献血日記 (2002 年下半期)


2002 年 7 月 13 日 (土) (142 回 @ 京阪枚方市駅献血ルーム)

夜中 2 時くらいまで起きていると, 問診票の睡眠時間記入時で後ろめたい 思いをしないためには, 8 時くらいまでは寝ている必要があるだろう. そこか ら朝食をとり, 身仕度をして, メールを読んでいたりすると, もう 9 時を余 裕で過ぎていた. すると, 10 時オープンの献血ルームに朝いちで駆け込むに は, 最寄の京阪枚方市駅献血ルームしかないわけで, 天気予報の傘マークを気 にしつつ, とりあえず洗濯物を取りこんでから出掛けた.

図書館に寄って本を返し, 慌てて駅に向かい, 電車に乗る. 枚方市駅に着いたのは 9:50. 献血手帳を準備しつつ階段を降りると, 献血ルームはもう開いていた. 中に入ると, 待ち人は既に 4 人. 献血手帳を受付に渡し, 問診票を出力し てもらっている間に, 1 人, 2 人と増えていき, 受付のお姉さんは「成分献血 ですと 1 時間程お待ちいただくことになってしまいますが…」などと言い出 すくらいの大繁盛. 私もあと 10分寝坊していたら, 危なかった.

荷物をロッカーに入れ, ソファに座って本を読んでいると, 名前が呼ばれ た. まずは, 医師の問診. 血圧が 91/51 で, 医師にその低さを指摘されたが, 朝はいつもそんなもんですよということでクリア.

その後, ちょっと待ってから採血検査. 「いつもどっちの腕で採血してま すか?」 どっちでもやってますけど… 「前回は右から採血したようですから, 今日は左にしときますわ」と, 細やかな気配り (?). というわけで, 採血す るためにテルモ製 21G-1・1/2" の針が右腕に刺さり, 血液が試験管を次々 と満たしていく. 「ちょっと硬くなってますね〜」 針が刺さりにくいですか? 「えぇ, 『また穴を開けるんか〜』って感じでしたわ」. 私の身体は針を拒ん でいるらしい. 心では許しているのにね (謎).

また待たされるかなぁと思いきや, 今度はすぐに名前を呼ばれて, 採血室 へ. 今日の採血機は CCS. ベッドに横になると, バスタオルが足に掛けられる. 「血液型は A 型ですか?」 はい. 「今日は血漿をいただきます. いつもより, そ〜ねぇ, 5 分くらいは早いかな?」 過去 1 年間の成分献血回数が, 血漿献 血換算で 23 回に達していたので, どのみち血漿献血しかできないのだ. 採血の準備をしている看護婦さんをぼーっ と眺めていたら, 突然「はい, バンザイ!」と看護婦さんに言われて, 条件反射 的に腕を上げる. すかさず看護婦さんは, 私の右側にある採血機から出ている チューブを, 私の左腕のほうへやった. あぁ, お腹の上に置いていた私の右腕 が邪魔だったのね. 「腕を上げてって言うよりも, 『バンザイして』って言うほうが分かりやすい でしょ?」 確かに :-) 続いて, アルコールと沃素で左腕を消毒してから針が 刺さる. チューブのストッパを外すと, 赤い血液が透明の液体を満たしたチュー ブ内に飛び散る. 採血開始. もってきてもらった, アイスコーヒー (砂糖, ミ ルク入り) を一口.

CCS は表示が見やすくて, なかなか楽しい機械だ. どれだけの血液を採っ て, そこからどんだけ血漿を分離したのかが, ベッドの上からでもはっきりと わかる. でも, ず〜っとそれに見とれていたのではなく, 採血中は本を読んで 過ごしてみた. ここのところ, 間を空けずに同じ献血ルームに通い詰めている ので, 看護婦さんも私の顔を何となく覚えているのだろうか. いつもならリス トを見せながら「記念品は何がいいですか?」と尋ねるのに, 今回はリストも なしで尋ねられてしまった. そして私はいつも通りに, 図書券を希望してしまった.

青いニギニギを渡されたので, これもまたいつも通りに握っていると, CCS の表示を見た別の看護婦さんからは「そんなに頑張んなくていいよぉ」と言わ れる. 少しは調子がいいみたい. でも最後の 3 ターン目ではやっぱり速度が 低下してしまったらしく, 一旦は取り上げられたニギニギを再び渡されたり, 針の角度を少し変えたりして, 流速の確保に努めた.

何気なく横を見ると, 右隣りのおじさんは両腕で献血していた. ここで両 腕献血とは珍しいなぁと思ってよく見ると, 何と Amicus が働いてい る ではないか. いつもは隅に追いやられていた Amicus, 堂々 と前面へ出ているというわけではないけど, 控え目なポジションで健気に働い ていた.

