいきなり「長い!」と怒られてしまい (T_T), 「献血した人は, アルコール に気を付けましょう」と一言しか言えなかった. プレ血祭から参加していた私 は誰が誰だかわかってたのですが, 隣の ИДИОТさん が「あの人は誰?」とか言い出したので, ИДИОТさん が嫌がるのを無視して, 献血回数の少ない順に自己紹介をすることに. でも 今となっては, みんなが何を言って, 私が何を言ったのかなんて全部忘れて る (^^;

料理は, 鍋を中心に普通の宴会っぽい料理. これに飲み放題がついて 3200 円ってのは, 小園さん という人選は正しかったですね (^^) 正面の田中さんとのお話は, 献血者同士 の情報交換に加えて, 献血関連のページを見た感想など, 私にとっては興味深 いものでした. 普段, 献血に限らずいろいろなページを作っても, 見ている人 からの感想を貰うってのはすごく少ないです. なので, こういう機会はとても 貴重. あとは, 献血に関しては日赤側からの情報が WWW 上では少ないという 話. 私のような素人のページの危ないところは, 本当の情報と嘘の情報が交じっ てると言うことです. それなりの目を持つ人なら, 信じられる記述とうさん臭 い記述, 冗談半分の記述の区別がつくかもしれません. しかし, 例えば献血の 経験のほとんどない人が素人の献血ページを見たとき, 嘘も本当も全部信じら れそうで, 少し恐いというところがあります. そういうときに, 日赤からの情 報がもっとあって, それと比較検討しながら見てもらえるといいかなぁとか思っ たり.

また, これは田中さんに限らず, 3 次会でピロリさんにも言われた ので一般的な 誤解 だと思うのですが, 何度も何度も献血 をする人は, みんな体格が良くて, 外から血管がばっちり見えるというわけじゃ ありません. 血管が外から見えにくかったり, 比重や血圧が低かったり, γ-GTP が高かったりするという人も案外いるものです. ИДИОТさん が検査結果の束を持ってきたので見せてもらいましたが, 機械が壊れたかと思 うくらい高い数値でした (^^; これでも普通に生活しているわけで, 献血して なかったら気付かなかったことを思うと, ちょっと恐い.

Y.Harada さん から電話が来て初めてお話したり, 美桜さん からスタンプを押した葉書のお土産をいただいた (^^) り, きちんと製本され た, 奥嶋さん の「献血日記 '99」を見せてもらっているうちに, 山本さん が到着. これで〆て 18 人, 全員集合となりました. ここで席順を復習する と, 次の通り.

  出入口
+--    ---------------------------+
|                                 |
|   小園  山本   ☆   舩津  Niimi |
|  +-----------------------------+|
|  |          テーブル           ||
|  +-----------------------------+|
|         ママ  はま  美桜  まみ  |
|                                 |
|         田中  たけ  羽鳥  くま  |
|  +-----------------------------+|
|  |          テーブル           ||
|  +-----------------------------+|
|   ИД  さと  香月  奥嶋  ピロ  |
+---------------------------------+

「もっと女性がいるかと思った」と ИДИОТさん は言ってたけど, それは単に座った場所が悪かっただけかも. こうして見てみ ると, 羽鳥さん, 山本さん は… (以下略)

宴もたけなわになった頃, はまちゃん を交えていろいろお話. 血祭中も盛んにその動向が気になっていたようだった, ライバル (?) の 小園さん が来年は失速しそうなので, 少しは落ち着いてくれるんじゃないかなぁと, 私 は 強く期待 しております.

なんてことをしているうちに, 20 時になってしまい, 後ろ髪を引かれる思 いで店を追い出される. エレベータで下りて, 一部の人とはここでお別れ.

3 次会

20 時という時刻のせいか, 結構多くの人が帰らずに残っていた. 近くのマッ クは混んでいたので, とりあえず五差路の交差点まで戻ると, 小園さん がお店を探しに行ってくれた. カラオケの客引きにまとわりつかれながら待って いると, 小園さん がよく行く喫茶店が空いているということで, ぞろぞろと移動. 私は確かレモ ンティーを頼んだんけど, 前に座った 山本さん は「お腹が空いていて…」言ってピザを頼んでいた. 2 次会での料理, 山本さん が来る前に周りの人が食べちゃったのね (^^;

そして, 山本さん を相手に, ひょっとしたら前にお会いしたときにも話したかもしれないことを お話した (^^; こうして献血に関するページなんかを作っていると, 私は献血 に詳しいと思われがち (自惚れ?) なんですが, 実はそれほど詳しいわけでは ありません. 献血の間隔などは身近な問題なので頭に入ってますが, つい最近まで自分の血 小板の量 (普通の人より少なめなんです ;-) なんて気にしたことなかったし, 採血機も「両腕の機械」, 「片腕の機械」という区別しかできません. 成分献 血でどの成分が何 ml 採られたかということも, 実はあまり興味がなかったり します. もちろん私と違って, 献血をきっかけにしていろんなことに興味を持 つ人もいるでしょうし, 私自身にしても, 知ってればもっと献血が楽しくなる という情報, 知識があるかもしれません. そして, そういうことを知りたい人 は, 気軽に献血ルーム etc で教えてもらえるようになるといいかなぁとか思っ ています. そういうことに興味がなければ, 知らないまま献血していればいい のですが (酔っ払ったときには自分でも筋の通った話だと思ってたけど, こう して書いてみると論点が不明確ですね :-p) そうそう, 来年の献血初めは 1/8 (土) 以降なのですが, 次回は献血手帳が新しくなるので, まだ印影を持って いない東京東 or 東京南でやりたいという気持ちが少しあります. その 2 週 間後だと試験で来られないって言ってたし, 1 月に会うのは難しいかもしれな いです.

途中, 夜行の高速バスに乗るためにまみまみさんが帰り, 山本さん の Newton や Niimi さん の Mobile Gear で遊んだりして, 22 時半 をまわった頃にお開きとしました. 私は 小園さん , 山本さん , ピロリさんと山手線内周りの電車に乗り, 新宿で皆さんと分かれました.

課題と展望

今回の血祭は, 久しぶりに腹の底から楽しんだイベントでした (^o^) 18 人という大人数の参加にも関わらず, 特に問題もなく無事に遂行できたのは, 参 加した皆さんのご協力おかげです. ありがとうございました.

さて, 来年のカレンダーを見てみると, 12/23 (土), 12/30 (土) あたりが 有力なんでしょうか? ただ, もし血祭が今回以上の規模になるのなら, やり方 を再考する必要があるかもしれないですね.

今年 1 年の献血を振り返って, 強く印象に残っているのは, 以下の出来事 です.

400ml × 3 回できたということは, 裏を返すと血小板献血の頻度が高かっ たことを意味します. 血小板献血好きの私にとっては, 嬉しい出来事. さらに, 全血早抜きという新しい楽しみも増えたしね (^^; 日赤印影コレクションはま みまみさんの発案, 献血 10 大ニュースは りょう☆さん の発案ですが, 僭越ながら私がページを作ってみました. こういうように, 他 の人の協力を仰いでページを作るのも案外楽しいものだということを知りまし た.

来年は生活環境が変わるので, できるだけコンスタントに献血を継続する というのを目標にしたいと思います. では, 来年もよろしくお願いします.

おまけ

血祭の報告は, 以下のページにもあります. お楽しみ下さい :-)



[うさぎ印] おたより, お待ちしています

sato.mshr@gmail.com