採血は 3 ターンで終わり. 採血室を出て, Qoo のオレンジをいただいて, ソファに腰掛ける. この献血ルームの人は, すぐに手帳や記念品を持って来て くれる. 手帳や図書券, 献血後の注意のチラシなどの他に, 今日は血液センター ニュース「Circular OSAKA」 No.222 をくれた. それによると…

「献血おもしろゼミナー ル」はネットでも紹介されている. 参加条件が 小学生とその保 護者 なので, 私は独りでは行かれない (--;) 上司の子供でも借り てしまおうか :-p. 佐々木投手の写真が使われているキャンペーンポスターは 既に献血ルームに張り出されていましたが, なかなかいい感じです. これに加 えて, 佐々木投手が実際に献血をして PR してくれれば…と思います. 最後の 統計は, 全血の割合がかなり多いんで, 驚いた. 献血ルームで見ている感じで は成分献血者のほうが多いような気がするのですが, 要は献血ルームだけじゃ なくて, 献血バスやオープン方式での献血者が多くて, そういう人は全血を選 択する or 全血しかできない (設備や時間的な理由で) ということなんだと思 う. ってことは, 全血経験者に成分献血を勧めるというのも, 献血者増大策の 方向性としてはアリなのか. 成分献血をしてもらったほうが, のべ人数は増え るかも知れないし. そんなことを考えながら飲む Qoo は, 私には少し甘さが きつかった.

帰る途中, 弁当屋さんで昼食を買っていると, 友人に出くわした. 「これ から出かけるってわけでもなさそう (ただいま弁当購入中) だし…, ひょっと して献血に行って, 帰ってきたところとか?」 お外で私に出逢ったとき, まず 最初に「献血?」と聞くのはやめてくれ :-) いや, 「献血?」と聞かれたとき の正解率が 90% 以上という私の生活スタイルが問題なのか…

2002 年 7 月 27 日 (土) (143 回 @ 京阪枚方市駅献血ルーム)

ナマ中 3 杯 + 日本酒 2 合を飲んで帰ってきた昨夜 23 時, 着替えて, 冷 房を入れて, メールをチェックして, パソコンの電源を切って, あぁ眠い…っ て布団につっぷして, 気付いたら朝の 5 時だった (--;) 冷房はつけっぱなし だったけど, 26 ℃という温度設定のため, 喉が乾燥して痛いとかいうことは なかった. とりあえず風呂に入り, 歯を磨いて, 布団に戻ってきたものの, 気 分が悪い (--;) 私のリミットは日本酒 2 合か. 入社したての頃にも日本酒 2 合を飲んで, 翌日ヤバイことになってたな. そんなことを考えながら 2 度寝してみた.

7 時半, 2 度目の起床. 相変わらず気分がすぐれない. 外に干しておいた, さっき風呂で使ったタオルがもう乾いていたので, 慌てて洗濯開始. 朝御飯の おにぎり 2 個を食べ, 牛乳を飲んで, 身仕度をしてみても調子は 100% には ならない. 明日行こうと思っていた床屋とスケジュールを入れ換えようか, で も昨晩飲んでたときに「明日は献血に行くっす!」と宣言したのに酒くらいで断 念してしまうのもヤだし. そー言えば, 8/9 に会社に献血バスが来るのだが, そこでの献血を断ったときも「明日, 献血に行くんで…」と言ってたなぁとか, 洗濯物を干しながら考えていた. セミがうるさい. でも, なんとなく快復傾向にはあったので, 献血ルームを目指して 見切り発車 (^^; もう 9 時をまわっていて, 朝いちで飛び込むには近所のルー ムしか間に合わなさそうだったので, いつもの京阪枚方市駅献血ルームへ. 途 中, 500ml の缶ジュースを一気飲みして, 自分自身を盛り上げる.

駅に早く着きすぎたんで, ホームの椅子に腰かけて読書. 10 時開店の 10 分前くらいに席から立ち, 改札を抜けて献血ルームへ. シャッターはまだ下り ていた (--;) しばらくその辺を散歩していると, ガラガラガラとシャッター の上がる音. 立て看板, 電光掲示板が外に出て, 泥拭きマットが玄関に敷かれ たのを確認しつつ, 中へ. 今日こそは 1 番乗りだ (^^) 受付には, 白衣を着 ていない女性が 3 人. そのうちの 1 人に献血手帳を渡し, 後のソファーに腰 を下ろす. 飲料メーカの人が無料自販機のメンテを済ませ, 献血ルームを出て 入った.

印字された問診票を手にした受付の人が, 程なく私の名を呼んだ. 献血種 別は成分献血に◯, 検査結果の通知では「はい」に◯, 食事からは 2 時間, 6 時間睡眠と空欄を次々に埋め, そしてソファーへ戻って裏の問診事項に○を付 けていく. 問診票を受付に返したとき, 足もとの蚊取り機 (?) 2 台が視界に 入る. 荷物をロッカーにしまい, ソファーに腰を下ろす. 受付のところにある時計が 10 時を告げたが, 天上から吊されていた 2 台の TV は 9 時 55 分であるこ とを教えてくれた. 採血室では, 看護婦さんたちが朝のミーティングをしてい るのが見えた.

医師に名を呼ばれ, 奥の仕切りの向こう側へ行く. 年を取った男性の医者. 「体調はいいですか?」 はい :-) 血圧は 97/61 と, いつも通りに低め. 医者 に指摘されたので, いつもこんなもんですよと答えておいた. 医者の手元にあ る, 献血ルーム独自の採血記録用紙にも, 私の血圧履歴が記載されている のだろう, 多分. 問題無しとなった.

続いて, 採血検査. いつものように「どちらの腕で献血しますか?」と尋ね られ, いつものようにどっちでもいいですよと答えたら, 「じゃ, 左で検査し ますね」となった. 針が刺さり, 小さい試験管を交換しながら, 検査用の血液 が取られていく. 針を抜いて, バンソーコーを張って, 終了.

名前を呼ばれて案内されたのは, 採血室に入ってすぐ右にある CCS. 「今 日は血小板をいただきますね. 3 サイクルで, 45 分くらいですかね」 やった ね (^^)v 本採血する右腕にカフが巻かれ, そして消毒. アルコール, 沃 素と続き, それが乾いてから針が刺さる. 赤い血液が, 刺さった針の外側を伝っ てうっすらっと流れ出す. ストッパが外され, 赤い血液が透明なチューブの中 へ流れ出し, 採血がスタート. 採血前にもってきてもらっていた, アイスコー ヒー with suger & milk を一口いただく. コーヒー系飲料を紙コップで 売る自販機では, 大抵, 同じ値段だとジュースの量よりもコーヒーの量のほう が少ないことが多い. ここでもそうなのだが, 無料なんだから同じでええや んとか思ったり. 質よりも, 量をとるお年頃 :-)

ここでは片腕で献血する確率が高いので, 最近はいつも本を持ちこんでい る. かといって文庫本の小さな字に血を抜かれながら集中し続けるのは, 少し 辛い. 段々と疲れてきて, 献血に響く可能性もある. なので, 本を読みつつ, TV を見つつ, ぼーっとしつつ時間を過ごした.

「眠くないですかー?」 看護婦さんに話し掛けられる. まぁ, 何とか大丈 夫です (^^; 「今日は仕事は休み?」 はい, そーっす. 「私は朝はむっちゃ眠 くてねぇ. それに明日まで 6 日間連続勤務で, 1 日中立ちっぱなしだからキ ツイわ〜」 それはそれはお疲れ様です (_o_)

採血は順調. 本や TV に気を取られて, あまり気にしていなかったが, 採 血スピードも順調そうだ. なんて気を緩めていたら, 2 サイクル目に CCS が 止まってしまったらしい (^^; 一旦, チューブをストッパで止めて, 看護婦さ ん 2 人でいろいろやっていた. 結局は無事献血再開となったが, 私の血液は赤血球 のサイズや何やらの影響で分離させずらいようで, それで CCS が駄々をこね た様子. でも 3 サイクルで予定の血小板量を確保することができなさそうな ので, 4 サイクルにしたとのこと. 私のほうは全然問題ないっす.

そういえば他の献血者のことを全然気にしてなかったなと思い付き, 採血 室の中を見渡してみると, ほとんどのベッドが埋まっていた. 良いことである. さらに休憩室のほうにも何名か座っている. でも, いつもよりも人数が若干少 ないように感じるのは, 子供の夏休に合わせて出かけているお父さん, お母さ んが多いのでしょうか? なんてことを考えているうちに 4 サイクル目もあっ さりと終わり, 針を抜き, 消毒薬を拭き取って, バンソーコーを張って, 終わ り. ベッドから下り, 靴を履いて, 採血室を後にした.

普通のカルピスをいただき, ソファーに座っている人と人の間に場所を見 つけて腰を下ろすと, 受付の人が献血手帳や図書券を持ってきてくれた. 次回 の献血可能日の口答での説明など, そういった類の会話は一切無かったが, 内 気な私にはそれでも OK :-) カルピスを飲みながら, TV でやってる有名人の 夢判断のコーナーを見終えてから, 献血ルームを後にした.

今日の血小板献血で, 過去 1 年の成分献血回数は血漿献血換算で 24 回と なり, 上限に達している. ちょうど 1 年前くらいの献血履歴を調べてみると, こんな感じだ.

今日の 2 週間後の 8/10 には, 去年 8/5 の履歴がクリアされるので献血 可. そのまた 2 週間後の 8/24 には, 去年 8/19 の履歴がクリアされるので, この日も献血できる. この 2 回の献血が両方とも血小板献血なら, 成分献血 はそこで年間 上限に達してしまうので, その 2 週間後の 9/7 に 400ml をやって遅い夏休 みを向かえることになる. 前回 7/13 の献血では ヘモグロビン量が 12.7g/dl で, 男性献血者の標準値を下回っている. あと 4 週間で, この数値を引き上 げないと, 400ml 献血がキツくなるかもしれない. 会社の食堂ではほうれん草 やひじきを毎日のように食べているが, まだ足りていないのか? それとも, 夏の 暑さが私の血を薄くしているのか? 4 週間で効果の出る, 合法かつ安価な Hb 増強法があったら教えて下さい.

2002 年 8 月 12 日 (月) (144 回 @ 都庁献血ルーム)

献血解禁日の 8/10 は私の夏休み初日で, 実家への帰省日. 電車での移動 は午後と考えていたので, 午後に献血することは不可 (こういうときに, 新幹 線内に採血機があればなぁと思う). 午前中, 部屋を片付けるか, それとも献 血をするかでかなり迷った. しかし, 夏の暑い盛りに洗濯物をそのままにして 1 週間も部屋を空けるのはかなりためらわれたのと, まだ行ったこと のない献血ルームが東京近辺に残っていた ことを思い出したので, 間隔が空いてしまうのがちょっともったいないけど, 8/10 は献血しないこと にした. 帰省先でのスケジュールを見返すと, 8/12 (月) に新宿で学生時代の 友人と食事 with 飲みというのがあった. ならば, 早めに新宿へ行って献血を して, それから食事をしよう (採血直後の飲酒は控えましょう :-). 新宿なら ば, まだ行ったことのない都庁下へ行ってみようということに決めた.

JR 新宿駅西口を出て, 動く歩道上を歩き, 都庁に着いたのは 15 時半. 混 雑している旅券申請窓口を横目に見ながら, 献血ルームへ. 献血を呼びかける 女性スタッフの横を通り, 中へ. 入ってすぐの待合室には, 4, 5 人 の人が腰を下ろしていた. 平日の午後だっていうのに, 待たされるのか? そん なことを考えながら, 受付の男性の長電話 (献血の予約の応対をしていたみた い) が終わるのを待つ. 手帳を渡す. 「本日の献血は…?」 もちろん, 成分で. 打ち出された問診票の, 表面を確認. 大阪と同様に, 睡眠時間と食事に関する 項目がある. 睡眠時間は, 文字通り眠った時間を答えればよい. 一方, 食事 については, 大阪では「食事を何時間前?」という質問だったのに 対し, 東京では「食事を何時頃?」だった. 大阪と同じだろうと思っ て, ろくに文字を読まずに「3 時間前」と答えてしまったが, 慌てて「12 時 頃」と修正した (^^; 「献血のお願いのご連絡は…, 大阪にお住いでは無理で すねぇ」 はぁ, 済みません. そして裏面に○を付け, 受付の人に返す. ここにはセル フサービス的なロッカーはないようだ. 荷物を受 付の人に預け, 代わりに番号が書かれたクリップを渡される. ズボンのポケッ トに挟んでみたが, 忘れてしまいそうだったので, 胸の辺りのボタンのところ に付けといた. こうしておけば, 私が忘れてしまっても, 他の人が気付くだろ う :-)

少しして, 奥にいた医者から名前を呼ばれた. 年を取った, 男性の医者. 「体調は…」とか「薬は…」とか尋ねた後に, 裏面の問診事項をボールペンで 指しながら「このへんは大丈夫ですね…」と一通り確認. 続いて計った血圧は, 101/55. ま, 夏場なら昼間でもこんなもんでしょう. 「それでは血小板献血を お願いします」ということになりました. 血小板は賞味期間が短い. そこで, その日の血小板の予定数量を確保できたら, 無駄な血小板を採らずに, 賞味期 間の長い血漿を採るというパターンが多い. 午後の 15 時半ともなれば, 混雑 している献血ルームではとっくに血小板の必要量を確保できている時間だ. そ れなのに血小板を頼まれたっていうことは, やはり平日は献血者が少ないのか?

少しして, 採血検査. 両腕をチェックし, 右腕で検査をすることに. 久し ぶりに刺さる翼状針. けど, 何の前触れもなく, 心の準備ができていないうち にいきなり刺されてしまったので, 少しびっくり :-p 試験管何本分かの血液 を採り, 針が抜かれる. 2, 3 回折り畳んだガーゼで傷口を押え, その上から テープを貼って止血.

そんなことをしているうちに, 待合室の人はほとんどいなくなってしまっ た. ラッキー :-) 氷無しカルピスを飲み干した頃, 割とすぐに名前が呼ばれ た. 入った正面に 置いてあるベッドに, 靴のまま乗る. 今日は CCS 片腕血小板. ベッドは 5, 6 床あって, どれでも TV が見られるようになっていた. ちなみ に私のベッドには液晶 TV (Sharp), VHS ビデオデッキ (Panasonic), ヘッド ホン (Sony) が備えてあった. でも私の右手に本があるのを見つけた看護婦さ んは, 「TV かビデオをご覧いただけますが…, よろしいですか?」 じゃ, 本 を読みますんで, いいです. でもビデオラックには「ブラックジャック」など のタイトルが見えたので, ビデオでもよかったかも. そして, 針を刺す左腕の 下にちょっとした台を置き, アルコール & 沃素で消毒. しばらく乾燥さ せた後, 針がすっと刺さり, チューブのストッパが外され, 採血スタート.

採血中に活字を追うのは, 実は少ししんどい. なので本を読んだりボーっ としたりしていたら, だんだん眠くなってきた (^^; 採血中に熟睡してしまう のもマズいなぁと思って睡魔と戦うも, 結果として不連続な時間を過ごすとに なり, その結果, 献血日記に書くことがない (^^; 採血自体は極めて順調で, 1 度も手をグーパーしないという, 私に とっては快挙を成し遂げるが, 返血時のクエン酸のダメージが普段以上に大き く, 唇しびれっぱなし (--;) それでも睡魔には勝てませんでした :-p 採血は 5 ターン. やっぱり私の血小板は取れ難いんでしょうか? 針を抜いた後, 肌色 のバンソーコーではなく, ガーゼを 4, 5 回畳んだもの + テープで止血. 粘 着力がそれほど強くなく, お肌が敏感な私 :-) にはいいかもしれないけど, この季節は剥がれやすそう. 献血が終わってベッ ドから下りる頃には, 私以外には女性 2 名が献血してました. 1 人は紅の豚, もう 1 人は見なれない絵柄のアニメを見てたけど, あれは多分ブラックジャッ クかなぁ…

採血室を出て, 今度はカルピスソーダ氷無しをもらって, 腰を下ろす. こ この自販機は, デフォルトで氷無し何だろうか? 自販機には, 「これから献血 する人は, 氷を噛まないように」という張り紙がしてある. テーブルの上のクッ キーを口に入れたとき, 受付の人が来て, 手帳などを渡してくれた. 記念品と してもらったのは, 「都庁献血ルーム」という名入りのキティボールペン. ノッ クする部分にキティが付いている, マニア垂涎の逸品 (ホントか?). 高校野球 を映している TV をボーっと眺めながらクッキーをもう 1 ついただき, 受付 で荷物を受け取って, さようなら〜

今回の献血は, 結果的に 20 代最後の献血となったが, 特に感慨深いイベ ントもなく無事に終了. 30 代最初の献血は, 8/31 (土) の予定. その後, 400ml 献血をして, 8 週間の秋休みに突入します.

2002 年 8 月 31 日 (土) (145 回 @ 京阪枚方市駅献血ルーム)

去る 8 月 22 日に, 会社で健康診断があった. ちょうどキリの良い年齢に なってしまった :-p ので, いつもの項目に加えて心電図と血液検査があった. 血液検査では, スピッツ 2 本分くらいの血液をテルモ製 21G の針で採血. 採 血量も針の太さも, まったくもって物足りないなぁ…

というモヤモヤ感を解消するのが目的だったわけではないのだが, 前 回の平日献血から 2 週間を経過した後の最初の土曜日だった本日, いつもの ように近場の献血ルームへ. 9 時 45 分頃に献血ルームの前に到着したのだ が, 案の定, ルームのシャッタはまだ下りていた. 近所の, 雑誌コーナーにだ け人が群がっていたコンビニの中をフラフラしたり, バス乗り場の近くに貼っ てある旅行の宣伝ポスターを見たりして戻ってみると, 献血ルームの職員が立 て看板などを外に出している様子が見えた. さて, そろそろ中へ…

入ってみたら, 驚いた. 既に先客がいる. しかも 3 人. 最初の親子連れ (父 + 息子) は, そういえばシャッタが開く前から献血ルームの傍に立ってい たような. さらに, 私が受付 に手帳を渡してソファーに座っているうちに続々と献血者がやってきた. 開始 の 10 時までには, すでに待合室は献血者でごったがえしていて, 受付のお姉 さんはもう「1 時間くらいお待ちいただくことになりますが…」などと言いだ した. こんなに繁盛するのは, この辺では G25 くらいだと思っていたのだが, 枚方も侮れない. ちょっと気を抜くと, 朝いちで献血できなくなってしまうの か…

などと思いを巡らしているうちに, 名前を呼ばれ, 問診票にいろいろと記 入. そして, 荷物をロッカーに片付ける. 入り口付近に置いてある「ご自由にお取り下 さい」と書かれた段ボール箱には, ポスターが何枚か丸まって入っていた. その 中に, 今使われている佐々木投手のポスターがあり, 少し欲しいかなぁと思っ たのだが, 献血後に直で出かけることを思い出し, 踏みとどまる. 待合室は人 が多く, 少しザワザワしている. そんな中で耳を澄ましていると…

医師に名前を呼ばれた. 問診. 余計なことを喋らないという, 大阪人らし からぬ男性の老医師は, 「そこに腰掛けて, 右手を出して」とだけ言う. 右腕 にカフを巻き, 血圧計測. 93 / 53. 「心電とか尿で異常出たことないですね」 はい, ないです. これで問診終了. 狭い問診部屋を後にし, ソファーに座って しばらく TV を見ていると…

目の前の看護婦さんに名前を呼ばれ, 採血検査. ここのルームではよく見 る看護婦さんだが, 採血検査を担当していただくのは初めてかも. 「両腕の献 血をお願いしてもいい? 両腕でやったことある?」 全然 OK っす (^^)v 「こ このルーム, ずっと片腕ばっかりやってて, 最近両腕の献血も再開したんだけ ど, 献血しに来る人が片腕に慣れちゃって, 両腕でやってくれる人が少なくなっ ちゃってねぇ…」などと言いながら, 左腕からスピッツ数本分の血液を抜く. やっぱ, 少なくてもこれくらい抜かないと :-) ふと左に目をやると, 1 組の ピアスが採血検査のテーブルの上に置いてある. あれは何だ? ちっちゃいバン ソーコーで止血して, ソファーへ戻って腰掛ける. アミカスかなぁと期待して 待っていると…

名前を呼ばれて案内されたのは, アミカスじゃなくてテルシスだった. 血 小板献血ということで, よしとするか. 靴を脱いでベッドに上がり, 横になる. バスタオルが足に掛けられ, 右腕ではアルコール消毒が始まる. 「お飲み物は?」 実は駅に向かう前にコンビニに寄って 500ml の紙パックの紅茶を買い, ほ ぼ一気に飲み干していたのだが, 気にせずアイスコーヒーをミルクと砂糖入り でお願いする. 右腕の消毒は, 2nd フェーズの沃素消毒が始まった. 沃素液の 乾燥. 看護婦さんがコーヒーの入った紙コップを目の前の小さなテーブルに置 く. 採血針の準備. そして針が刺さる. 採血スタート. コーヒーを一口. そし て…

採血中はほとんどずっと, 昨日届いた 日経メカニカル 9 月号を読んで いた. なので, 献血中に印象に残った出来事はほとんどない :-) そうそう, いつも 記念品は図書券, レインボーカード, テレホンカードの 3 種類の中から選べ ていたのだが, 今日は図書券という選択肢が無かった. テレホンカードは, 3 年前にディスカウントショップで買った 50 度数のカードを未だに使い切って いないというくらい使わないので, レインボーカードをもらった. 500 円分. 一方, 献血で覚えていることと言えば…

遠くからア ミカスのアラーム音が聞こえてきたり, 聞き慣れないアラーム音が聞こえるなぁ と思ったらテルシスのアラームで, 私の採血スピードが遅くなっていたのでニ ギニギを渡されたり, そんなことしか覚えていない (^^; ちなみに採血スピー ドが遅くなったのは, 2 ターン目の採血中. それ以降, 3 ターン目のと 4 ター ン目の開始時にも採血スピードが一時的に落ちたのだが, それは看護婦さんに 気付かれる前に自主的にグーパーをすることでクリア. あっ, さっき待合室で問診を待っていたときに, 受付で待ち時間が 1 時間と言われ, また来ますと言って去ってった 人が, 私のベッドの前を通過した. えっ, もう 11 時 15 分なのかぁ…

というところで, 私の採血が無事終了. 針を抜いてバンソーコーを貼り, 止血のためのバンドを巻いてもらってから, 私はベッドから下り, 靴を履き, 採血室を出て, 自販機で今度はアクエリアスレモンをもらって, ソファーに腰 を下ろすと…

すかさず受付のお姉さんがやってきて, 手帳やレインボーカードをくれた. 12 時に京橋に用事があったので, 氷が邪魔で一気に飲み干しにくいアクエリ アスレモンを慌てて飲み, トイレで用を足し, 荷物をまとめ, 止血バンドを外 し, 「ありがとーございました」という声を背中で聞きつつ…

献血ルームを後にした. 献血ルームの人からも言われたけど, これで献血 回数が血漿献血換算で 24 回になった. 2 週間後には久しぶりの 400ml 献血 をして, 少し秋休みを頂こうかと思ってます.

2002 年 9 月 14 日 (土) (146 回 @ 心斎橋小 大丸献血ルーム)

前回の献血で, 久しぶりに成分献血の上限に達した. なので今日は全血 400ml. 全血ならどこでも待たずにできるから, 今日は早起きして朝いちに献 血ルームに駆け込む必要もない. 午前中に用事をひとつ済ませてから, 出発し た. 今日は 東 急ハンズ心斎橋店 で買い物をしたかったので, そのついでに, ほぼ全血 専門店の 心斎橋小大丸献血ルーム で献血することにした.

建物の入り口に立ち, 呼び込みをしている人の脇をすり抜ける. 「特に不 足している血液型」の看板に, A 型と書いてあり, やる気がふつふつと湧き上 がってくる. 献血ルームに入り, 受付の人に献血手帳を渡す. 「お荷物はあち らのロッカーになおしてください」. 「なおす」, 非関西人が最も理解できな い関西弁のひとつだ. 大阪に暮らすようになって 2 年半が経ち, ようやく 「なおす」を理解できるようになったが, 自ら「なおす」を使うレベルには達 していない.

荷物をなおして :-) 受付に戻る. 「今日は 400ml でよろしかったですか?」 ここで過去形にしてしまうのも, どっちかと言うと関西人特有の喋り方だと思 う. 「お昼はお済みでしたか?」 はい. 「いつ頃でしたか?」 ついさっき, そ の辺のラーメン屋で, と詳しくは答えなかったが, 食べたばっかりと答えた. 「じゃ, 30 分前くら いでいいですね. 睡眠は何時間くらい?」 6 時間と答えておいた. この受付の 人, 問診票を私に見える方向で置きつつも, 食事は 0.5 時間前とか, 睡眠 時間は 6 時間とか, 私に相対する受付の人から見れば逆さまの問診票に, き れいに逆さまの数字を書き込んでいく. 技能だね, これは.

裏面の問診事項に○を付け終えると, 「では, 血圧を計って下さい」と言っ て, 受付の人は私を医師のところへ連れていってくれた. 医師は, それまで見 ていた旅行のパンフレットを傍に置き, 問診開始. 「この食事は, 今日の 2 食目?」 いえ, 1 食目です. 朝, 遅くまで寝ていたもので… 「で, 睡眠時間 が 6 時間ということは, 昨晩は遅かったんだね」するどいぞ, この医者. 血 圧は 107/62 で, 私としてはいつもと同じくらいなんだが, 医師は「生活のリ ズムが崩れたからか?」なんて言っていた.

次は血液検査. 簡易血液型検査用のプレート (使用済) が机の上にいくつ か置いてあり, 生々しい. 「両手を見せて下さい. いつもは右手ですか?」 い え, どっちでもやってます. 「じゃ, 右手は下ろして下さい. 検査は左でやり ます」腕に針を刺し, スピッツ 1 本分の血液を採取. 針を腕から抜き, バ ンソーコーで止血. そして針から血液を 1 滴, 一番比重の高い (1.053?) 硫 酸銅水溶液の中に滴らす. 沈むでもなく, かといって浮くでもなく, ふわふわ と中間を漂っている. 念のため, もう 1 滴. それも, ふわふわと漂う. 「大 丈夫ですけど, 採血の前にジュースか何かを飲んで下さい」 そう言われた ので私は待合室へ戻り, カルピスをほぼ一気に飲み干す.

採血室へ戻ってきて, さてどーすればいいのだろうという雰囲気でつっ立っ ていると, 「飲んできました? じゃあ, 奥のベッドへ」 心斎橋小大丸献血ルー ム には, ベッドが 4 床. その中で, 入り口から一番遠いベッドのほうへ行く. 「靴のまま, 横になって下さい」 左側の肘掛けの上に乗っている TV のリモ コンを落さないように気をつけつつ, ベッドに上がる. 右腕を出すと, 早速ア ルコール & 沃素で消毒. それが乾くまで待ち, 看護婦さんが針先を私の 右腕に近づける. あっ, 全血用の針って太かったんだーと気付いて, 心の準備 をしようとしたけど, 十分に準備できないうちに針が刺さってしまった (^^; 「痛いところとかないですか?」 まっ, 大丈夫です.

ベッドにちっちゃな TV がついている. サッカーの試合の中継が映ってい たが, 建物の中で電波状況が悪いのか, 2 重に映っている. ただでさえ小さい のに, そのうえ 2 重だったので, 相当見づらい.

今日の採血機は, ヘモクイック. 前面には, 採血終了まであとどれだけ採 るかが示されているはずだが, 私の寝ている位置からはまるで見えなかった. 私の正面の人は, うつらうつらしながら献血していた. にぎにぎしていないせ いか, 採血スピードが遅いようだ. 現在, 残り 200ml を切ったあたり. あの 人が終わるまでに私の採血を終わらせようと, 一所懸命にぎにぎしていたら, すぐ終わってしまった. 当然, 勝負は私の勝ち (よい子は全血の採血スピード で競争してはいけません :-) 針を抜き, 止血のバンソーコーを貼り, その上 から普通に包帯を巻いた. その包帯, 手で簡単にちぎれるし, 裏に糊でも付い ているのか簡単に固定できてしまった. 中学の保健体育の授業で包帯の巻き方 とか習ったけど, その当時に習った技 (ふくらはぎなど, 太さが変わる場所で の巻き方など) は, 現在の医療現場では最早不要なのか? さらにその上に, マ ジックテープで止めるバンドを巻いた. 「そのままベッドの上で 1, 2 分, 横 になってて下さい」 言われるままに横になっていると, 数分後, 「体調とか は大丈夫ですか?」 えぇ, 変化なし. ということで, ベッドから下りる.

待合室へ戻ってから, 今度はアイスココアを頂いた. 壁には, 大阪赤十字 血液センター の機関紙「Circular OSAKA」の 7, 8 月号が張ってあった. 7, 8 月号の特集 は, 8 月に森の宮で行われた「献血面白ゼミナール」だ. 小学生が血液センター の中や, 採血室の中を見学している様子が, 写真入りで紹介されていた. 1 部 もらっていこうと思ったけど, 7, 8 月号のストックは既になく, 柵には 9, 10 月号が置いてあった. 残念.

受付の人が, 手帳などを持ってきた. 次回の献血可能日を印したメモをも らったが, 全血は 12/7 から, 成分献血は 11/9 からときちんと書かれていた. 比重を気にしたのか, 看護婦さんからは「3 か月は休みなさい」と言われたけ ど, 当然 8 週間後の 11/9 に成分献血を再開するでしょう :-)

荷物をロッカーから取り出す. そのとき気付いたこと, ロッカー本体に は「9」と番号が書いてあったのだが, 鍵に付いているタグには「九」と書か れていた. と思ったら, タグの裏面には「9」となっていたりする.

献血ルームを出る. さっき受付にいた人が, 呼び込みをしている. その脇をすり抜け, 混雑した心斎橋筋に出る. 「ありがとうございまし た」という声が, 後から聞こえてきた.

先日, 京都府赤十字血液センターから「成分献血のお願い」の葉書が届い た. そこには, 「年間献血量を越える場合はご遠慮いただく場合がありますの でご了承下さい」と書いてある. ってことは, ご遠慮いただかない場合もあるっ てことか, 京都府では?

2002 年 11 月 30 日 (土) (147 回 @ 京阪枚方市駅献血ルーム)

多分, 1 週間前くらいに休血期を終えていたはずだったが, いろいろと忙 しくて時間を確保できず, 今日になってしまった. 仕事 etc も昨日まででひ と区切りつき, 今日は久しぶりに心底からお休みの日. というわけで, 昨晩飲 んで帰ってきたにもかかわらず, 目覚しでしっかり 7 時に起きて, いざ, 献血ルー ムへ.

コンビニで時間を潰し, 9 時 50 分過ぎくらいに献血ルームに入った. 既 に先客が 2 人, 男性 & 女性. 見覚えのある受付のお姉さんに献血手帳 を渡し, ソファに腰掛けて上着を脱ぐ. 名前を呼ばれて受付に行き, 献血種別, 睡眠時間, 朝食後の経過時間などを答え, さらにソファへ戻って裏面の問診に 答える. 受付に問診票を返し, ロッカーに荷物をしまい, またまたソファに腰 掛ける.

しばらくして, 小さな声で医師に呼ばれ, 問診室へ. 血液型を確認した後, 血圧計測. 103/56. 問題無し (^^)

続いて採血検査. 「今日, 血小板をヤると, 次は 2 月までサヨナラ〜 なんだけど, いい?」 いいですよ. 「どちらの腕で採血することが多いですか?」 どっちでもヤりますが… 「じゃ, 採血は右からにしましょう」 というわけで, 検査は左腕で. スピッツをとっかえひっかえしながら, 検査用の血液を採取. 血の出は良好.

TV を見ながらボーっとしていると, 名前が呼ばれ, 採血室に案内された. お馴染の CCS. 靴を脱いでベッドに横になる. 看護婦さんはテキパキと私の右 腕をアルコールで消毒し, 沃素で消毒し, 私が心の準備を忘れているうちに針 を刺した. ストッパを外す. 久しぶりに見た, 管内に飛び出す私の血. 採血ス タート.

アルコール消毒中に持ってきてもらったホットコーヒーをひと口. リラッ クスするときのコーヒーは, 砂糖 & ミルク入り. 採血速度は Normal で, 極めて順調. 遠くから聞こえるアミカスのアラーム音も, 全くの他人事だ (^^) でも 1 ターン, 2 ターンと進み, 3 ターン目に入ると, 速度が落ちたの か, ニギニギを渡された. 握ったり開いたり, 単調な握力トレーニング.

今朝は 6 時間寝たはずなのに, それまでの 5 日間の疲労が溜っていたの か, ベッドの上の私は非常に眠い. ときどき時間をワープしながら睡魔と戦っ ていると, 辛そうに見えたのか, 看護婦さんから「ベッドを倒したほうがいい ですか?」と何度も尋ねられた. 実際, 体勢 etc は辛くないし, ベッドを倒し てもらうとかえって寝てしまいそうなので, 丁重に断り続けた. それにしても, 眠い. コーヒーを飲んだけど, 眠い.

4 ターン目, 看護婦さんは私に再びニギニギを渡し, 「これで最後になり ますので」 とのこと. 「反対側の絆創膏を取っときましょう」と言い, 絆創 膏をペリっと剥し, まくられていた袖を下ろす. 血が付かないかな? と不安が 少し. 睡魔と戦いつつニギニギを繰り返し, やっと採血終了. 遠心分離された 赤血球などの成分が体内に戻され, 終了を告げる音が聞こえた. 今日も無事終 了. 針を抜き, 沃素消毒の跡を拭き取り, 絆創膏を張り, バンドを巻く.

「お忙しいとは思いますが, 是非またお越し下さい」という丁寧な挨拶を 受けて, 待合室に戻り, ソファに腰掛ける. 何か忘れてるなぁと思ったら, 採血後 に飲み物を飲むことを忘れていた :-) ホットカフェオレを貰って, 冷ましな がら飲む. 受付のお姉さんが, 手帳などをもってきてくれた. 粗品として金券 類が廃止されたが, 小さな包みを頂いた. これは何だろう? 熱いカフェオレを 必死に飲み, トイレに行ってから, 献血ルームを後にした. 入り口付近に置い てあったポスターは, 内山理奈のが品切れだった.

家に帰って献血スケジュールをチェックしたら, 来年 2 月まで待たなくて も献血できることが判明した (^^)v そういえば, 献血ルームで渡された小さ な紙には, 次回の献血日の欄に 2 週間後の日付が書かれていた. しかし, 実 は 2 週間後に外国へ行く予定なので, 年内はもう献血できない. 期せずして, 今日が今年の献血納めとなってしまった. そうそう, 貰った包みを開けてみる と, 中から防犯ブザーが出てきた. 最近は帰りが遅いので, 携帯してみましょ うか :-)



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